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戦争雑学コミュの軍国主義の定義

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”戦前、日本は軍部が独走し、軍国主義へ走っていった”
メディア、教科書はこういう言い方をします。

でもちょっと待った。これは正しくないんです。

1.軍国主義とは

”持っているすべての力を軍事に注ぎ、戦争に勝つことを目指す国家”のことを”軍国主義国家”と言います。

戦前の日本など軍国主義国家と呼ぶにふさわしくないんです。向こう見ずな”破滅主義国家”と言ってもいい。
それでは日米の比較をしてみましょう。

2.すべてを勝利のために―アメリカ

第一次大戦に参戦したアメリカは、その弱さを世界に見せつけました。”米国=腰向け”という印象が定着してしまいました。第二次大戦前、日本はその印象をずっと引きずっていた感があります。
でもアメリカ軍は1917年から41年の間に驚くべき進歩を遂げました。
アメリカの大学には”軍事学科”があるそうです。この時期に作られたんですが。さらに軍事教練を施すことにより、有事の際には、”臨時将校”として戦場に送り出すことができた。これがアメリカ軍の強さだと言えます。

民間人の知恵を借りる

太平洋戦争において、太平洋上の島々を攻略するために上陸用舟艇が使用されましたが、これを考えたのは民間人です。
五大湖のひとつで繰り返し実用試験を実施し、より使い勝手の良いものを開発しました。
タラワ島攻略戦で海兵隊の精鋭部隊が1500名もの損害を出しました。大きな原因は、上陸用舟艇にありました。船が海岸に着くと、兵士達は船首を乗り越えて突撃しました。乗り越える際に日本軍に狙い撃ちされたんです。これはまずいとすぐ改良しました。船首にゲートを設けました。ゲートが空くと銃を構えた状態で突撃できる。被害は激減しました。

文化人類学の活用

ルース・ベネディクトという文化人類学者が”菊と刀”という著作を出しました。簡単にいえば日本人の発想行動様式を書いたものです。これは戦争のために書かれたものです。日本人はどういう考えを基に行動するのか分析したものです。
まったくもって正解とは言えないが、ある程度日本人行動様式を鋭く突いている。
戦争に勝つために文化人類学者まで駆り出している。

兵士の慰問

グレンミラーオーケストラをご存知でしょう。グレンミラーは名誉中佐として最前線に赴き、兵士の前で演奏している。興味ある方は”グレンミラー物語”という映画を観て下さい。
また、ハリウッドのスター達も最前線に駆けつけている。少しでも前線の兵士の士気を挙げようとしたんです。
戦意高揚映画もたくさん作られました。レーガン元大統領が出演している”戦場を翔る男”など。

陸海軍の連携

米陸軍と海軍は連携がよく取れてました。完璧とは言わないが。その象徴は日本初空襲です。陸軍のB-25爆撃機をなんと空母に載せ、日本にむけて発進させています。

原子爆弾の開発

勝つために必要な手をすべて打ってきたといえるのがアメリカです。極めつけは原子爆弾でしょう。日本に2発落としてさすがに効果抜群でした。

3.軍部のひとりよがり―日本

一方で日本は本気で戦争してるのか疑いたくなる状態でした。

軍部は”俺達は戦争のプロだ。民間人の意見など聞く必要がない”という態度でした。それどころか民間人を見下していた。
他からの意見を聞かなくなった組織がどうなるのか、だめになってゆく一方ですね。

文化人類学者が戦争に出る幕はなかった。敵国であるアメリカやイギリスは”鬼畜米英”なんです。彼らが何を考え行動するのか全く理解しようと思わなかった。

兵士の慰問、戦意高揚映画はないわけではない。でもアメリカの比ではなかった。

陸海軍の連携はほとんどできていない。それどころか非常に仲が悪かった。まるで敵同士。
こんな情けない話が残っています。日本が”メートル法”という単位を導入し、陸軍は”センチ(メートル)”と言うようにしました。海軍は対抗して”サンチ”にしました。
さらに陸海軍で武器製造のための資材を取り合いまでしてたんです。

彼我の戦力分析もせず、ただ戦争に突入した戦前の日本は、冒頭申し上げたとおり”破滅主義国家”と言えるのではないでしょうか。

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