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科学社会学/知識社会学コミュのなぜマイナー?科学社会学/知識社会学

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正反対のトピックを別に立ててしまいましたが、こちらの方が、ひょっとすると科学社会学/知識社会学な「問い」になるかもしれません。

もともとマイナーだからさらにマイナーになってしまうという、連字符社会学の間に他ならぬ「マタイ効果」が働いているのか?

それとも研究対象のオーダーが高くて、近づきにくいのか(知識/科学なんて抽象度が高いものよりも、飛び込んでいける「現場」のある福祉や教育の社会学の方が近づきやすい?)

みなさんはどう考えられますか?仮説のようなものが出てくると面白いかなとおもってこのトピックを立ててみました。

コメント(3)

n人に聞きました、科学社会学がマイナーな理由(あるいは、自分が科学社会学に興味がない理由)

・(科学というだけで)難しそう
・リクツっぽそう
・科学をよく知らない(社会学もよく知らないけど)
・科学に親しみを持てない(理科離れ?)
・調査・研究がやりにくそうだ
・硬派な(硬派すぎる?)イメージ(→社会学だと、マンガとかサブカルチャーとか柔らかめのテーマも選べるのに、何も科学なんか選ばなくても)
・ポストモダンが流行った時代は、「科学も絶対じゃない」という相対主義的な科学史(クーンとか)が流行った。今は逆に「今時、相対主義?」という感じ
どもです。

 今でも科学社会学・知識社会学を論理的に進めようとすると、相対主義にしか辿りつけない感があるのですが、
   「分析はできても、提言ができない」
というあたりに、大きな壁があると思っています。

 かつて知識社会学・科学社会学は、
 ○宗教と科学の分離
 ○ナチズムと科学の分離
 ○マルキズム・トロッキズム
といった主題を掲げた、科学史・科学哲学の潮流を大きくうけていたと理解しています。しかし最近では、STSの流行にあるように、
 ○科学的政策決定・意思決定
といった主題に移っています。こうなると、分析ではなく意思決定の指針が欲しくなるのは必然でして、科学社会学・知識社会学は、そのような欲求に応える体系を提供できない、ということになります。

 民主主義がそれなりに進み、階級闘争や特権階級が希薄になったのだと思えば、このような主題の変化は喜ぶべきことですね。一方、それに必要な体系を整備できていないことは、我々研究者側の課題なのだと思います。
こんにちは。


なるほど、確かに知識社会学・科学社会学は、初期の科学哲学以来の,様々な《分離問題(科学と非科学の分離;科学と宗教,科学とイデオロギー;科学と疑似科学)を受け継いできました、そして、その問題にについて、科学プロパーからすれば一見《否定的》に見える結論(科学と非科学の境界はどんどん薄く簿やけたものとなり、例えば耐えざる科学的実践のローカルな奮闘がかろうじてその境界をその都度支えているといった)に達したと思います。一種の相対主義と指弾される由縁です。

実はこの結論(解決)は、知識社会学・科学社会学にとっても、リフレクティブです。ごく単純化すれば、科学の《分離問題》の否定的解決は、科学社会学の対象それ自体の《解体》にもつながり得るものですから。

科学と非科学を分け隔てる強固な城壁が、実はローカルな場での科学者たちのローカルな奮闘でしかないことは分かった。ところが社会学者のミクロな場における精緻な分析は、普遍妥当的な存在を誇った科学という巨人(神話)を打ち倒しこそすれ、人々(公衆)はいまだ「科学という巨人(神話)」を信じ、この理解するには大きすぎる巨人をいかにコントロールすべきかを考えあぐねてる。

同様の期待と失望が、こと政策の場面では、いつも社会学者になげかけられてきたように思います。社会学者は分析(分解)する、しかし何をすべきか、余計にわからなくする、と。

「なにをすべきかを学問は語らないし語るべきでもない。しかし、こうすればこうなると学問は語ることができる」といったウェーバーの矜持を、現在の知識社会学・科学社会学者が持ち得るほどには、進んでいないのかもしれません。かなり厳しい要求ではありますが。

ところでSTSとともに(あるいはその中で)隆盛しているPUS(公衆による科学の理解)は、当然,政策決定・意思決定の前提である点でも重要ですが、もうひとつ、科学/非科学の境界において、多くは非科学の方へ置かれていた公衆の立ち位置や境界の「越え方」といった点で、古くて新しい《分離問題》の再演、しかも今回ばかりは《分離問題》を否定的に解くことが、より望ましいとが期待できるのですから、ここもひとつの知識社会学・科学社会学の頑張りどころなのでしょう。

それには知識社会学・科学社会学がもっとメジャーになること!、そして公衆にも使ってもらえるツールを提供できることなどが必要なのでしょうが。

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