ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

魚、さばきます。コミュのマグロが食卓から消える!?

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ご自分で魚をさばくほど魚好きなコミュメンバーの方でしたら関心を持って頂けると信じてトピ立ていたします。長文となりますがご容赦下さい。

ワシントン条約をご存知でしょうか? 希少動物の国際貿易を規制することで野生動物を保護する国際条約です。2010年3月にカタール王国で第15回ワシントン条約会議が開催される予定です。この会議の中心議題は、日本でも高級マグロとして珍重されてきた大西洋クロマグロなのです。しかも「漁獲制限」程度の話ではなく、「貿易禁止」になるかもしれない大問題なのです。

地中海では、子供マグロを穫って生け簀で大きく育てる畜養が盛んです。イタリア、マルタ、スペイン、クロアチアなどで畜養された全身トロのクロマグロは、日本へ輸出されています。しかし産卵前に出荷されるし、畜養中に結構死ぬので資源に影響が出ています。また、大量に出荷されるので、沖で漁師さんが命がけで釣った天然マグロまで値崩れして、日本マグロ船は商売が成り立たないほどだそうです。

確かに資源量は減っていますが、いきなり国際貿易禁止措置をするほど激減してはいないようです(海産魚は50%くらいの資源変動なんてよくあります)。国連食料農業機関(FAO)の科学諮問委員会も、まだ禁止する段階ではない旨を発表しています。大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)も、自ら大幅な漁獲制限を決めるなど資源回復に動き出しています。

しかし、環境派の影響力が大きい国(米、英、独など)は、モナコが提案した大西洋クロマグロのワシントン条約の付属書登録を強く支持しています。一度付属書に載せられたら二度とクロマグロは貿易出来なくなるので、スペイン、イタリア、マルタ、日本、韓国などの漁業国や水産業での国作りを計画している途上国は登録反対です。また、大西洋クロマグロが貿易禁止となれば、次にミナミマグロ、メバチマグロが狙われるでしょう。そうなれば200海里内で穫れたマグロしか口に出来なくなり、途上国は産業振興の機会を失います。

来年3月のドーハ会議が正念場です。 ドーハは、日本サッカーがワールドカップ出場を逃した「ドーハの悲劇」で有名ですが、こんどは「マグロが食卓から消える悲劇」が起きるかもしれません。最大の消費者である我々日本人にも責任があることは確かですし、魚食を見直すことも必要でしょう。あまりにも安いマグロを求めていました。しかし、反省すべきは反省し、その上で主張すべきは主張して、付属書登録されないように努力することを政府にお願いしたいです。 長文失礼しました。

コメント(2)

色々大変です。 鮪は好きですが、環境が変わったり、生存数が変わってきているのは人間のせいです。
鮪は今、水銀問題でも取り上げられています。 それに、時代の流れで漁師さんが他の仕事を捜さないといけなくなったとしても私は仕方が無いと思っています。 こういう仕事は何でも、将来の事をよく考えて続
けないといけない時代になっていると思います。冷たいかもしれないけれど、それが世の流れ。
フィッシュネットに、亀なども引き上げられ殺されているのは知ってますか?? そういう話を聞くと、いつか鮪が私達のテーブルから少しの間消えても仕方が無いと思っています。
ま、私は海外生活ですので日本のように、簡単に、赤いみの鮪は手に入りません。 食べれてもとてつもなく高いので。 テーブルからなくなってもあまり違和感は無いです。 日本の方にとっては大変でしょうが。ようは、何も考えづにとり続けたのが悪いというだけで。 また、生存量が増えれば話は変わると思います。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

魚、さばきます。 更新情報

魚、さばきます。のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。