Easy to Loveは、コール・ポーターがMGM映画「踊るアメリカ艦隊(Born to Dance)」(1936年)の挿入歌として初めて作詞、作曲した作品。同映画には、先に取り上げたI've Got You Under My Skinも使われている。主演はジェームス・スチュアート、エレノア・パウエル。映画ではジェームス・スチュアートが吹き替え無しでこの「イージー・ツー・ラブ」を歌っている。
2002年6月録音、フィル・ウッズのウィズ・ストリングス。Easy to Loveはボサ・ノバのリズムに乗ってウッズの軽快なアルトが冴えまくる。もちろんチャーリー・パーカーが録音した当時にはボサ・ノバなんてなかったワケで… ピアノやストリングスのアレンジもとても洒落てますね。それと、ホギー・カーマイケル作の
I GET ALONG WITHOUT YOU VERY WELLの歌う様なアルトもたまりません。