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ボーイング [Boeing]コミュの燃料電池搭載航空機の有人飛行に成功

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燃料電池搭載航空機の有人飛行に成功

2008年4月3日 スペイン、マドリッド発 ボーイングは、航空機史上初となる、水素燃料電池を搭載した航空機の有人飛行に成功したと発表しました。

この飛行実験は、オーストリア、フランス、ドイツ、スペイン、イギリス、アメリカの産業パートナーのサポートを得て、スペインのマドリッドにあるボーイング・リサーチ&テクノロジー・ヨーロッパ(BR&TE)のエンジニア・チームが実施しました。

BR&TEのマネージング・ディレクターであるフランシスコ・エスカルティは、「ボーイングは、環境に配慮した先進的な航空宇宙製品を実現する新たなテクノロジー開発に積極的に取り組んでいます。我々は、燃料電池飛行試験航空機プロジェクトにおいて、これまでの5年間、リードし続けてきたことを誇りに思います。これは、弊社が、これまで環境性能の将来的な発展に向けていかに研究に取り組んできたかを証明するものであり、開発チームの才能と革新的な精神によって成し遂げることができたことの証でもあります。」と語りました。

燃料電池は、二酸化炭素等の燃焼生成物を発生することなく水素を電気と熱に直接転換し、熱と水のみが排出されます。

ベースとなる機体には、翼幅が16.3メートルあるオーストリアのDiamond Aircraft Industries社製2人乗りモーターグライダー「Dimona」を使用し、BR&TE製のプロトン交換膜(PEM:Proton Exchange Membrane)燃料電池とリチウムイオン電池のハイブリッド電池を搭載、従来のプロペラに接続して電気モーターを駆動させます。

飛行試験は、マドリードの南に位置するオカーナの飛行場で、スペインの企業SENASA社によって2月と3月に3回実施されました。

試験用航空機のパイロットは、バッテリー電源と水素電池による動力の組み合わせで、海抜1,000メートルの高度まで上昇、巡航高度に到達後は、バッテリーを切り燃料電池のみの状態で、巡航速度時速100キロで約20分間、直線飛行に成功しました。

ボーイングの研究者は、PEM燃料電池テクノロジーは、小型の有人、無人航空機にも採用することができるという可能性を示しています。長期的に見れば、固体電解質型燃料電池は、大型旅客機の補助電源装置等の2次発電システムに適用できます。ボーイングは、燃料電池を大型旅客機の主要動力として使用することを想定していませんが、環境性能を向上させる、持続可能な代替燃料や代替エネルギー源などの可能性を追求し続けていきます。

ボーイングのR&D部門であるボーイング・ファントム・ワークス傘下のBR&TEは、2003年以来、ボーイング民間航空機部門やパートナーと密接に連携して設計や組立て、飛行試験に取り組んでいます。

このプロジェクトに参加している企業、大学、機関は下記の通りです。

オーストリア :Diamond Aircraft Industries

フランス :SAFTフランス

ドイツ :Gore and MT Propeller

スペイン :Adventia、Aerlyper、Air Liquide Spain、Indra、Ingeniería de Instrumentación y Control (IIC)、Inventia、SENASA、Swagelok、

Técnicas Aeronauticas de Madrid (TAM)、Tecnobit、Universidad Politécnica de Madrid、The Regional Government of Madrid

イギリス :Intelligent Energy

アメリカ :UQM Technologies.

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