We ｌｏｖｅ　ミゾゼミ♡コミュの2011年３月１５日。卒業おめでとう。

３月１５日、大学・短大の卒業式だった。
改名した「芸術文化の館＝ニトリ文化ホール？」
で開催されました。

時おり小雪の降る、寒い一日でした。

２００９年４月入学のこの学年は、９６名の入学者でスタートした。
この年は、私の学科長任期の最後の年でした。

本日、卒業できたのは、８８名。
この２年間で、８名が退学・休学・卒業延期（留年）
等で、ドロップアウトした。

これは、私が知る限り、過去最大の数字である。

8名のうち6名は、退学である。経済的理由や不登校、
進路ミスマッチなど。
のこり2名は、2年生なってからの単位不足で、「卒業できなかった」
学生である。いわゆる「落第」である。この２名は、結果的に「休学届」
を出すことなった。

通例であれば、1学年100名前後で、卒業までの2年間で休退学は
１〜２名程度しかいない。これが、短大生活創造学科の｢自慢」でもあった。
0名の年も珍しくはなかったほどである。

それが、今年の卒業生は一挙に８名にもなった。
これは「異変」である。これが続くのかどうか・・・。

ちなみに今の1年生（４月からの新2年生）は、１００名入学して、9月に
1名退学したのみである。このままで卒業まで行って欲しいと願うばかりである。


さて、2011年3月卒のミゾゼミは、
経済経営・・・・14人+研究生1人
暮らしと経済・・8人

23人でスタートしたが、以前に書いたように、家庭の事情で1名が退学し、
単位不足で1名が留年＝休学となり、
あわせて、20人+研究生1人＝21人が、卒業できた。
まずは、おめでとう。

卒業後の進路は、
四大編入・・・・・4人
就職内定済み・・・7人
未内定・就活中・・6人
アルバイト継続・・2人
就職せず･･・・・・2人

ゼミ担任として、気持ちは複雑である。
確かに求人状況は厳しい年であったが、就職支援課や私のアドバイス
をよく聞いて、しっかり活動した学生は、きちんと進路を決めている
のだが。。。。。。

未内定・就活中の6人は卒業式と祝賀会には元気な顔を見せていた。
「3月末まで、あるいは４月末まで、引き続きがんばろう」と励ました。

祝賀会では、学生たちの近況や勤務先店舗、研修などの話を聞いた。

こんな話もあった。
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ゼミ生で、昨年4月早々に内定第一号となった卒業生が不安そうな
顔で話し掛けてきた。Ｆ通北海道エンジニアリングに就職する学生だ。

「4月１日に東京で入社式をしたあと、北海道・東北地区の新入社員を
仙台のトレーニングセンターに集めて、４月２日から研修が始まる予
定だったのですが、震災で中止になり、自宅待機することになりそうです」と。

東北地区から入社する人たち全員の安否確認が、まだ取れてないので、
「研修中断/自宅待機」となっているとのことだ。

こんなところにも、震災の影響が出ていることに、改めて驚く。
「採用取消になることは無いから、だいじょうぶだ。自宅で、しっかり研修
テキストを読んで勉強しておきなさい」とアドバイスしておいた。
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既に引越しを終えた者、研修の始まっている者、配属先の店舗が決まった者。
もう学生の顔つきから社会人の顔つきに変貌しはじめていた。

ゼミの学生たちからステキなプレゼントをもらった。
花束と色紙。

花束。写真を載せた。真紅のバラや黄色のカワイイ花をメインに、
春らしい彩りでまとまっていた。

色紙。2枚の色紙に20人が、いろんな色のペンや飾り文字、プリクラシール
で、スキマ無く、びっしりと書いてくれた。

帰宅後、居間で広げて読んだら、一人ひとりのことが思い出されて、
「ウルッ」ときそうになったが、みんな、けっこう辛らつな感想も
書いてあった。宝物にします。
私にとって、なによりの贈り物である。ありがとう。

22人でスタートして、卒業したのは20人だった。一人ひとり個別の悩みと
進路を抱える難しいメンバー構成であった。

まとまりがよいとは言えなかったが、最後のゼミ合宿で、ようやく
連帯感みたいなものが芽生えたような気がする。

経済経営のゼミ長ＨＹさん、苦労をかけました。
くらしと経済ゼミ長 ＫＳさん、あなたの「空回り」をコントロール
するのに、苦労させられました。二人のゼミ長には、感謝してます。
｢花束」「色紙」は二人のゼミ長の働きがあったからこその実現したのだと
思います。

私から皆さんに｢贈る言葉」は、ゼミ論集の表紙に書いたものと、
皆を苦しめた「アセンブリノート」の「小論」ページに、一言ずつ、書いてある。
読んでおいてください。

卒業おめでとう、そして、ありがとう。

いつでも短大に寄って下さい。｢辞表」出す前に、相談に来て下さい。

ミゾ