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あなたが作る物語コミュの物語13

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「散歩ですか?」
いきなり話しかけられてびっくりしてよく見ると私より3、4歳くらい上の若い男の人だった。
「あぁ〜えっと・・・はい。そうです。」
とりあえず無視するのもなんだか悪い気がして、おずおず答えた。
「よく散歩してるんですか?」
「ん〜そうでもないですよ。時々ですね。今日は寝れなくて目がさえちゃったんで、散歩に出てきたんです。」
「そっかぁ。俺はよく散歩ってかジョギングしてて、ここの椅子によく座るんだよね。走ってるときは、いろんなこと考えずにすむし無心に走れる。すごく、気持ちてきには楽な時間だよ。でも、体はしんどいけどね」
と笑いながらその人は話してくれた。すごく気さくな人で、いきなり話しかけてきたから、すごく警戒してたんだけど、しゃべってるうちに楽しくて、気づくと太陽が暑くなってくる時間になってた。
「あっ、私そろそろ帰ります。」
やばい・・・今日は赤星選手のこと考えようと思ってこの公園にきたのに・・・・。そう思いながら、とりあえず家に帰って時間になるまで、用意しようと思った。
「あっ、あのさ、俺毎週日曜にこの公園にいるんだけど、よかったらまた散歩ついでにきてよ。俺の名前は沢井 圭哉っていうから。」
「わかりました。それじゃあさようなら。」
私は、その人の話を半分くらいしか聞いていなかったけど、あせりもあって適当な返事をしてしまった。その後私は走って家まで帰ったのはあたりまえなんだけど・・・。でも、その私の後姿を見えなくなるまで、その人が見送っていたなんて私は気づくはずなかったんだけどね・・・。


帰ってきて、汗だらだらだったから、とりあえずシャワーをかるくあびて、自分の部屋のベッドに倒れこんだ。
「今日か・・・」
一人つぶやいてみたけど、なんとも言いようがない感情が胸の中を渦巻いていた。私は少しだけ寝よう・・そう思ってそのまま眠りに落ちていった。

「ちゃんちゃんちゃんちゃ〜ん・・・・」
んもう・・・うるさいなぁ・・・枕元の携帯の着信音が鳴り響いている。眠い目をこすりながら寝起きの声で電話にでた。
「ふわぁい。どにゃたれすかぁ?」
「ちょ・・・たまみ・・・?」
あっこの声はゆみだな。
「ゆみらよね?めちゃくちゃ寝起きやぁ・・・」
「ねぇ・・・たまみ・・・寝起きっていいの・・・・?」
私は少しずつ頭がさえてきたものの、ゆみの言葉の意味がわからなかった。
「ん・・?何が・・・?」
「今日・・・赤星選手に会いにいくんじゃなかったの・・・?心配で電話かけてみたんだけど・・・もう夜だけど・・・」
その瞬間私は目の前が真っ暗になった。携帯の時間を見て・・・危うく携帯を落としそうになってしまった。・・・前の時間から・・もう2時間もすぎていた・・・・。
「たまみ!!大丈夫??聞いてる?寝てたなら仕方ないんだから、早く今からいきな!!」
私は言われる前にもう服もそのままで、携帯を耳にあてながら、走っていた。
「はぁはぁ・・・ゆみ、ごめん、・・電話くれてほんっとにありがとぉ・・・ちょっ・・・ちょっと今しゃべれない・・・から・・・また電話して・・いい??」
「うん。わかった」
ゆみとの電話を切ると、私は全速力で走り出した。多分体育祭でもこんなに、走ったことはないってくらい。このくらい頑張って走ったら結構上位にくいこむだろなぁ〜なんて意味のないことを考えながらも、私は走りつづけた。もう赤星選手はいないだろう・・・わかっていても、走ることをやめなかった。


ずっと走り続けて海についたときには吐きそうだった。汗もだらだら流れてたし、ほんと今の私最悪なんだろなって思ったけど、前二人でしゃべった場所までまたふらふらしながらも走っていった。
肩で息をしながら、そこに目をやると・・・



1、赤星選手の姿は見えなかった
2、赤星選手は海を眺めていた
3、赤星選手は誰かと一緒にいた
4、赤星選手は私のことをじっと見ていた

コメント(3)

オレもよくある!(>_<)ここはシビアに1で☆
シビアですね(@_@;)うわぁ〜このあとどんな展開にしょ〜笑
あははは(笑)シビアな上に、リアルでしょ(^皿^)楽しみにしてるぜ!(>▽<)b

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