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蛍の唄が響き渡る三次元コミュの『電流8ビート感電死状態、第2幕』

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 体全体が錯覚に溺れていくインド洋。羽根の生えた魚たちに、負けず劣らず色とりどりの鱗を五体に絡ませて、トップスピードはマッハ5800。信号を伝っていく伝達神経の節々に打ち突けられた、鋼鉄の符号の上を、渓流の荒さで電流が走っていく。

 錯覚する。奪われた視覚を絶望的に意識することなく、超自然を肌への触覚や、摩擦し合い加熱し合う大気の塵を聴覚。
 その非現実的に広がっている銀河で、その瞬間に呼吸をし、心臓のビートでダンス・ホールへ連れていこう。さぁ、目を覚まそうか。



 そこに存在するのは、どうしても抜け出せなくなる銀色の網に囲まれて、顔を覆っている綿のようなあれが、僕らの呼吸を妨げようと頑張っていて、不純物だらけのアルコールと、血液の廻りを加速させる興奮剤の霧が、舞い続けて、そこでまだ舞い続けて、あの人々は皆一様に、轟々と燃え盛る炎の神様におねだりするように、あーうー、叫び声がこだましていく。

 あぁぁ、あれは人の皮膚を移植しただけの、狼男。改造人間。吸血鬼。動く屍。少しの間だけでもお話してみないか。少しの間だけでも。



 お腹減った。なにか食べよう。



                        
              2006.10.28 『電流8ビート感電死状態、第2幕』

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