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超B級グルメ紀行(日本編)コミュの奄美大島 黒糖焼酎「れんと」

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日本のゴーギャンと言われた画家、田中一村の生涯を描いた劇場用映画「アダン」(主演、榎木孝明、古手川祐子)の撮影で奄美大島に2週間滞在した。
映画の撮影の場合、長期に渡るので予算の関係上、食費も昼700円、夜1500円までと言うのが相場である。私とアシスタントはそんな事はお構い無しで、自分の金で毎日酒盛りを繰り返していた。
大体、食事に行く場所は居酒屋である。そこで決まって地の酒を片っ端から試飲(2合ぐらいなので試飲ではないね)するが何処に行っても置いてある酒が「れんと」であった。
その飲みやすさは、他の黒糖焼酎と一線を越えて上品である。
祇園の舞妓さん(自分の紹介写真の舞妓さんは小百合ちゃんである)と場末のスナックの「私、昔は銀座でブリブリ言わせていたのょぉ〜ん」なんて言っているおばちゃんの違いである。
ラベルを見よ!音響熟成と書いてある。
この文字が気になっていたが、運良く台風が直撃してロケ中止になったその日に、最大瞬間風速45Mの中、酒蔵見学の予約が取れ、嫌がるアシスタントを励まし(ほとんど強制)酒蔵まで倒れた信号機を除け、飛んできた看板を避け、がけ崩れで道路半分閉鎖を乗越えて酒蔵に向かった。(だいぶ強引だった)
「台風直撃の中に見学する人は初めてです」と快く工場長に言われ、通された酒蔵に入ってビックリ!
ヴィヴァルディ「四季」が大音響でJBLのスピーカーから流れていた!過去に色々な酒蔵を見学に行ったが、この空気感はどの酒蔵とも違った。それは居心地がいいのである。
工場長に「何かお勧めのCDは無いでしょうか」と言われたので東京に帰ってから送る約束をして、「れんと」をタラフク飲んでアシスタントに運転させてホテルに帰った。

こんな話がある。
2つのビーカーを用意して、1つの方に「バカやろう」と書いた紙の上に水滴を1滴たらしたビーカーを置く。
もう一つは「ありがとう」と書いた紙の上に水滴を1滴たらしたビーカーを置く。それを瞬間冷凍して水滴の結晶を顕微鏡で確認すると言う話だ。「ありがとう」の結晶はとても綺麗な結晶(雪の結晶のようだ)だったが、「バカやろう」と書いた方は結晶にもなっていない悲惨な状況であった。これを思い出して工場長に話をした。
工場長も納得してたようで、彼曰く「世の中のどんな分質でも波動があるんです。私はこの酒は波動で生きていると信じてます」と言っておりました。私もこれ以上の黒糖焼酎は無いと信じている。
沖縄の泡盛はタイ米で出来ている。日本米でできている酒の最南端は奄美大島のお酒であり、泡盛は日本の酒では無いのだ!(旨いけどね!)

私は東京に帰って「フィリッパ・ジョルダーノ」と「サラ・ブライトマン」のCDを感謝の気持ちで酒蔵に送ったのは言うまでも無い。きっと今でも、あの酒蔵で大音響で彼女らのすばらしい美声が流れている事だろう、、「れんと」飲むたびに感謝、感動、美味しい酒をありがとう!と心の中で叫んでしまう、、、


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