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西部二人組普及促進委員会コミュの第9話「銃撃戦7対7」 StageCoach Seven

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Original Air Date:11 March 1971 (Season 1, Episode 9)
NHK放映:1972年4月25日

http://www.asjscenes.com/seasons/one/stagecoach.htm
http://www.framecaplib.com/asjlib/html/episodes/indices/stagecoa/thumb01.htm#stage001
http://www.tv.com/alias-smith-and-jones/stagecoach-seven/episode/66711/summary.html?tag=ep_guide;summary
http://www.imdb.com/title/tt0508552/

Directed by
 Richard Benedict
Writing credits
 Roy Huggins  (story) (as John Thomas James)
 Glen A. Larson creator
 Dick Nelson  writer

Guest Cast
Nick Benedict ........... Phil
Angela Clarke ........... Hannah Utley :渡辺 富美子
Dana Elcar .............. Benjamin T. Bowers
Bernard Greene .......... Stationmaster
Mitzi Hoag .............. Winifred Bowers :新道 乃里子
Steve Ihnat ............. Harry Downs :田中 信夫
L.Q. Jones .............. Clint Weaver :江角 英明
John Kellogg ............ Joe :下川 辰平
Geoffrey Lewis .......... Patch
Randolph Mantooth ....... Dan Loomis :小川 真司
Sallie Shockley ......... Ellen Loomis
Keenan Wynn ............. Charlie Utley :巌 金四郎
Roger Davis ............. Narrator (uncredited)
Harold 'Hal' Frizzell ... Weaver's Thug (uncredited)


(あらすじ)
 駅馬車で旅をするヘイズとカーリーは出発間際座席のことでダウンズなる男ともめるが、まずは無事に赤ん坊を入れて八人を乗せた馬車は出発する。しかしクリント・ウィーバーの一味に襲われ乗客一同有金を巻き上げられて中継所へつく。
 クリントはヘイズとカーリーと後で気がつき直ちに追い賞金をせしめようとする。中継所の主人チャーリーを買収しヘイズとカーリーを連れ出させようとするのだが、このチャーリーがしたたかな男で二万ドルの賞金なら悪党どもに渡さず自分で稼ぐと、ヘイズたちを銃で脅し縛り上げクリントたちには帰れといったからおさまらないのは悪党ども、中継所を撃ち崩さんばかりに撃ち込んで来る。ビジネスマンのバワースは乗客を危険にさらすようなマネをするなら駅馬車会社を訴えるといきまき、ダウンズはスキを見て自分でふたりを連れ出し賞金の分け前にあずかろうとする。
これをとめたのが若い父親のダンであったが、ヘイズたちはこのままではいずれ次々とケガ人死人も出ると、自ら外へ出ようとする。その気概を見込んだチャーリーはふたりにガンを返して一緒に応戦して敵を撃ち払えという。熾烈な銃撃戦ののち捜索隊も駆けつけクリント一味は敗走する。チャーリーはふたりの犠牲的精神を賞賛し保安官に引き渡すことはやめてしまう。駅馬車は再び走り出した。


【駅馬車駅 待合室で待つ人々】

【ダウンズくる 荷物を放りあげる】

ダウンズ:おい!メサまで片道
     名前はダウンズだ
係員  :はいはい、十二ドル頂きます
     (赤ん坊の声)
     はいどーぞ
     メサまでの片道、八ドルのおツリです
ジョー :さあさ乗って下さい出しますよ
バワーズ:あーあやっとご出発か
ジョー :ひとり、ふたり、三人、四人
     おっとこいつは弱ったな、ちょいと待って下さいよ
     七人じゃ収まりが悪いんだ
     ダッコのややコは別としても
ヘイズ :乗り切れねぇっての?
ジョー :中には乗れねぇな、定員六人なんだよ
     てことは…
     だれかひとりは御者台にってことになるんだな

【男たちしぶる】

ダウンズ:若ェのあんたどうだい
     一番若ェのはお前さんだ
ダン  :ぼく?
ダウンズ:そうよ、御者のおっさんと合乗りで行ってくれよ
ダン  :困ります
     断らせてもらいます
ダウンズ:何んでよ?
ダン  :そりゃ家内がいるし、赤ん坊の…
     世話もあるんで付いててやりたいんです
ダウンズ:なあに心配はいらねぇよ、奥さんの面倒は見てやるから
エレン :いえ、あたし主人に付いててもらわないと困ります
     交替で子供を抱いてもらったり色々と
ダウンズ:そりゃ勝手じゃねェかなあ
     男には男の務めがあるんだからわかってもらわなきゃ
カーリー:あの…、差し出がましいんだけど
     順番からいやあんたが一番あとから来たと覚えてるんですがね
ダウンズ:おれにいってんのかい

カーリー:そう
     早くから来て待ってた者は納得いかないよこれは
     ここはやはり…
     若いの年寄りのといわずにさ
     あんたが御者台に乗るのがスジだろうな
ダウンズ:よしわかったおれの了見違ェだった
     お前さんはいい、子どもを抱くなりなんなりしてくれ
     カミさんにベッタリくっついてるがいい
     上に乗るのはお前さんと決まった
カーリー:あのね道中は長いんだ、お互いはじめから角つきあわすのは
     利口じゃないと思うんだ
     ミスター・・・・・お名前は?
ダウンズ:ハリー・ダウンズだ
カーリー:じゃダウンズさんここはひとつききわけてもらってスパッと
     席をゆずってもらいましょうよ
     それくらいの男気はあるでしょう
ダウンズ:よしじゃこういこうじゃねェか
     御者台が嫌ならお前は馬車に乗らねェっての
カーリー:飽くまで揉めようってんだなあんた
ダウンズ:まあな
     上に乗らねェんなら馬車にも乗るな、それとも抜くか
カーリー:抜かなきゃおさまらないっての?
ダウンズ:そういうこと

【カーリー神業的に抜きコックし、ダウンズ愕然的に敗北する】

カーリー:これでよござんすね、ダウンズさん

【馬車走る】

【御者台にいるダウンズ】

ジョー :ハーッ!
ヘイズ :よかったらだんなさんと席を替わりますけど
バワーズ夫人:いえいえもうお気づかいなく
     いつでもこれなんですあたしたち
     あたしはうしろ向きの方が好きなんですけど
     主人は進行方向に向いていたいんです
     アビリーンから来るときなんかあなた・・・・・
バワーズ:よしなさい

【進む馬車】

【待ち伏せる一団、駆け下りて来る】

ジョー :ホーッ!

【馬車を囲む】

クリント:中のやつ降りろ、お手手は上げて
カーリー:追い剥ぎ様らしいよ
ジョー :こんな手間掛けたって合わねェよお前さんら
     乗ってるお客がいくら金もってるかは知らねェけど
     馬車の荷物は普通の郵便だけだぜ、がんづけをまちがえたな
     現ナマも金塊もなしサッパリしたもんだよ
パッチ :ホントだシケもいいとこ
クリント:ほんじゃまあ皆さんのご寄付を頂いて引きあげるか
     いっとくが一丁やったろかなんて気は起こすなよ

【うろんな目でヘイズらを見るクリント】

【一同ひきあげる】

カーリー:リーダー格の野郎どっかで見た顔だ
ヘイズ :クリント・ウィーバーじゃねェかな
     ほら前にバーフリー一家にいたやつ
カーリー:おれたちわかったかな?
ヘイズ :ひょっとしたらな
バワーズ:すみませんといわれても金は戻らんよ君ィ
     あたしはね相当額の金をもっておったんだ
     それを巻き上げられたんだから黙ってはおられんよ
ジョー :まあまあ、会社は保険に入ってますからね
     この次の駅で賠償手続きをとりますよ
     まあね
     全額は無理としてもまるまるイカれ損てことにはしませんから
バワーズ:よしその言葉忘れんでくれたまえ
ジョー :はいはいわかってます
     ほらッ!ほらいけーっ!
     いやーっ!

【馬車走り出す】

【強盗団くる】

クリント:ホーッ!
フィル :どうしたいクリント?
クリント:いい獲物を逃がしたぜ
     あンときどっかで見た顔だと思ったらやっぱりあのふたりだ
パッチ :なんかいわくある野郎かい?
クリント:フン、あるのなんのってお前、二万ドルの懸賞首よ
     きいておどろくなお前ら
     ハンニバル・ヘイズとキッド・カーリーだ

【馬車進む】

【疾走する馬車】

【追うクリント一味】

ジョー :イャーッ!

【中継駅】

チャーリー:母さん!
     馬車が来たぞ用意いいか

【馬車着く】
     どうしたジョー、ちょいと遅れじゃねェのか
ジョー :わかってるよホールドアップを喰らったんだ
ハナー :ホントォ?それでケガ人は?
ジョー :いねェよ、ありがてェことに
ハナー :あーあ、かわいそうにまあ、赤ちゃん連れで
     さぞかし怖かったでしょう
エレン :ええ、もう一時はどうなるかと
ハナー :わかるわ、中へ入って休んで頂だい
     皆さんもどーぞ中へはいって
     コーヒーとサンドイッチ召し上がって
     その間にうちの人が馬を換えますから
カーリー:おれたちと見破ったらあいつ何かしかけてくるかな
ヘイズ :そりゃ賞金のことを知ってりゃ目の色変るだろう
カーリー:しかし、ま…
     今ンとこその気はないようですよ
ヘイズ :うん、おれたちちょいとピリピリし過ぎてる感じね
     コーヒーでもやりましょう
カーリー:そうしましょ

【馬をかえるチャーリー】

【ヘイズらを見ている】

【室内、食事する一同】

     (赤ん坊の声)

ハナー :おふたりさんもコーヒーを
     賠償金の請求書もありますから
ヘイズ :あ、どーも
バワーズ:よし私も書き込んでやる
     一セントの損も認めんからな

【ハナー、コーヒーもってくる】

ヘイズ :あ

【馬小屋】

【ガンつきつける、クリントの手下】
     (コック)
クリント:はいこっちを向いて、でけェ声は出さないこと
     おやじさんよ、今日はあんたいい日だよ
チャーリ:何をいやがる首筋にヒャッとするもの押しつけといて何がいい日だよ
クリント:それどけな、邪魔が入らないように見張ってろ
     さてと
     今もいったけどホントにいい日なんだよ
     ぬれ手にアワのボロ儲けが出来ようってんだ
     二千だ、二千ドル、どうだい
チャーリ:何をやらせようってんだ?
クリント:なあに家にはいってくれりゃいいのよ
     馬車の乗客でふたり連れの男がいるはずだ
     ひとりは粋な革の上着でもうひとりは茶色の上着だ
チャーリ:ああそれなら確かにいる
クリント:そいつらを脅し上げてひっぱり出しゃいいんだ
     それで二千ドルになるんだよ
チャーリ:断わるね、出来ねェ相談だ
     わしはここの責任者だ
     馬車の乗客を無事に送り出して会社から給料をもらっとるんだ
     ゼニでころんで乗客を売るなんてことが出来ると思ってんのか
     おまけにお前らはワルじゃないか
     人の家に踏み込んで鉄砲振りまわしやがって
クリント:いい度胸だ、気に入ったぜ
     (ハッ)じゃいってやろう
     あのふたりはただ者じゃねェんだ
     ヘイズとカーリーといってな
     お上のお尋ね者よ
チャーリ:ヘイズとカーリーだと?
クリント:そういうこと、だからよ
     おやじさんがちょいと脅して引っぱり出してくれるだけで
     賞金の一割を出そうってんだよ
     その方がおれたちで踏み込むより他の客が安全だろうよ

【チャーリー思案して】

チャーリ:そりゃまあな
     わしもお前さんたちを信用して二千ドルの稼ぎをやりてェよ
     こら本音だ
     しかしお前さんらが賞金は頂きのわしの方はポイてなことやられたんじゃ
     合わねェからな
クリント:よしてくれそこまで落ちちゃいねェよ
     よっしゃ
     その心配はさせねェ、フィル、ゼニ出せ
フィル :いいのか兄貴おい
クリント:いいからゼニ出せっての

【札束見せて】

     見てくれ、ヘヘッ
     うまい具合に持ち合わせがこれだけあるんだ
     こいつをおやじさんに今渡しとこうじゃねェか
     まあ手付けってとこでな
     乗ってくれるかい

【チャーリー、ライフルとって家へ入る】

【屋内】

バワーズ:ダイヤの指輪もあったな
バワーズ夫人:ええ
バワーズ:だから旅行にあんなもの嵌めるなといったのだ

【チャーリー入って】

     (ドア)

【ライフルかまえる】

     (レバーアクション)

ヘイズ :嫌だなあ
     そういうの向けられると気持ち悪いんだよ
チャーリ:そらあ、わかってるけど狙わせてもらうぜ
     いいからいう通りにしろよガンベルトを外して下に落とすんだ
     あわてちゃいけねェ
     ゆっくり時間かけて
カーリー:どういうつもりですかねェいいのかなあ
     どっかのお尋ね者かなんかと間違えてるんじゃないかなあ
チャーリ:顔つきあわすのは初めてだが人違いじゃねェ
     ア母さん、ガンベルトをもってってくれや
     手の届かねェところにしまっとけ

【手下を配置するクリント】

チャーリ:さあさ兄さん、立ってもらおうかゆっくりだぞ
     あっちのイスまで行ってすわる

     母さん、そいつらイスに縛りつけるんだ
     ガッチリ縛れよ
ハナー :いいのかいあんた何もしてない人をこんなことしてェ
チャーリ:ネコかぶってんだよ、たたけばホコリがもうもうってな
     悪い野郎なんだから
ヘイズ :誰だと思ってんだい?
チャーリ:ヘイズとカーリーじゃねェか
     どっちがどっちかは知らんが
ダウンズ:そうか道理でしゃれたガンさばきを見せると思ったぜこの野郎
チャーリ:ジョーそこのドアにカンヌキがち込んでくれ
ジョー :カンヌキってなんでよ?
     ギリギリにしばってんだぜ逃げられやしねェよ
チャーリ:いいからいう通りにやってくれよ

【ジョー、カンヌキを入れる】

ジョー :チャーリー
     これじゃ馬車はどうなるんだ
     時刻表じゃ三時四十五分にはレッドロックに着かなきゃならねェんだぞ
チャーリ:よォ表の!
     取引はお流れだ帰ってくれわかったな
クリント:何だとォ
     あれだけいってやったのにわかんねェのか
チャーリ:だからふんじばったよ
     ヘイズとカーリーそれはまず間違いなさそうだ
     だからおれが自分でつき出すのよ
クリント:馬鹿野郎、ツバつけたのはこっちが先だぞ
     引き渡せ
     よーし
     三分待ってやるから連れてこい
     さもねェとこっちから撃ち込むぞ
     こっちは七人からの人数がひかえてんだぞ
     これがつつ先そろえて撃ち込みゃ家の格好も変っちまうから
     数からいっても手前の方が負けなんだからよ
     三分だぞ
ジョー :あらあ駅馬車をやったやつらじゃねェか
      こいつはハッタリじゃねェぞ、確かにあいつら七人いたよ
チャーリ:ちょいと騒々しいことになりますがね、ご辛抱下さいよ皆さん
バワーズ:騒々しいだと?
     七人がかりで撃ってくるのだぞ、タマが当たったらどうするんだ
チャーリ:わかってますよ
     だからそのテーブルをひっくり返して隅の方へ立ててくださいよ
     バリケードになるから
カーリー:チャーリーさんよ
     あんなもんで大丈夫?
チャーリ:大丈夫だよ、あの厚さだ、滅多なことでタマは通らねェよ
ダウンズ:ちょっと待ておい
     おやじさんこいつらふたりを渡さねェで外のとやり合おってのか
チャーリ:まあそういうことになるな
     だからテーブルの陰で縮こまっててくれっていうんだ
     三分たったら撃って来るからよ

ヘイズ :ご参考までにお知らせしますが一分半です
チャーリ:ほらほら早くつくるんだよバリケード

【一同急ぎテーブルを倒す】

     ジョーお前とほれあの…
     誰さんだっけな
バワーズ:バワーズだ
チャーリ:あバワーズさん、あなたとジョーでこのふたりをタマに
     当たらねェように適当に下げてくれ
ダウンズ:ちょっとおっさん
     あんまり勝手すぎやしねェかお前
     お前がいやならおれがふたりを引き渡す
チャーリ:そうはいかねェよ、こっちも覚悟の上なんだから

【とライフルをかまえる】

     母さんや、この旦那のガンも頂いとけよ
     傍でヤイヤイいわれると気が散ってな
ダウンズ:くそおやじめ、表のやつに頭ぶっとばされちまえ
チャーリ:ウジャウジャいってねェで避難しねェとお前さんこそ
     どたまぶっとばされるぞ
     あとどれくらいだい
ヘイズ :きっかり十五秒です

     (口笛)

【撃って来る】

     (銃声)

     (赤ん坊泣き声)

カーリー:遅れてんじゃない?
ショー :なんで撃たれてまであのふたりにこだわるんだよ?
チャーリ:ヘイズに一万ドルカーリーに一万ドル合わせて
     二万の賞金首だからだよあのふたりはよ
     (銃声)

     おれだって賞金をもらう権利てのはあるだろうが
     (銃声)

     もらう権利のためだ、あんな追いはぎ野郎に渡してたまるか
     母さん、ジョーにもライフルを貸してやってくれ
     (銃声)

ジョー :しかし客を危険にさらすってのはよくねェよ
     おれたちはまあいいとしてもよ
     ここは賞金を諦めて引き渡すテだな
チャーリ:しかしお前一生に一度のチャンスだぜ
     (銃声)

     お前も入れてやるからさ
     応援についてくれたら5千ドル出そうじゃないか
ヘイズ :ちょいと口出しさせてもらうよ
     今ンとこおれたちがそのふたりとは認めてない
     (銃声)

     しかしやつらの賞金は生死にかかわらず出るってことだよ

ジョー :だから何だっていうんだよ
     おれたちが殺す訳ないだろ
カーリー:そう殺されずにいたいの
     ところが外のやつに渡されるとそうはいかない
ヘイズ :あいつらが生かしてつき出すわけはねンだ悪党だから
     そういう立場じゃない
     まずおれたちを殺して、それからじっくりとお役人とかけあうのさ
     だからどうせならあんたらにつき出してもらいたいわけ
     それなら死なずにすむから
チャーリ:その点だけは信頼してくれ絶対守り通すから
     見ろ、だからがんばらなきゃならねンだ
     引き渡しちゃならねンだよ
     (銃声 泣き声 口笛)

【じりじり迫る悪党たち】

チャーリ:どうでもいいけどみんな意気地がなさすぎるぜ
     首すくめて
     悪党どもにカモの狙い撃ちみたいにされてくやしくねェのかい
     くそオ!おらやるぞオ!

【撃ち込んで来る】

     (口笛 銃声)

【熾烈なる銃撃】
     (銃声)

     (口笛)
チャーリ:どうですそのテーブルぶち抜かれてないでしょう
バワーズ:今のとこは大丈夫だ
     しかしこれじゃいずれはケガ人が出るぞ
クリント:こらおやじまだ生きてっか!
チャーリ:ピンピンしてらい何だ!
クリント:いいかげんにあの二匹を渡せ!
      こらあ、きこえてんのか!
チャーリ:いま相談してんだよオ!
【倒れているふたり】
ヘイズ :むりすんなむりすんなどうせまたぶっ倒れるんだから
カーリー:しかしこの格好じゃ肉屋のブタみたいでさ
ヘイズ :ウン 起こしてくれる?
【ダンひき起こす】
     (あえぎ)
チャーリ:おねんねしてる方が身は安全だと思うがねエ
クリント:何やってやがんだおやじ!
      出しやがれ!
チャーリ:まだ相談中だよオ!
クリント:こっちはもうシビレが切れたぞ
     (口笛)
     (銃声)
【またうってくる また倒れるふたり】
【ダウンズ、ライフルを奪う】
ダウンズ:やめろおばさん!
     おやじも銃すてろ!
     おい表の
     撃つのやめろ
     (口笛)
     さあ、向こうへ行け
     おばさんはそっちへ寄れ
     ふたりのナワをとけ、ふたりともだ
     表の!
     おれはハリー・ダウンズてんだ
     今、じじいをおさえたから安心してくれ
     ヘイズとカーリーは出してもいいが値段はいくらだ?
クリント:賞金の一割をくれてやる、悪かねェぞ
     二千ドルただ儲けだ
ダウンズ:よし決めた、今、行くからな
ヘイズ :ダウンズさん
     あんた駅馬車に乗るときのいざこざを根にもって
     その恨みを晴らそうってのかい
ダウンズ:恨みよりも二千ドルだよオ
     いいから立ちな
     立って立って、出るんだほら
【ダンとびついてダウンズの銃をおとす】
【ヘイズそれへ手をのばす】
チャーリ:おっとそいつはよしたがいい
【ライフルかまえて】
     立ってもらおうかいダウンズさん
ヘイズ :いやダウンズさんよ
     あンときのことをあんたが恨みに思ってんのなら
     謝ろうと思ってたんだよ
     いや若い方ありがとう
カーリー:あのときダウンズがこの若いパパに
     謝ってたらこうはいかなかった
     よかったよォ
チャーリ:じゃお前たち気の毒だがまたイスに座ってもらうぜ
     女房が元通り縛るからな
     お前さんもまたテーブルの陰に入れ
     おとなしくしゃがんでろ

     若いのあんたはそこのライフルを戻しといてくれ
     それからダウンズさんも縛ってくれ
     手足をガッチリと
     ウロチョロされちゃあ危なくてしょうがねェ

【ジョー起きあがる】
     ジョー
ジョー :あいよ
チャーリ:だいじょうぶかお前
ジョー :ああ首根っこをやられたもんだからお前
     フラフラしやがってもう…
チャーリ:お若いの何んてんだ?
ダン  :ダン・ルーマス
チャーリ:ダンには借りができたな、いやよくやってくれたよ
     もうちょっとでダウンズにしてやられるとこだった
     ダウンズが狙ってた賞金の一割は
     さっきの礼にお前さんへ行くようにするから
ダン  :ありがとうございます
     でもいいんです
     金ほしさにやったんじゃないから
チャーリ:そっけねェな二千欲しくないのかい
ダン  :そりゃね、お金は欲しいですよ
     でもなんとなく割り切れないんです、賞金なんて人を売るようで
     いや…
     今の当てこすりじゃないですから
チャーリ:いやあ、わかってるわかってる

     母さん
【とライフルを渡す】

クリント:おい中の!ダウンズ!
     何やってんだ遅ェじゃねェか!
     ひっぱり出すのか出さねェのかどっちだ!
チャーリ:生憎だったな予定がガラッと変ったんだ
     お味方のダウンズはふんじばられてころがってら
     いっとくがホントなら馬車は今ごろレッドロックに着いてんだぞ
     それが着かねェとなると追っつけ捜索隊のお越しだ
     悪いことはいわねェ今のうちに逃げとけ
     いくら撃ったってタマが無駄ってもんだ

     またそろそろ撃って来るぞ隠れてたがいい
バワーズ:まったく余計なことをしてくれたもんだよ妙な男気出したりして
     放っときゃ今ごろ出発できたのに

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