ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

どろ亀さんと二コルさんコミュの「ナラ枯れ」原因害虫一掃作戦…山形で来月実験

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
全国の森林で被害が拡大しているミズナラなどの集団枯死
「ナラ枯れ」の原因害虫を、人工フェロモンで大量におびき寄せる
防除方法を山形県などの研究チームが開発し、
6月から実験をスタートさせる。

ナラ種は国内広葉樹林の主要な樹種だが、
1997年に12府県で確認された被害は、2007年には
22府県に拡散。

環境や生態系への影響が懸念されており、実験の成果が期待される。 

ナラ枯れは、カシノナガキクイムシが、成虫や幼虫の餌の酵母を作る
カビの一種を樹木の中に持ちこむため、水分供給機能が阻害されて起きる。

今のところ、被害に遭った樹木の幹に殺菌剤を注入する方法が主流だが、
効果的な防除策はなく、被害が拡大する要因になっていた。

05年に発足した山形県の森林研究研修センターなどの研究チームが
注目したのは、雄が雌を引き寄せるために分泌するフェロモン。

これを人工的に作り出し、「おとり木」に付けたところ、
最大で半径300メートルの害虫をおびき寄せる効果を発揮し、
おとり木1本に2000匹程度が集まった。

殺菌剤を併用して、餌になる酵母をなくすことで、
枯死の拡大を防ぐという方法だ。

林野庁のデータによると、ナラ枯れの被害の総面積はここ数年、
800〜1800ヘクタールで推移している。

樹齢40〜50年以上の大木が目立つといい、
京都では景観悪化を招き、鹿児島県の屋久島の一部でも被害が起きている。

森林の保水力低下や地球温暖化、ドングリなどを餌にしている動物など
生態系への影響も懸念される。

「今被害を食い止めなければどんな二次、三次被害が出るか予想がつかない」
と同センターの斉藤正一森林環境部長。
実験は、虫の繁殖期の6〜8月、山形県内の被害地27か所で行う。


読売新聞

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

どろ亀さんと二コルさん 更新情報

どろ亀さんと二コルさんのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング