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コントラバスコミュの「エンドピンは浮かせると良い音になるか」の実験と報告

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「楽器とエンドピンを固定する部分について」トピの#64でShigeさんが紹介された「ピアノを床から浮かせると良い音になる」という話をバシストの立場から私なりの方法で検証してみようと3ヶ月掛かり、事のついでにエンドピンレストに準楽器としてのコンセプトを盛り込んだ「ピンプレート」と命名したものを作り、完成して2ヵ月足らず後の1月25日に音楽ホールをほとんど半日借り切って音楽友人5人による評価テストを行いましたのでそれをご報告します。これはお約束でした。

比較は;
1)床へ直接エンドピンを置く従来の一般的な方法。(但し私の楽器は43度と極端に寝ているので滑り出さない為の仕掛けを作って使いました)
2)柔らかスポンジゴム等を重ねて緩衝材の厚みを臨時に69ミリまでに増やした自作「ピンプレート」にエンドピンを乗せて弾く方法。
そのどちらが良い音か。

および
ピンプレートの三種類ある使い方のうちどれが良いか(これは緩衝材の種類とその厚みに関することです)

番外テストとして
木製エンドピンに使った樹種三種類はどれが良い響きか

小さいけれどちゃんとした音楽専用ホールでこれらのテストを行い、評価者5人はばらばらな場所に座り(そのようにお願いしました)、又ある人はホール内を移動しながら音を評価しました。採点でお互い相談し合ってはいなかったと思います。採点に先立って私の労苦を思いやって同情的な採点をしないようにとも依頼しました。

最初のテストでは1)の演奏音の評価を仮に5点とした時に2)を使った演奏では何点かとの設問でしたが、5人の平均で6.3点の判定を貰いました。その判定の中には浮かせる方に7.5点、7点という高い評価が含まれており、しかも従来型の1)が良いという判定者は居ませんでしたが、ポップスのピチカートでは2)が劣るという判定がありました。弓奏とpizzで分けた設問をしなかったのは失敗でしたが、自由書込み欄と評点から想像すると弓奏ではピンプレートにもっと点が入ってぐさり一刺しに更に差をつけ、逆にpizzではぐさり一刺しが高い得点を獲得したのではないかと思います。

舞台上の奏者である私の印象も5人の評点ほどではなかったものの浮かせる方が良いと感じましたが、採点に私は加わっていません。なお、判定に加わった友人達は全員長い演奏経験、合奏経験を持っています。

予想しなかった興味深い事実は、緩衝材は薄めにして床振動も少しは混ぜた方が良いという結果が出た事です。

評価テストではエンドピン先とその部品以外の与件は気をつけて全く同じに揃えましたから「今回出た判定は何かの間違いで、やはりぐさり一刺しが一番良い」と言える余地が残っているだろうかとは思うものの、たった1回の実験ですからこれだけで普遍性ありと標榜するのは早過ぎます。

例えば世界一流の良いホール・凝ったステージ床でも同じ事が言えるのか、床が響く場所・響かない場所の差が大きいステージで演奏すればどうだろう、もっと良い緩衝材はないだろうか、木製ピンでなく金属ピンおよび一般的なネジ止め式ソケットの組み合わせを乗せてみたらどうだろう、ピンプレートの設計に手落ちはなかっただろうか、などと内省はありまして、もし「エンドピンは床に直接置かない方が良い」という主張に普遍性を求めようとするならば試して見たい事は色々あります。

とは言っても、私は最初からどんな結果になろうと信頼する友人達の評価に従うつもりでしたから(票が割れて僅差になった時には迷ったでしょうけど)これからは評点の高かった演奏方式を通す事にします。個人的なスケールでものを言うならば当面私はこれで十分満足です。

この「エンドピンプレート」の構造、そして詳しい評価テスト結果については寸法の入った図面や表や画像なども含めてかなりの量になるのでここではご紹介しきれません、興味のある方はサイトをご覧下さい。
http://b3a4s4s.web.fc2.com/
トップページで新着コンテンツを赤枠で囲んでありますから「ピンプレートの構造」と「ピンプレートの効果」をクリック下さい。

コメント(39)

スピーカーの下についているインシュレーターというのをご存知ですか?

スピーカーが音を出したときのボディの反動を
可能な限り床に伝えないで、音にするための道具です。

一般に、インシュレーターは硬くて重いもの。
スピーカーのボディをコンクリート壁そのものにしてしまった人もいます。

エンドピンの先が尖っているのも、ボディの振動を
高い摩擦係数で床に伝えないためにあります。

ゴムがついているのは、利便性のためだけです。


普通は西尾さんがされているように、フェルトやゴムなどの緩衝性の物質は使いません。

理由は音を熱にして逃がしてしまうからです。


また、コントラバスの場合、
音の波長が長い低音の楽器のため、
後ろの壁に近いと、壁からの反響音が合わさり、
位相の重なった音波になって、聞こえにくくなります。


一度、十分壁から離れれる、天井の高い、石畳の上でひいてみてください。
非常に豊かな音域を持った音が聞こえてきます。
ユタカさま、コメント有難うございます。

物理がご専門の院生の方ですね。そのような方のご登場をお待ちしておりました。
私は数学や物理とは縁の遠い人間です。(その思考方法は好きですけど)

>スピーカーのボディをコンクリート壁そのものにしてしまった人もいます
私はオーディオシステム全体を地面から築き上げたコンクリートの上に乗せています。
「動くのはコーン紙だけ、その振動をフィードバックさせない」は音像を磨くのに
とても有効な方法ですね。

>エンドピンの先が尖っているのも、ボディの振動を
>高い摩擦係数で床に伝えないためにあります。
別の見方をするとルーズな面接触と異なって摩擦による減殺なしに振動を
効率よく床に伝えるという働きをしていると考える事は出来ないでしょうか。

もしそうなら反対の結果が導かれるのですが。

ただ、今回の実験が示す結果を踏まえて、どのような物理が働いて
エンドピンの直接床付けよりも良い結果が出たのかは知りたい所です。

そのあたりの事がよく判りません。
効率よく床に伝える為なら、インシュレータが重い必要性はありません。

インシュレータが重いのは、人が感知できる音波息の波長を
さえぎるためです。

重いと、物質が持つ固有振動数は小さく、伝わりやすい音波の波長は長くなります。
ただし、金属の原子間を音波が伝わるということが分かっているので(フォノンといいます)
言い切ることはできませんが、一般に問題にならないと思います。

また、床に伝えて、その床を鳴らすためには、
床の固有振動数の音を送らなければなりません。

床は、一般に楽器のボディより大きいので、
床がなっているというのは誤解かと思います。
(実際に計測したわけではないのでわかりません)

また、床を鳴らすなら、
全く別物の楽器になるかと思います。


知り合いが、コントラバス用のインシュレータを作っていますので
よろしければ紹介します。
>床は、一般に楽器のボディより大きいので、
>床がなっているというのは誤解かと思います。

そうなんでしょうね。
バスはそのボディ振動でエンドピンを励振しようとしますね。
で、エンドピンは床にぐさりと一点集中で効率よく刺さっている為に
(でも実際は禁止しているホールが多いと思いますけどバシストは
ゴムを外して刺したいと思うものですよね、金属ピン使っていた当時の
私がそうでしたけど)
そのバシストの意図に反して、その効率よさが災いして逆に床の莫大な
質量がエンドピンを押さえ込み、従って楽器の振動もセーブされてしまって
いるのではないだろうかという仮説を立てて見たのですけど、
実験の結果はその仮説を裏付けるようにも見えます。
しかし実験は一度だけですからそう断言するのはまだ早いと思っています。

>(実際に計測したわけではないのでわかりません)
そうなんです。ホールの中でどうすればバスがより一層豊かに響くのか
それを科学者の目で調べてくれる人が現れないでしょうか。
それで30万円のバスが150万円ほどの響きになってくれるなら
嬉しいじゃありませんか。
例えばピン先にはゴムをはめたまま、それを小さい座布団の上に乗せて
弾いたらいいよ、という事になったらどれだけ有難いでしょうか。

>知り合いが、コントラバス用のインシュレータを作っていますので

ネット上ではバス用の「インシュレーター」はいくつか例があるよう
ですね。どのような原理と構造かは公表されていないようですけど。

今回の実験の結果が指し示すところによると、床に対して振動を十分に
「インシュレート」するのは却って良い結果が出ていません。
むしろ「少しだけは」床を励振しながらも大部分は床にとらわれず
ピンを自由に振動させてやる、という微妙な設定が良かったようです。
わたしはぜんぜん物理的な専門性からはほど遠い人なのでものすごく恥ずかしいことを言うのかもしれませんが、

過去に木造・昭和初期の借家普請の家屋に住んでいた頃、床や壁は低音が時に心地よく、時に不気味に響くもの、というのが経験則でした。

もしかしたら、床を「十分に鳴らす」ことは「行き過ぎ」なのではないでしょうか?
物理的な数字で言ったら「最も効率的」というような高い(または低い、いずれにしても極端な)数値になるのではなく、どこか途中の、数字にしたら根拠もよくわからないような微妙なあたりが、実はいちばん「良い響き」になっているのかも?と感じました。

え〜、わたしは既知の事柄を新発見みたいに言うところがあるようですので、お返事する意味や価値がない、と判断されるようでしたら当然スルーされても別に傷ついたりしません。

すみません、何か書きたくなっちゃったようで。
興味深い実験結果ですねえ・・・。
追試してみたいところです。

いちおう、前トピックを引いておきます。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=34654332&comm_id=11298
とはいえ、同じ事柄の繰り返しも、それがきっかけになって想起したり、思いついたりすることがありますので、無駄ではないと思います。
なるほど……
すいません、全然門外漢のしかもマンドリンというずいぶん遠い楽器からですが。
例えば、これはコンバスもそうかな?ブリッヂから先の部分の弦、意味のない共鳴をするので消音するのが普通なのですが。
で、「コンバスは床が鳴るのがよい」という話を以前聞いてたのですが。
たとえ床が鳴るとしても、一部の音しか鳴らないのであればそれは邪魔者でしかありませんね。
そんなことをちらと思いました。乱入すいません。
エンドピンの先のゴムは、床を傷つけないためのモノで、音響的にはNGだと私も思います。

床と鳴らすべきか、インシュレーションすべきかは、床の材質と、求める音にも拠ると思います。

木材の床などで、部屋も楽器の一部として、(特に低音の)豊かな響きを生み出すための共鳴箱として利用するのであれば、インシュレーションせずに、振動を伝えるべきかと思います。
その場合、室内の立ち位置によっても効果が変わるかと思います(床振動の腹と節の位置、部屋の定在波)。

有り得ないのが、絨毯を敷いた床で、振動も殺すし、倍音も吸収してしまいます。

リハスタには絨毯を敷かれたところが多い(これは「聴かせる」ためではなく、吸音によって整理された音としてモニタリングしやすいように・・・・というよりは何も考えてないだけか)ですし、有名どころのジャズ小屋でもステージに絨毯が敷かれた場所があります。
ホテルなどでの演奏も絨毯を伴っちゃいますよね。

で、絨毯のある環境では、「共鳴板」として、絨毯からインシュレーションするための板を用意したりしてます。
板は、エンドピンを刺すだけのサイズのものの場合もありますし、演奏者が立てるサイズの大きいものの場合も状況によって。
じゃっきーさん、
>既知の事柄を新発見みたいに言うところがあるようですので
それ、私のオハコでもあります。新発見と有頂天になって、実は・・・という経験、数限りありません。

>数字にしたら根拠もよくわからないような微妙なあたり
そこが歯がゆいんですよ、と言うかそんな理屈が解明出来たら自分の好みと状況に合せた演繹が試行錯誤なしに出来てラッキーだと思うんです。その意味で理屈は有難いものだと思います、・・・屁が前に付かなければ。

>何か書きたくなっちゃったようで
有難うございます、これからも是非。

ぐんまさん、
>前トピックを引いておきます
気付きませんでした、有難うございます。後から読むと良く理解出来たりしますね。

>追試してみたいところです
是非!! 必要ならもっと細かいところの写真もお送りしますよ。出来たらそれに別のアイデアを付け加えて欲しいです。ぐんまさんよろしく。

ジー鳥羽@Free Tibetさん、
>マンドリンというずいぶん遠い楽器からですが
興味を持って頂いて有難うございます。私はマンドリン音楽に育てられました。

>ブリッヂから先の部分の弦、意味のない共鳴をするので消音するのが普通なのですが。
そうなんですか!マンドリンではどうやって消音するのですか。布地なんかをはさんで置くのでしょうか。
・・・っと、これはトピずれになってしまうので別にトピを挙げて欲しいくらいです。
挙げたら教えて下さい。実は私、今それが若干テーマになりつつあるんです。修行に伺います。
mistbahnさん、
>床と鳴らすべきか、インシュレーションすべきかは、
>床の材質と、求める音にも拠ると思います。
>室内の立ち位置によっても効果が変わるかと思います
>(床振動の腹と節の位置、部屋の定在波)

そこです、そこなんです。
で、現実問題としてそれをどうやって自分が解るか、です。自分自身が客席に座って自分の音を聴く事が出来ればよいのですが、他人の評を頼りにするわけでしょう?あるいは自分自身の思い込みか。思い込みでない正しい判断が出来るまでには鋭い感性と長いキャリアが必要なような。短いリハーサルの間にそれを決断しなければなりません。

ピンプレートのある意味の良さは、床に楽器振動の補助をお願いはするのですが、頼るのではありません。楽器のステージ床依存率(?)が仮にこれまで15%だったとするならば、ピンプレートによって例えばの(議論の為の)数字ですが5%にまで引き下げる事が出来ます。それなのに今回の実験によれば実際に客席にいる人の耳に届いた音の豊かさは前以上に響いているのです。

その意味するところはステージに上がる以前に磨いていた「自分の音」はより望ましいままで保持される、という事です。素晴らしいステージ床によって予期もしない良さで響くという事はなくなるでしょうけど。(一度素晴らしいソロプレーヤーになってそんな経験をしてみたいものです)現実にはステージで自分の判断でピンを置ける範囲は知れています。時には山台に上がらされてボーボーの音になったりする訳でしょう?

昨年この問題を抱え込んだまま出たステージでは1m四方以内ならどこに置いても文句は出てこないだろうな、という程度でしたよ、勿論ソロなんかではありません。これからはピンプレートに助けられて、自信を持って「指揮者がよく見えて見栄えのする位置」という置き方が出来ます。
>西尾さん
あえてトピ立てるほどでもないかなあと思いますのでここで言っちゃいますと、駒の後ろには布などを織り込んでます。ぬいぬい。
ある音ばかり共鳴して(しかも音程ずれてる)気持ち悪いので。
これを、「音量が出る」と勘違いしてる馬鹿者もいるので困ったものです。
マンドリンの世界はまだまだ、馬鹿ばかりです。ふぅ。
>ここで言っちゃいますと
感謝です。色々含めて、後はメッセージにて。
ひょっとして他の方の参考になるかもしれないので、その消音の布(まあ皮を使ってますが)の画像をアップします。
まあ弦に「ぬいぬい」してるだけなんですけどね。こうやって消音してます。
これで余計な倍音を防ぎます。
あー!  是非実験にこのエンドピンストッパーも検証も入れていただきたかった。残念。

http://www.vcyoyo-mitsuke.jp/shopdetail/019000000005/order/

インシュレーターによる違いがあるかどうかも検証できたかもしれません。
この真ちゅう製のは、ずっしりと重く、これに変えたら自分で聴いている限りは
E線の鳴りが豊かになりました。
ただ、エンドピンがずれたときに盛大にガリッと雑音を生むのが難点。


TerryPさん、お久しぶりですこんにちは。
うーむ、「それ」ですね。
考え方は方向が違いますね。というかカッコ付けて言えば哲学が違うようです。

しかしバシスト共通の願いは「自分の楽器をホールに自分の望む音で響き渡らせたい」(いやバシストだけではなかった)ですからその意味では皆で寄って会場を借りて研究会をしても良いかもしれませんね。ご商売している商品にランク付けするのははばかりがありますが、でもその昔「暮らしの手帳」では毎号それを盛大にやって多くの主婦から支持を得ていましたね。それで商品の売れ行きが左右されました。

どなたか一人だけに演奏をお願いして皆でアイテムの品評会。
こんな事を言う私は危険人物でしょうか。でも私は自分の立場に固執して守るなんて気持ちはありません。欲しいのは自信の持てる良い響きです。自分が下手なので楽器に助けて貰いたいのです。
>そのバシストの意図に反して、その効率よさが災いして逆に床の莫大な
>質量がエンドピンを押さえ込み、従って楽器の振動もセーブされてしまって
>いるのではないだろうかという仮説を立てて見たのですけど、
>実験の結果はその仮説を裏付けるようにも見えます。

もう一度言いますが
二つの板の間に緩衝材を使っているので、そんなことは言えません。


僕の知人のDONDON氏が作っているシールドのコミュです
http://mixi.jp/view_community.pl?id=445732

彼は、世界的なフリージャズのコントラバス奏者と交流のある方で、
その何名かに、インシュレータを提供しています。

オーディオのことをよく知っている信頼できる人です。
ユタカさん、書き込み何度も有難うございます。
私は素人なのでもう一つ仰っている意味が解らず議論が噛み合っていない
ように思えるのですけど

>エンドピンの先が尖っているのも、ボディの振動を
>高い摩擦係数で床に伝えないためにあります。

この意味は文脈からして、バスが普通のエンドピンを使って普通に
ステージに乗っている状態について仰っているのですね。
とするとエンドピンが尖っているのは楽器振動を床に伝えたくないので
そうなっているという事を仰りたいのでしょうか。それは理屈に合わないので
違いますよね。ではエンドピン先はどんな物理に従ってその形になっている
のでしょうか。お教え下さい、知りたいのです。

>もう一度言いますが
>二つの板の間に緩衝材を使っているので、そんなことは言えません。

ここの部分についてはすぐその上でピンプレートについての私のコメント
を引用しておられるので私の作ったピンプレートについての言及でしょうか。

「もう一度」とは特に以前のユタカさんのコメントのどの部分を指して
おられるのでしょうか。「そんなこと」とは何を指しておられるのでしょうか。
「実験の結果はその仮説を裏付けるようにも見えます」を指しておられるなら
それが言えない、正しくないなら実験の結果からどのような事柄が引き出せると
思われますか。これも物理を専門にしておられるユタカさんのご意見を
是非伺いたいです。

#1と#16、二つの文章の関連が私に飲み込めていません、申し訳ありません。
私は物理が判らないだけでなく国語理解力も不足しているようです。

なお、議論をかみ合わせる為にどのような実験をしたかをHPでお読み下さい。
このトピ立ての為の説明文はごく簡単にしかご紹介出来ませんでしたので
その文章の最後のあたりにHPのURLを書いています。

私は実験をしました。その結果はあるがままにご紹介しております。
その実験の手順なりを吟味して特に問題がなかったのであれば
次に考えなければならない事があるとすれば、その事実が示している事は何か、
そこから何が演繹されるか、役に立つものは何か、もっと良い方法はないか、
だと思うのです。

私はそれが知りたい。ですから私の情報はすべてこのように公表しているのです。

ところで私の試みには楽しさがついて回っています。音楽すると同じ位楽しい。
だから自分で出来る範囲でやってみたい。それが及ばなければお金を出すしか
ありませんけど。
そんな私の好みは別にしても色々な工夫の下に各社製作・販売されているものを
皆さんで持ち寄って聴き比べてみるのは悪くないと思うのですよ。
多分そんな試みはこれまでなかったでしょうね。
西尾さんへ

ここで議論をしたところで、僕は説明しきれませんし
理解しきれないかと思います。

一度、専門書を読まれることをお勧めします。
(物理、特に波動について扱った学部生向けの教科書)

もしそれができないというなら、
それは、僕がいくら説明しても無駄というものです。

なぜなら、僕が説明しようとしていることを、教科書では
より噛み砕いて、図まで使って説明してあるからです。

その努力を一度してから、質問なり
公開して意見を求めたりすべきでしょう。


また、西尾さんの文章には
何ができて、何ができなかったのか
何が理屈に合って、何が理屈に合っていないのか
が非常に不明瞭です。

たとえばここの記述
>とするとエンドピンが尖っているのは楽器振動を床に伝えたくないので、そうなっているという事を仰りたいのでしょうか。
>それは理屈に合わないので違いますよね。

この文章は、どう理屈に合わないのか
説明しきれていません。


僕が、これまでにしてきた主張は

>とするとエンドピンが尖っているのは楽器振動を床に伝えたくないので、そうなっているという事を仰りたいのでしょうか。

最初の書き込みから、上記のままです。


実際にした人間として反論があるなら、明示してください。


>>もう一度言いますが
>>二つの板の間に緩衝材を使っているので、そんなことは言えません。
>
>ここの部分についてはすぐその上でピンプレートについての私のコメント
>を引用しておられるので私の作ったピンプレートについての言及でしょうか。

ここも、一番最初にしたコメント

>普通は西尾さんがされているように、フェルトやゴムなどの緩衝性の物質は使いません。

で、頭から西尾さんの実験の正当性に疑問符を提示しております。


反論があるなら反論箇所を明示してください。


言葉が多いだけで、議論が進んでいないのは
同じ主張を繰り返さないといけない僕からすると
負担が増えるだけです。

一度、頭を整理してみてください。
>ジー鳥羽@Free Tibetさん
非常に興味深いです!
コントラバスの場合、ミュートはしませんね。
むしろ、ウルフキラーなどを付けていると
楽器全体の鳴りもやや小さくなってしまいます。
マンドリンでは一般的なやり方なんですか?
うーーむ、錯綜してるだけならまだしも、大変ですねえ・・・。


弦長の方のお話ですが、コントラバスに限らず、ヴァイオリンでは敢えて共鳴させるような調整がありえます。
http://www.damianstrings.com/baroque%20set-up.htm
ナット–ブリッジ:ブリッジ–テールピース間の長さを6:1にするという調整です。(本職の方に言わせるとそこまで単純ではないようですが・・・)
となれば、これが不必要に共鳴すると感じられることもありそうです。
じっさい、アンプを使われる方で、この部分の弦長をミュートされる方もいらっしゃいますし。


さて、それで本筋の方ですが、根本的な食い違いとして、たとえば理論と実践とというように区別できませんか?

ユタカさんは理論上そうはならない、という方向で論を組み立てられているようですし、西尾さんの方は実験してみたらこうなった、という結果を示されている、というだけの話である気がします。

手前味噌ですが、僕が前の書き込みで、「追試してみたいです」としたのは、実験の結果が正当であるかどうか、正当であるとしたら、理論との食い違いはどこにあるのか、という反省を促したかったという意図があります。

ですが、それに対してユタカさんの姿勢は、そもそも実験の再現性を疑い、先に理論ありきとして、実験の結果を安易に切り捨てすぎているようにも映りました。

理論は理論として素晴らしいものですが、楽器ほど複雑なものになると、またそれに加えて、演奏会で演奏しなければならないという実際的な問題において、さらに複雑な要素が加わると、純粋な理論だけで話を進めるのは、かなり困難となるのではないでしょうか?
実験の結果がどうであれ、実験の失敗まで含めたフィードバックが「実践」的には必要ではありませんか?

個人的には、西尾さんの実験の進め方に疑問を感じるところは少なくない(とくに考察の進め方)ですが、結果として提示されたことは立派ですし、疑問に対しては追試によってその正当性を確かめるというのが、筋だろうと思うのです。

誤解されないように僕じしんの考えも述べておきますが、僕は「おそらく、インシュレーターなどを使って、楽器の下の地面を完全に動かなくしたほうが、より効率よく楽器の振動が空気の振動に変換されるはずだ」という意見です。
つまり、ユタカさんの主張に同意するものです。

ところで、ユタカさんの「主張」ですが、最初の書き込みからは、僕は上手くその主張を読み取ることができませんでした。
ですが、パラフレーズするなら、「床と楽器を絶縁するなら、ピンプレートのように緩衝性のものではなく、インシュレータのようなものを使うべきである」とできますでしょうか?

これに対し、実際に西尾さんがなされた結果は、「ピンプレートを用いた方が、音が良いらしい」とできますでしょう。

となると、そもそもこれらの主張の次元は異なりますよね?
このズレを埋めるためには、まず「絶縁する方法が適切であるか」という議論が有効だと思うのです。(そして、この答えを先取りするなら、おそらくユタカさんの仰る立場が正しいのだと思われます。)

しかし、その答えをもって実験の反省をしてみると、「良い音には、どうやら、床と楽器を単純に絶縁しただけでない要素があるようだ」となりそうなのですが、如何でしょうか。


そういえば、斉藤徹さんが使われていたのはDOMON BASEだったかと思うのですが、如何せん高価で、手が出ません・・・。試しては見たいのですが。
ちなみに、前トピックでも少々触れましたので、宜しければ瞥見して頂けると幸いです。
ごめんなさい、リンクを間違えました。
正しくは、
http://www.damianstrings.com/mounting.htm
参照箇所は最後のパラグラフです。
このトピの発言は皆長いですねぇ。それだけ議論が緻密だとも言えるでしょうか。その点、嬉しいです。

ユタカさん、
では言葉ではなくその背景にあるものから推察します。

ユタカさんは重量のある金属製DOMON BASEの良さを認め、それがベストソリューションだと推奨しておられる、その見地からすればピンプレートは緩衝材を使っているので良くない。

もしそうなら言葉使いやニュアンスに濃淡はあってもmistbahnさんやTerryPさん、そして圧倒的大多数のバシストが思っておられるように「緩衝材は本当に音に良いのだろうか?、そう断定出来るのだろうか?でも一応見聞を広める為に聞いておこうか」又はそのバリエーション的考えだろうと推察します。
私もShigeさんがご紹介された昨年9月11日まで「浮かせると良い音がする」を話としては過去に聞いていましたがそれは一体何だろうとスルー気味でした。

でも、その時実験する気になったのです。そのあたりの私の気持ちの動きは図らずも「楽器とエンドピンを固定する部分について」で読み取れると思います。

実験は個人的興味から出た事で、科学論文に仕上げる気は元々ありませんから実験手続きとその結果への考察を欠陥のないものにとの熱意もありません。「〜だろうか」と甘い推論は科学的ではありませんねぇ。でもmixiで得た情報からの発想ですからこれはmixiの皆さんへお礼としてお返ししなければ、との思いは最初からありましたよ。

そのような事柄を措いても、起こった事をそのままにご紹介しました。その「事実」がエッセンスです。その結果は常識とは異なります。しかし事実は曲げようがなく、それをどう受け取るかは皆さん次第です。そこから前向きに議論が始まるのなら大歓迎です。その為にトピを立てました。信じている所から出発するのでなく事実から出発して検討しませんか。起こった事の確認・問い合わせ・追試・傍証・反証(これは追試をしなければ観念論になり兼ねませんけど)を歓迎します。

金属製のものはDOMONBASEをはじめ数種類あるのは承知しております。DOMONはぐんまさんがご紹介されました。DOMONの名前は私も昔のオーディオフリークとして使った事はなくても承知しています。それぞれが熱心なファンを集め、ファンの人たちが驚きの経験をネットで発表しておられます。皆よく工夫された商品なのでそれぞれ自信を持って世に問うておられるのだと思います。またそうではなく、そのような道具を使う事を潔しとせずそのまま床へ突き刺すのがベストだと思っておられる方がほとんど大多数でしょう。皆それぞれです。

ステージで不安は禁物、何にせよ自信の持てるやり方がその人に一番似合うやり方です。
bass-mogさん、
>非常に興味深いです!
同感。これについては偶然私のバスでも現在進行形なのです。しばらく試してからHPのコンテンツにするかも知れません。

ぐんまさん、
よく本質を見抜いて整理して頂けました。観念論もある局面でとても重要ですし、実践も大事です。仮定→実践→結果の検証→理論の構築→理論に普遍性があるかの検討、の繰り返しで科学は進んできたのではないかと思うのですが、観念・実践双方がうまく噛み合えば物事は前へ進みますね。
西尾さんのいつも冷静な姿勢にはリスペクトを感じながら、またわけのわからないのが出てきて「話の腰を揉む(折る、じゃないのか?(笑)」みたいですが……

わたしが言いたいのは、まあ所詮わたしはコントラバス弾き始めてからまだ4年目ほどでしかないので、またしても「そんなことは誰でもわかっている」的なことをわざわざ言うことになるのかもしれないのですが、

楽器と床を音響的に「つなげる」かそれとも「切り離す」か、どちらの方がより良い音で演奏できるか、ということについて、きっと多くの人はご自分の経験から帰納していらっしゃるんですよね?

わたしは、床を振動させるか切り離すか、という問題にとって、つなぎ目のインシュレーターやピンプレートだけでなく(もしくはそれらよりも)床そのものに左右される要素がとても大きい、と思います。

それは、きっとどの立場の人も前提としてとらえている事柄だろうと思いますが、
そうすると、床の素材や構造その他の要因によって、「インシュレーターで断ち切る方が良い」場合と「ピンプレートで緩く切り離すのが良い場合」と、「ピンをざっくり突き刺して思いっきり床まで鳴らすのが良い」場合と、かなりいろいろ出てくるのでは?
もしも何かしら「理論」が成り立つとしたら、「床との相性」まで含めたかたちにならざるを得ないような気がします。

わたしが経験しているわずかなケースでも、「床まで鳴らしたい」と感じたステージと「なんとかして床を鳴らさずにすませたい」と感じたケースと、かなりさまざまです。

西尾さんの今回の実験で、ステージの床がどんな材質でどんな構造だったか(構造については詳しいことまでは調べきれないと思いますが、「奈落があって下は空洞」とか「コンクリートでベタ打ち」とかぐらいはわかりそうな気が)、まだ気になっています。

あ、もう書いてあるのにわたしが読み飛ばしてしまったかもしれないのか。
もう一度、読み返してみますね。

無駄な書き込み、失礼しました!
連続失礼します。(さっきは携帯からでしたが、今度はPCから)

気になっていた部分を見つけました。

>床は、一般に楽器のボディより大きいので、
>床がなっているというのは誤解かと思います。

わたしはこの意見に異論があります。
一つには、経験的に「だって本当に床が鳴ってるじゃーん」というのもありますが、ちょっと考えてみれば、どんな音にも「倍音」というものが含まれていることに思い至るはずです。
たとえば、コントラバスを襖(180cm×90cmぐらいの板)に当てて弾くと、けっこうゴワンゴワンと共振しますよね。
襖の固有振動数ってどのくらいなんでしょうか?
それとも、「襖」は紙と木だけでできているので軽いから、コントラバスの音域に含まれるところに共振点があるのでしょうか?

おそらく、コンクリートや石などの硬くて重たい素材の床なら、コントラバスからの振動が伝わっても吸収してしまって、共振はほとんど起きないのでしょう。
けれども、板張りのステージだったら?

わたしがこんなにアツく盛り上がってしまうのには実はすごく直接的な事情があって、昨日楽器を持って出かけたライブハウスのステージが、PAを使っている、ということもあるのですが、コントラバス弾いてて音程もろくにわからなくなるほど「もわんもわん」になってしまうのです。
しかも、どういうわけかステージ上に置かれているプログラム・スピーカーの近くにまで移動して演奏すると、その「もわんもわん」はかなり解消します。
もしもスピーカーからの音が回り込んでいるせいだったとしたら、スピーカーに近づけば近づくほど状況は悪化することはあっても、解消したりは絶対にしないと思います。
位相の問題かと思ってプリアンプの位相を変えてみたりしましたが、それは別のかたちで変化が確認できて、「もわんもわん」とは関係ないのがわかりました。
おそらく、原因はステージの床構造にあるのだろう、と思います。
よくはわかりませんが、木製で空洞の箱になっているのだろうと思います。
で、箱の表板の真ん中へんだと「もわんもわん」が起きて、演奏に支障を来す。
スピーカーの近くは箱の縁に近いので、「もわんもわん」はさほどひどくない。
箱の板厚もそんなにしっかりしたものではないでしょうから、おそらくインシュレーターを使ってもピンプレートを使っても、あまり改善できないのではないか、と正直なところ思います。
ステージになっている箱の大きさは、ステージそのものが畳6〜8畳分ぐらいしかないので、コントラバスよりは大きいけれどその音域を完全に無視できるほどの大きさではないと思います。
要するに、このライブハウスのステージには、「サブコントラバス」程度の音域の楽器のボディが横たわっている、という感じになると思います。
たぶん強度をもたせるために、どっかに「魂柱」みたいなつっかえ棒が挟まっている可能性もあります(笑)

ただ、だからと言って、たまにしか登場しないコントラバスのために「床を改装する」なんて、おそらくライブハウスの経営状態のことを考え合わせても不可能でしょう。

演奏者側にできることを、考えたいです。
インシュレーター、というのは(今のわたしには値段的に無理ですが)魅力のある選択肢ですが、わたしにはどうも「インシュレーターごとステージが鳴ってしまう」ように思えて仕方ありません。
あ、それはインシュレーターのことをもっと調べればわかることなのか。
1〜1.2m四方くらいで2インチ厚の板を持って行って、自分だけそこで弾いたらどうなんだろう、とか考えてしまいますが、それって「逆効果」なのでしょうか?

……もしもこの内容がこのトピにはもはや不適切なようであればご指摘ください。
「質問トピ」でしたっけ?そちらに行こうかな?
先日、民家のフローリングで演奏する機会があったのですが、ピアノの音が上の方で鳴っていて変だ、と言い出しました。 ピアノはヤマハの大型グランドピアノ(G5)ですが、いろいろ条件を変えても直りません。 ついにベースの床への振動が原因と判り、ベースの下に布のマットを敷くことで、解決しました。ベース音もクリアーになったのですが、ベースの床への振動が他の楽器の音に大きな影響を及ぼしていたのに、驚きました。

ジャズベースのピチカートによるエンドピンの振動エネルギーは相当大きなものがあります。

話題になっている、緩衝材を使うか、インシュレートするかですが、
緩衝材は、エンドピンから帰ってくる音の干渉を少なくする効果があると思います。

インシュレートする場合は、エンドピンの材質や形状、インシュレーターによる影響が大きいと思います。 黒御影石の上で弾いてみましたが、良く鳴りますが、サウンドは心地よいものではありませんでした。

音の干渉は非常に複雑で西尾さんのように、いろいろ試作して、最も良い物を使うのがベストのように思います。

私もいろいろ作って試していますが、現在は12cm四方、厚さ5cmのスプルース板に斜めに可動するエンドピンを取り付け、その下に5mm厚スポンジゴム、5mm厚コルク、一番下に5mm厚のスポンジゴムで緩衝して使っています。

ピアノ用のスティムフューチャーは硬すぎて、ベースには緩衝作用がなかったようで、今考えるとインシュレートの働きをしていたのだと思います。
じゃっきーさん、
>きっと多くの人はご自分の経験から帰納していらっしゃるんですよね?
いつも使うホームグラウンド(ホームホールというのか?)なら自分の居場所もだいたい決まっていると思いますし音の傾向が解っておられるでしょうね。

>床そのものに左右される要素がとても大きい、と思います。
同感です。ですからHPではテスト会場の床下の画像を2枚UPして置きました。床を見上げた画像にある床束や床梁はごく普通の大きさ、でも根太は一般家庭よりはずいぶん太いものを使っていました。これで床全体に亘って締まった音でした。多分床板が二重に張ってあってかなり分厚いのかなと想像しましたよ。

壁や天井やその時に入場した人数や、観客は着膨れているかTシャツなどで来たかなど要因としては沢山あると思いますが、今回に限ってはまさしく床が考慮すべき唯一の要因だと思います。昨年の会場で私の位置は危うく床下へ潜る蓋の上になりそうでした。
一つのヒントを申し上げますと、リハでは鋲付きの革靴を履かれるのがお勧めです。そこが梁の上か洞窟みたいに反響するか適当な響きかがはっきり解ります。(その会場は洞窟みたいな反響場所があって恐ろしくなりました)

ちょっと横道へ逸れましたが、フォント垂れ流しの私の文章を追うのは大変だと思いますが、お暇の時にでもHPとここの投稿をゆっくり読んで頂けると助かります。

お話が緩衝材に集中しているのでちょっと影に隠れた感じなのですが、ピンプレートの上の方の板(上プレート)には楽器としての機能を持ち込みました。どの程度成功しているかは解りませんがそこへもご注目をお願いします。5人の評者の採点を見るとその影響が読み取れると思っているのです。勿論良い方向へですけど。

そんな上プレートと緩衝材を使っている事の二つで床の相性への配慮はより少なくて済むのではないかと思います。

>昨日楽器を持って出かけたライブハウスのステージが
ホールなら音響に対する専門家が設計するでしょうから極端な床はないでしょうけどライブハウスなら普通の工務店が作るのでしょうね。人が乗っても床が保てば良いと簡単に考えたのかも。十分あり得る話です。

>インシュレーターを使ってもピンプレートを使っても、あまり改善できないのではないか、
>自分だけそこで弾いたらどうなんだろう
どんな重いインシュレーターでもきっとそれごと揺すられるのでしょう。そんなケースなら緩衝材を分厚く盛ってその上で弾くのが正解かも知れません。あるいは重い石の塊を置いてその上で弾くとか。それでもわずかな改善でしかないかも。

>無駄な書き込み、失礼しました!
飛んでもありません、お陰で自説を補足することが出来ました。
投稿すると、じゃっきーさんのコメントが。

私もステージ床に左右されない可動式床を目指しています。
Shigeさん、
前のトピではお世話になりました。#64の書き込みがなかったらピンプレートは生まれていません。

>ジャズベースのピチカートによるエンドピンの振動エネルギーは相当大きなものがあります
同感です。
ポップスのピチカートでピンプレートの評価が低かった事は書きました。書かなかったけれども、その理由はクラシック以外のピチカートではエネルギーが十分に大きくて質量のある床をものともせずに味方に引き入れている、一方でピンプレート上の楽器は自分が震えているだけ。〜と言う事かなと考えています。

床の固有振動数の件ですが、様々だと思います。

固有振動数は、質量とバネ定数(要は取付剛性)で決まりますので。

面積(というか、L寸)で波長という観点での腹・節は決定されますが、複数ある共振周波数のうちのひとつのモードであって。。。

腹、節も、モード(つまり、ひとつの物体に対していくつかの共振周波数がある)によって変わってきます。

ちなみに、バネ定数(取付剛性)と、粘性とは切り離して考えた方が整理しやすいです(無関係でもないのですが)。
ゴムや、摩擦などにより、振動エネルギーを熱に変換するものは、固有振動数にも多少影響しますが、それよりも「粘性」つまり「減衰」の要素となります。
「減衰」すなわち、「響きの持続時間が短い」と考えて頂けると良いかと。

なので、ピンプレート状のものを床とインシュレーションするための粘性素材はナシではない(個人的にはあんまし使いたくないけど)と思いますが、エンドピンに直接、粘性素材が触れるのはNGだと考えています。

もっとも、音楽ジャンルにもよるか・・・・。
かなりミュートを効かせた音作りもありますからねえ。

「ステージ床に左右されない可動式床」はポジティブで好感がもてます。
西尾さん 僕はミュージシャンとして、西尾さんの実験は非常に重要な物だと思っています。

学問とは、別に聴感上感じる事が僕らに反映される物です。

より良く自分の音が聴く側に伝わる様に切磋琢磨している訳ですからこのような実験こそ大いに評価される物ではないでしょうか。

これからも色々試してください!
「よく響く」とはどういうことなのか、
「豊かな音」とはどういう音なのか。

これが統一されない以上、議論はかみ合わないと思うのです。
そして、統一は無理だと思うのです。

ソロで弾くのか、オケなのか、ジャズなのか。
それぞれの事情によって、求める響きが違います。
僕はもっぱらオケ弾きなので、重たい響きが欲しい。
だから、エンドピンは直接床に刺しています。
西尾さんに触発されて、いくつか試作してみましたが、
どうも自分が求める音色とは違っていたからです。

試作品は現在、自宅での練習用に使っています。
不要な共鳴を減らすことができ、なかなか有効です。

エンドピンを直接刺すことで、床を振動させると同時に
床からの振動を吸収し、不要な共鳴も発生します。
これが楽器固有の振動数に干渉するから、
ある部分で響きが相殺される、と考えています。
つまり、「豊かな響き」は一部において殺される。

それでも床に刺す根拠は、「響き」という概念にあります。
オケですから、僕だけでなく、他に7本のコントラバス、
さらにはティンパニ、バスドラム、テューバなどの響きも
床の振動に寄与しているはずです。
これらは、決して良方向だけでない影響をお互いに
およぼしているのではないかと思うんです。
ですから、僕の楽器が豊かに鳴っているとは限らない。

ただし、低音(低倍音)を中心とした振動は
確実に床に伝わり、周囲に響いています。
聴き手によっては「音が明瞭でない」と感じ、
他の人には「重低音だ」と思えるのではないでしょうか。

僕の考えでは、オケではこの「重たい響き」が
コントラバスが鳴っている、という感覚に
非常に近い気がするのです。

僕らのオケがホームグラウンドとしている
「福岡シンフォニーホール」の場合、
コントラバス独特の「地鳴り」のような響きは
あまり感じられません。
コントラバスの響きはストレートに前方向に飛び、
音程感は明瞭ですが、重量感はありません。
これはつまり、ステージが鳴っていないかわりに
楽器そのものの響きがストレートに伝わる、
という現象ではないでしょうか。

…あ、余計に混乱しましたか?
ぐんまさんへ

僕が理論かだからとおっしゃっていますが、
僕は昔コントラバスを使っていた時に
いろいろと試した上で、それに加えて理屈を言っています。

もうひとつ、床との反響に関してですが、
PAを使う場合、余りにも複雑な要因が絡んできます。
それはベースとベーシストのモニターだけでなく、
他のミュージシャンのモニターや、スピーカーとのハウリングが生じうるからです。

あと、ぐんまさんの床が反響しているという主張には
床の構造のためにそうなっているという
直接的な原因を突き止めていません。

インシュレータを使ってみて、もう一度試してみてください。

また、緩衝材にたいして有効な反論は
緩衝性素材を取り除いたものとを比較です。
ぜひ時間を見つけて比較してみてください。

上の板についても同様ですね。
もし上の板そのものが、楽器としての特性を持っているなら
緩衝材がかくても、二枚の板が重なっている状態で
楽器として働くはずです。


実験して調べるのはいいことだと思いますが、
培われてきた知識とつき合わせながらしないと
何度も同じ勘違いを、何世代にもわたってしないといけなくなります。

ただ単に実験してゆくことには反対ですし、
そのようなものは、いとも簡単に迷信を生んでしまいます。

(お二人がされているように、思い込みでの議論が進むということです)

知識を持った上で、冒険的なことをして
それに関連するこれまでの知識と突き合わせて
どういうことが起こっているか考えるのがいいかと思います。


ちなみに靴の釘に関してですが、
面白い実験を見たことがあります。

厚手のベニア板に、鉛、表面に(鉛は直接触れるとよくないので)アルミ箔
という簡単な構造だったと思いますが、
その上に乗って、トランペットを鳴らしたときと
その上に乗らずにトランペットを鳴らしたときとで
鳴る音が違ったのです。

むろん、前者のほうがいい音(広い音域をもった音)が出ました。

それを実験した、僕の知り合いは
その実験結果から、硬い靴を履いてライブに臨むことを勧めています。

硬い靴が、そのような板ほど有効かどうかは議論していませんが、
インシュレータの知識を使って、
使ったときと、使ってないときの両方の実験をしています。

彼のいいところは、
ちゃんとしたオーディオの知識でもって、
何もない時、(あるなら)これまでの道具を使ったとき、新しい道具を使ったとき
とちゃんと比較して、聞き比べている点です。


最後にインシュレートされて音が悪くなる場合についてですが、
それは、音がいいとは何かという点によるものだと思います。

僕は、この点を明確にするため
より広い周波数の音を含んでいる音をいい音としています。

そのため、緩衝素材の床などを想定した楽器は、
妙な音を、持つ場合があるように思います。

御影石についてですが、端点(エンドピンの先)の固定は十分できるものだったのでしょうか?
インシュレータがくぼんでいるのは、ピンの先を動かさないためだと思います。

ピンの先が動いて、shigeさんのベースが不快な音を放った可能性も少なからずありますね。

ピアノのお話は、複雑な要因があって、簡単に言えませんね。
ピアノの音の大きさから考えますと部屋の構造も結構効いてくるかと思います。
もちろん、ピアノ自体がインシュレートされる環境に合っていない
といえるかもしれませんが。。

ただ、すべてが固くて重い素材の場所というのは
それだけ反響音の大きい場所でもあります。

天井の高いと前に言ったのは
反響した音が、上に逃げれる場所という意味で言いました。

理想的には、壁から離れた場所で
硬い床の上での演奏がよいかと思います。


長いですが、最後に
僕が指摘したいのは、あくまで
「理論的に間違っている」
ということではなくて、検証が不十分だという点です。

実際的に、複合的な要因が現場ではありますし
それを理論的に予測するのは不可能に近いです。

ただ、どちらかが正しいかという場合に、
よりシンプルな状況にしてみて、
理論的な予想、経験的な予想と比較すべきかと思います。

僕自身、それなりに試していますし
かなり試行錯誤した人間が近くにいたこともあって
今回の実験は、不十分さが否めません。

悪く言えば、荒っぽい実験です。

そうだと、結論も荒っぽい結論しか言えません。


もう少し丁寧に、ひとつだけでなく
いろいろと試してみてください。
>19 bass-mogさん
ありがとうございます。
マンドリンは普通こうします。と言えるようにがんばります(笑)
これだけ小さな楽器だと、ウルフキラーという概念はありませんね。ヴァイオリンだってないでしょう?
とにかく「音をきれいに!」それだけ考えてます。どうせ音量の小さい楽器なんで(笑)、これ以上どうこう言うのならPAつけろ、ていう話ですしね。(実際やります)


いろんな話を聞いて思ったんですけど、結局「床の振動」も、板によって違う、という話ですよね?
なら楽器本来の響きを追求すればいいじゃん、と単純に思いました。それなら舞台によって違う、ということはなくなる。
むかしむかしのガンバみたいに膝で支えて弾く?(笑)まあそういうわけにはいかないから、まず「楽器が鳴る」ことを大前提にして考えたらいかがでしょう、と思いました。
>西尾さん

今やっと、そちらのHPをPCから見ました。
なるほど!
でもやっぱり、ステージの下には空洞があるのですよね……

mistbahnさんが説明してくださっている「固有振動数」について、それに近い?経験をしています。
件のライブハウスのステージ、ベースだけでなくアコースティックギターなどでも、なぜか「B♭」(ドイツ風に言えば「B」、PCソフト風に言えば「A♯」)が共鳴しやすいのです。

んー、どうもわたしが抱えている問題はちょっと違うような気がしますねー……というか、西尾さんのテーマよりもはるかに低いレベルの問題のような。
ユタカさん

ありがとうございます。
ただ、ちょっと僕の意図が汲まれていないとも思えましたので、再反論をお許しください。

「ぐんまさんの床が反響しているという主張 」とありますが、これは僕の主張ではありません。
表現が悪かったなあと反省しているんですが、言いたかったのは「床と楽器は切り離されているべきである」ということです。言い換えれば、床は振動させない方がいいという立場です。
それで、床を振動させるエネルギーがあるなら、そのぶんを空気の振動(音に)まわした方がよかろう、ということです。
だから、インシュレーターに関しては、賛成派なんです。
・・・賛成派だけど、お金がないんです。。


また、良い音に関してですが、「より広い周波数の音を含んでいる音をいい音としています。」というのにも納得できます。
僕は「豊かな倍音成分を含む音」という言い方のほうが好きなんですが、同じことです。ちなみに、知り合いの物理屋さんは「高調波成分の多い音」と言っていました。


さて、それで、「長いですが、最後に僕が指摘したいのは、あくまで『理論的に間違っている』ということではなくて、検証が不十分だという点です」ということですが、これにも同意します。

というより、十分な検証は不可能である、ということが考え方の根本にあって、「実践」ということばを使ったつもりです。(厳密に使えてはいませんが)

今回のような例を挙げてみましょう。
例えば「エンドピンのゴムがあるほうがいいか、ないほうがいいか」という議論は、単純に、床の振動云々では決して解決しません。なぜなら、エンドピンにゴムが付いているかいないかで変化する要素があまりにも多すぎるからです。
まず、演奏姿勢ですが、ピン先を刺す場合と比べ、ゴムの場合では、床と接触する面積が大きくなるだけでなく、その場所が、刺した場合に比べて、より後方へと移動します。すると、楽器自体のバランスがごくわずかに変わりますが、人間の身体はこれを感じ取ってしまって、奏法自体が変わってしまいます(意識するとせざるとに関わらず、です)。
また、ゴムの場合の方が刺した場合にくらべて、より楽器がズレやすくなるので、これを庇おうとして、少しだけ身体が硬くなります。身体が硬くなると、たとえどんなにわずかでも、楽器は鳴らなくなります。しかも、身体が硬くなったことにほとんどの人は気付きませんので、身体以外の所に理由を求めたがります。
ともかく、このような変化を考慮せずに、床と楽器の関係だけを実験するのは、不可能でしょう。

なので、今回の実験が不十分だというのは、重々承知しているんです。

ですが、それでも今回の実験から学ばなければならないと思ったことがありました。
聴衆の感想です。

実際に、第三者に聴いてもらって、その結果「良い音」とされたものが、むしろ緩衝性のピンプレートに依るものだった、という結果は、切り捨てるにはあまりに惜しいと。

ここで、「良い音」とされた音がどんなものかは、想像するしかありませんが、ともかく「良い」と判断されてしまったことについては疑えません。

ちょっと脱線しますが、コントラバスの弓奏の場合の良い音として僕がモデルとしているのは、ヴィオラ・ダ・ガンバですが、この方向で音を出すと、オケのなかでの評判がすこぶる悪いです・・・。
ガンバの音って、倍音成分も豊かなんですが、いわゆる子音も多いんですね。これに対して、オケのメンバーは、だいたい、母音の多いモダンチェロのような音を良い音としたがります。
ですが、子音までが綺麗に出ますと、ものすごく遠鳴りのする良い音になるんです。しかも、子音が単なる雑音ではなく、滋味に富んだニュアンスとなり、有効な表現手段となり得ます。
逆に、コントラバスでチェロのような音を目指すと、音の飛びが一気に悪くなる、という印象があるんです。演奏者の目の前に音が落ちてしまって、聴衆まで飛んでこない、という。

さて、それで、この「良い音」の違いをどうしましょう、というのが問題になる訳ですが、そこで聴衆の好みに合わせるか、それとも自分の感性を信じて、意固地になるか、そこはもう選択の自由でしょう。

というあたりを発言の意図として提示したいと思います。

そういえば、ユタカさんの#1の書き込みのなかに、「エンドピンの先が尖っているのも、ボディの振動を高い摩擦係数で床に伝えないためにあります」とありました。
エンドピンを刺した方が、むしろインシュレータとして効果がある、というのは実に面白いと感じました。個人的な経験と考えに、非常に近いものだったので。
議論は一応一段落して静かになったようです。

必ずしも私が予測し期待したような方向へ発展しなかった感じではありますが、それまでの了解事項とは異なる現実に直面すれば仕方のない事でしょう、追試も簡単ではありません。ま、ひとときステージ床とのからみに於いて楽器の響きを論議出来たのは良かったのではないでしょうか。それと私の音楽環境は大編成のものではなくバスが7〜8本もあるようなオーケストラでの響きを全くイメージしておりませんでしたので、それへの考察は不足していました。

ごく稀にではありますが、自分の楽器から静かではあっても説得力のある音が弓と手首の重さから生まれるのを聴いて、ふとオーディオに夢中になっていた頃を思い出すのです。

オーディオも取るに足りないような僅かな部分的改善の弛まない積み重ねがスピーカーの間に奏者がいるような、スピーカーの向こう側にコンサートステージが広がっているような音像を生み出します。

楽器にしても手法こそ違っていますがそんな積み重ねから生み出される効果は似たようなものではないかと思ったりするのです。

ところで、くだんのピンプレートですが、上プレートをドリフトさせない為の邪魔足4本が楽器の自然な遊動につれて摺動音を発する事が解りました。そこで今後はその対策をする予定です。
後日談です。
第1号ピンプレートから9ヶ月経ち、その間に3度の改良を行いましたが、現在名前は第3号ピンプレートです。
話せば長くなるので端折って2号は1号との比較写真だけにします。

第3号はプレート上下2枚の構造を、振動体としての性格をよりはっきりさせましたが、2号との差は2点だけです。
1)プレート厚みを薄くし、しかも共振周波数をランダムにさせるためにも厚みを変えました。下6ミリ、上5ミリ。
2)強度を考えて2号では先端からちょっと戻ったところに上下2枚を小さいつなぎ材で接着していましたが、今回音だけを考えて強度への配慮を捨てて前半分はお互いフリーにしました。その代わり少しでも強度をカバーしようと接着面9箇所に竹ヒゴを貫通させました。

大きな違いはそれだけですが、薄い板をフリーにさせると乾燥につれて歪んで来る事を心配して接着部分の形状に手を加えました。貼り合わせ前の画像で三角形を二つ加えたのが見えますが、これで9センチしかない紫檀板の幅をカバーしながらゆがみを抑える目論見です。

音は狙った通りの効果が出ました。板を薄くしたことで共振周波数が下がり低域が更にしっかりしましたが、その上広域に輝きが出た感じを受けます。

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