[mixi]和菓子（屋）を探しに - 菓子は人なり

[94] mixiユーザー 07月31日 23:07

東日本大震災発災の話題が続きます。５月下旬１週間近く福島県いわき市に行きました。沿岸部の津波の被害が大きかったところに行くと、外観はどうにか留めていても１階部が壊れブルーシートがかかった和菓子屋さんが目に飛び込み、心が痛みました。久ノ浜地区かと思いますが、和菓子屋さんが火もととなってた火災となったようです。和菓子屋さんも心苦しかったでしょう。原発の近くに羊羹が美味しくて評判のお店があったそうです。しかし、残念なことに避難されて閉店です。災害支援でお役に立てないまま、いわき市を出て帰るという時、小名浜の和菓子屋さんに寄って悔し涙を流したときには、どら焼きを二つお土産にくれました。
　この７月には岩手県陸前高田市に４泊５日で訪ねました。市街地は建物の基礎しか残っていません。うず高く積まれた「がれき」の中に和菓子屋さんの大きな看板を見つけました。どんな町でどんな生活があったのでしょう。
　活動を終えて、家に帰ると郵便受けに陸前高田からの手紙が届いていました。
アレっと思って封を開けると、それは陸前高田で被災された和菓子屋さんからの手紙でした。３．１１に被災されたこと、苦労しながらお店を再開されたこと、そして５月にご次男が無事出産されたこと。ご長男とご次男のお写真も同封していただきました。新しい家族のために力強く生きていこうという気持ちが伝わりました。
　陸前高田に唯一残った一本松も海水に浸かり枯れるのではないかと心配されていましたが、新芽が出ているのが見つかり安心させています。苦境の陸前高田の町にも、新しい生命も生まれました。希望と楽しみを感じますし、責任も感じますね。いずれ落ち着いた状況になったときには、被災地へ和菓子（屋）を探しに普通の旅をしたいです。

[95] mixiユーザー 03月08日 00:36

久し振りに愛媛県松山市を訪ねました。地元の方が愛するおはぎ屋さん、大判焼き屋さん、和菓子屋さんを食べ歩きました。一六タルトの本店でお話をさせていただいた女性店員さんをはじめ、親切な和菓子屋さんが多く旧交をあたためる気分。さて、松山の市電に乗って道後温泉へ行く途中「労研饅頭」さんの本店があるはず場所を眺めている、見あたりません。「えー、潰れたの？」と思ったのですが。仕舞た屋風の昭和なレトロな小さなお店を探してい私の目に飛び込んで来たのは、新築でモダンなセンスの小綺麗なお店です。「えー。労研饅頭って改築するほど儲かっていたの？」（すみません）と素朴に驚きました。疑問は、愛媛の用事が終わり、タクシーに乗ったことで氷解しました。タクシーの運転手さんに、「労研饅頭」さんのお店、新しい立派なお店に改築しているけど、そんなに儲かっていたのですか？」などと労研饅頭さんに失礼な質問をしたところ、タクシーの運転手さん曰く。「どうも労研饅頭の跡取りの子どもさんが「宝くじ」を当てたらしいですよ。そのお金でお店を改築したそうです」といわれるではありませんか？あくまで噂です。いずれにせよ、地元の雑誌をたまたま読むと、労研饅頭さんの女将さんのインタビュー記事があり、ご主人がご病気で入院されていること、労研饅頭のご主人と結婚されてからのご苦労などが書かれていたのを読みますと、後継者の子どもさんが立派にお店を改築してお店を継承発展させるということは慶賀の至り。一生懸命働いた成果ですよね。宝くじ伝説は、それはそれで、喜ばしいことでしたね。・・・さて、最近売り出し中の和菓子屋さん。開店早々売り切れる大福があるというので訪ねたところ、やはり売り切れ。どんな大福かというと、クリーム大福でした。あんこ＋ホイップクリームの大福を抹茶でコーティングしたものです。食べ損なって悔しいので、取り寄せたので解りました。私はクリーム大福反対派なのです。なぜなら、あんこの良さをクリームが解りにくくさせているからです。昨今の味覚はでもそれが流行なのでしょうか。

[96] mixiユーザー 04月17日 00:35

４月７日は福島市渡利地区の弁天山の除染ボランティアに参加してきました。この除染ボランティアについては、福島の放射線被ばくの問題を小さくさせ、放射線量が高く本来避難しなくてはいけない住民を居住させ続けることになる、避難している人が帰還しなくてはならないことになる、東電や国が賠償金を払わない、減額する理由になる、などの批判があります。賠償責任不問にするとか曖昧化する意図はありません。福島で生きていくことを選択した人たちを応援したいというのが動機ではあります。除染ボランティアの合間に、渡利地区で営業されている和菓子屋さんを２軒訪ねて和菓子を買って食べました。大福餅と上生菓子など。普段通りのお店で、心中を察するには私には力不足ですが、除染ボランティアだと解ると、ありがとうと声を掛けていただき、明るく接していただきました。かつて南相馬の和菓子屋巡りをしたときは、「観光で和菓子を買うなんていい身分だね」と冷たく言われるお店もあったり、反原発の署名用紙を店内に置かれているお店の方も元気がありませんでした。訪問した「時期」のこともあるかもしれません。
　一昨日は岩手県を中心に。盛岡市では、関口菓子舗さんへ行き今回は定番の駄菓子ではなくて羊羹や饅頭を。その後は盛岡から沿岸部の宮古市へ行き、そこから三陸沿岸を南下して釜石市、大槌町、陸前高田市、宮城県気仙沼市を見てきました。特に釜石市の旅館「宝来館」に宿泊して女将さんから、気仙沼市の水産加工業者で「金のさんま」が主力商品の「斉吉商店」のご夫妻に会って、３．１１当時の状況やその後の復旧・復興のお話を聴き、優しさ、強さを感じ、自分だったらこんなことが出来るだろうかと思いました。元気な女性達に会って、そんじょそこらのことで弱音を吐いては恥ずかしいなと思いました。
　岩手県の「道の駅」で、「ぎょうざ」のような形で、中の餡は「黒糖、味噌、砂糖、クルミ」という「ひゅうず」を宮古市、山田町、田野畑村ものと食べました。岩手県最後の締めは、ＪＲ一関駅から徒歩２分の「ふじせい」さんへ行き、「一口もち膳」を食べること。食べてみたいのは「もち本膳」ですが、ここでは簡便化した「一口もち膳」が食べられます。餅好きの人間にとって、一関などの餅食文化は憧れの地です。上品な味でした。
　被災を通して、郷土食というか土地の個性というか環境で育まれて和菓子を安全に安心して食べられるという環境がどれほど大切かと思います。

[97] mixiユーザー 05月06日 11:36

体調よくなかったのですが、せっかくのゴールデンウィークということで、宮城県石巻市へ行きました。NGO「ピースボート」は、泥のかきだし・漁業支援などの活動などが減少・終結する段階になり、地元の団体の「まちおこし」イベントからの依頼も増えてくるなか、従来型のガテン系ボランティアから、地域の住民・団体主体のまちづくりへの支援や石巻への着地型観光なり、交流人口を増やす支援へとシフトする、最初のテストケースのようなツアーでした。そのため、がっつり筋肉系作業をするというのではなくて、１日目こそはペンキ塗りでしたが、２日目は雄勝町の復興イベントに「参加」したり、まちづくり活動のリーダーの話を聴いたり、石巻フリータイムがあったり、「交流」や「学習」を主体としたボランティア観光ツアーでした。民間の観光旅行会社と酷似・競合している内容でもあります。ボラバスとは思えない大型観光バスやら俄カメラマンらしい学生がカメラを構えた貸し切りタクシーも見かけましたが、そこはやはりNGOの主催ですので、学びの質は高いです。個人的にはもっと工夫の余地があるとは思います。石巻でも被害が大きかった門脇町・南浜町・門脇小学校などを見学する人もみかけました。私もその１人。さて、石巻駅前から中央通りにかけての和菓子屋さんは１階部分が破壊されていてそのままでした。そのなかで、復興仮設商店街に出されているお店があったのですが、私が営業時間内に間に合わず購入できなかったものの、「桜もち」「うぐいす餅」の貼り紙を見て、私も嬉しい胸騒ぎが半分、被害の大変さに言葉がない気持が半分でした。津波からの避難地として多くの人が駆け上った日和山のお菓子やさんのシュークリームはボランティア内では定番のようでした。白謙という蒲鉾屋さんで「カステラ」という名前の蒲鉾がありました。石巻あたりの蒲鉾屋さんが普通に作られるものだそうです。白謙で「伊達巻き」も買ってみたものの、外見がロールなのか蒲鉾形なのかの違いだけで同じものでした。いわゆる蒲鉾に卵黄を入れ入れているものです。私的には、「伊達巻き」は卵菓子です。いろいろあるものです。東北和菓子屋勝手に支援ツアーを敢行したいです。いわゆる定型的なボランティア活動ではありませんが、ひたすら和菓子屋さんを元気づけるためだけにと称しつつ、食べ歩きの旅を、青森は八戸から茨城沿岸の被災地全てでしてみたいですね。

[98] mixiユーザー 09月13日 23:15

　初夏から晩夏までの話です。６月末にまた石巻に。日和山の頂上神社境内には「大福餅」の旗とテントが。ご夫婦がいました。「二色餅」屋さん。店舗が流された後自宅でお餅を作られているとか。地域が壊滅しお客さんが来ないため人が集まる日和山頂上に、神社に友人がいるご縁でお店を出させてもらっているとか。仮設商店街で石巻の和菓子「茶きん」も食べることができた。
　７月には福島の飯坂温泉。和菓子屋さんもさっそく訪問。いわき市は１年ぶりの訪問。海辺の施設には川内村から避難されたそば屋さんが、なぜか変わったお餅を売っていた。小名浜の和菓子屋さん再訪した。
　７月末には福井市を久し振りに。レンタサイクルが無料なので利用し、駅周辺の和菓子屋さんをローラー作戦でまわった。松岡軒さんのかき氷は、カンナで削った粗削りです。ちょっと痛い。和菓子の範疇でないけれど、三矢サイダーの空き瓶を再利用した地元のソウルフード・かサイダーを飲みました。
　８月には意を決して南三陸を訪ねた。仮設商店街の菓子屋さんで和菓子を買い込みました。女川の希望の鐘商店街の観光協会を訪ねると、女川高校と地元の和菓子屋さんコラボで作った団子を売っているお店を紹介してもらいました。蒲鉾屋さんで、冷凍の団子を買いました。石巻、松島、塩竃の被災地を訪ねながら和菓子屋を巡りました。
　９月岩沼で農商工連携センターの仙台白菜の苗植えボランティアをした帰り、仙台ではジャズフェスティバルで盛り上がっているのに、それは後回しにして森の香本舗を表敬訪問。やはり最高！凄腕です。気持的には被災地が日に日に近く感じられるようになっています。そして今日は、被災地の岩手県の和菓子屋さんから心のこもったお手紙が届きました。とても嬉しいです。

[99] mixiユーザー 09月01日 16:13

福島県須賀川市で和菓子屋巡りをした。小さな田舎町なのだが和菓子屋が多い。宿場町だったことと関係しているらしい。変わったお菓子が二つある。一つはくまだパン本舗の「くまだパン」。パンという名前がついているものの黒糖饅頭を砂糖でまぶしたアンコの砂糖漬けという超甘い饅頭。アンコも黒糖なのか懐かしい味がした。昔からほとんど改装していない昭和テイストたっぷりの仕舞屋風。東京など都市住民目線で言えば超小さなお店。しかしこういった田舎に、コンビニがほとんどない田舎のお店に、昔ながらの和菓子が残されている。くまだパン本舗のすぐ近くに「かみしめ屋」さんがある。店舗名にもなっている「かみしめ」もシーラカンスのようなお菓子らしい。江戸時代の保存食・携帯食。水飴で作るので夏季は販売していないので食せず残念。くまだパンもかみしめも激安価格。お菓子は薬・保存食であり手軽に買えるものだったと痛感。そのほか須賀川の和菓子屋さんをまわって「あわ餅」が多いかなと感じた。個性があっていい町だ。和菓子文化のダイバーシティのためにも、ぜひ後世に残して欲しいと思う。

[100] mixiユーザー 09月01日 16:52

今日は、何年ぶりかで赤福餅の朔日餅を買って食べた。赤福餅が日付の偽装表示やアンコの再利用など信義に反した商行為が表面化してから初めてのこと。９月はお彼岸ということで「お萩」。８個入り７００円。小ぶりのお萩だ。率直な感想を言えば、事件以前は朔日餅も夏季限定のかき氷「赤福氷」などは美味しかった。赤福餅も美味しかった。事件以後、品質管理は徹底されたと思うが、味は落ちた。理由は解らない。朔日餅もやはり味が落ちてしまった。しかし、意外なことだが赤福餅の朔日餅を買う人は大行列だ。地元の新聞が繰り返し宣伝してくれているからだろうか。しかし、町の和菓子屋さんのお萩の方がずっと美味しい。行列が好きで行列に並んで買ったという充実感が欲しい人はともかく、わざわざ行列を作るほどのものではない。事件の後遺症はまだ続いている。朔日餅の神話・伝説を信じて並ぶ人がいる。赤福餅さん、大量生産もいいけれどいい仕事をして期待に応えなければと勝手ながら思った。

[102] mixiユーザー 09月01日 17:35

三陸北岸（岩手県沿岸）の被災地観光ツアーに行ってきた。１日目は遠野に泊まった。２日目は遠野から住田町経由で陸前高田へ行った。高台移転とかさ上げで大型ダンプや重機で賑わっているので１年前の更地で音がしなかったのとは大分ちがった。陸前高田の市街地入ってすぐに物産センターがあった。入って商品をチラチラ見ていて、東海堂さんの「ゆべし」「がん月」が一つずつあるのを発見。発災後ハガキを送って返信をいただいたお店。ここで発見した僥倖に感謝。広田町のお店は再開しているのだろうか、子どもさんは成長されているのだろうか。大船渡市に入り、「かもめの玉子」のさいとう製菓さんを訪問。被災して戸壊しが決まった旧本社を車窓から観ながら、「かもめの玉子」工場へ。時間が短くてゆっくり観られなかった。津波が押し寄せるなか従業員を避難させ津波をビデオ撮影された専務さんは定年退職され震災記念館の館長になられたらしい。三陸鉄道南リアス線で北上。車中で「鍋焼き」を買う。見かけはどら焼きだが中身はクルミペースト。釜石に着いたら、食後早々にタクシーに乗って「玉泉堂」ささんが再開したという仮設商店街へ行った。お店は開いていたが「準備中」の札がぶら下がっている。何度もご主人を呼んだのだけどどこかへ行っている。こんなこともあっていい。こちらの都合はどうでもよい。お店の商品は上生菓子も並んでいた。釜石で一番いいお店だったとか。また来いということだろうか。大槌町→山田町→宮古と北上して泊。翌日は田野畑村で被災者の方の話を聴いた後、三陸鉄道北リアス線を譜代村の譜代駅から野田村を経由して久慈まで行った。何部藩エリアなので南部駄菓子らしきものを買った。久慈はＮＨＫ「あまちゃん」ロケ地であまちゃん饅頭とか便乗商売もあった。道の駅久慈の横のレトロ商店街で「まめぶ汁」をいただいた。薄い味噌汁にくるみ味噌餡入り小麦粉団子が入っている。これをスイーツと呼ぶ人もいるが・・・汁ものでいいと思う。実質２日間の駆け足。現状の概観はできた。被災地観光というだけでなくて日本列島の多様性を痛感した。地域が異なれば菓子は違う。和菓子は奥ゆかしく深い。

[103] mixiユーザー 09月01日 17:52

ニュー和菓子というか、そういうものがあるらしい。お店を出さずにイベントがあった時に創作和菓子をしたり。またいろいろな分野の方とお店とコラボして和菓子を作ったり。デザイナーズカフェのように、お店の内装とかアートというか小じゃれていたり、宝石屋さんなのか何屋さんなのか解らない外装、内装のお店だったり。甘味処でも和菓子版のアフタヌーンティーの用に供したり、展示や持ち帰り用の袋やオシャレ。若い人の感性と感覚で和菓子が変容していくことは、和菓子が持続可能であってきた歴史に鑑みれば、小言を言うのは反動的というか、和菓子が絶滅するのを助長するようなことかもしれない。
さて、東京の某エリアへ行きこじゃれた内装のお店で豆大福を食べ、アンコやソースが変わったどら焼きを食べて・・・外見はいいけど味はなあ・・と思っていたら、どこをとって観ても東京というより他の地域の昔ながらの概観の小さな和菓子屋を発見。水羊羹、葛饅頭、錬りきり、おはぎ、大福餅と定番のものを買って食べた。美味い、美味すぎる。はあ～、何で？どうして？と食べ終わった後またお店に引き返して、違った別の和菓子を買った。店番をしている高齢の女性にインタビューを試みた。「このお店の和菓子があまりに美味しいので、また戻って買いに来ました。ご主人はいったいどちらで修業されたのですか？」女性は京都の何といったかと思い出しながら、ようやく出来たのは「ちまきのお店」。よもやと思いながら「かわばた・・」と言いかけると、「そうそう川端道喜って言っていた」とのこと。
見かけや概観やオシャレなプロデュースとは無縁の小さな、道行く人が気づかないようなお店だった。こんな本格的な和菓子店が東京にポツンと目立つのを避けるようにあるなんて。私がこのあたりで働いているか住んでいたら毎日通い詰めるようなお店。お店の名前を見て、ご主人の気概、本格的な京都の上菓子を東京・江戸菓子と融合したいという思いを感じた。私の個人的な味覚の好き嫌い、古い感覚といえばそれまでだが、いいお店は見かけでなく味で判断したい。

[104] mixiユーザー 09月14日 05:47

幻の羊羹といえば、吉祥寺の小ざさが有名だ。久しぶりに買いに行ってみた。驚いたことにルールが変わっていた。お店の人にも確かめたのだが、２０１２年１２月から、今まで一人５本までだったのが、一人３本までになったらしい。すなわち、今までは１日１５０本なので最少３０人しか買えなかったのが、最少５０人買えることになった。その影響はというと、整理券の配布が始まった８時を回っても４０人少しだったので、この日に限って言えば今までのように苦労しなくても買えるくらいまでにはなっていた。幻の羊羹がぐっと近づいてきた感じ。
先日、日光へ水羊羹の食べ歩きに行って「幻の羊羹」となってしまったものがあった。味覚は人それぞれだが、「綿半」さんが上品なあんこでよかった。「吉田屋羊羹本舗」さんも「鬼平」さんもいい。今市の店だが「松屋総本舗」さんのものもよかった。「三ツ山羊羹本舗」さんも行った。しかし、「ひしや」さんはお店が閉まっていた。午前中には羊羹が売り切れることもあると聞いて開店と同時に行ったのだが休業。休業日でもなく、お向かいの羊羹屋さんも珍しいなあとのこと。あきらめ切れず翌日も午前中に電話したが出られず。私にとって「幻の羊羹」になってしまった。また来なさいとのことか。日光東照宮の門前とはいえ羊羹屋さんが目白押しで日光が好きになった。

[105] mixiユーザー 09月14日 06:10

埼玉県加須市へ行ってきた。福島からの避難者の方がいまだ避難所に残られている旧騎西高校訪問もしたかったが、その他ドラマのロケ地によくなる騎西小学校もみたいなど騎西地区訪問が最初の予定だった。しかし加須が米どころでもありお餅や団子が美味しいらしいとなると話は別だ。加須の商工会館でレンタサイクルを借りて旧街道沿いはもとより南部の騎西から北部まで和菓子屋巡りの強行軍を敢行した。回ってみて、加須の和菓子屋さんでよく見たのが「いがまんじゅう」。名前の「いがまんじゅう」で他の地域の餡餅や餡入り団子に着色した米粒が付いているものを連想していたが、加須では赤飯饅頭だった。面白かったのは「塩あんびん餅」「三小間」さんという和菓子屋さんでお話を聞いたところ、「アン」とは「塩」の意、「びん」とは「餅」の音読み。すなわち「アンビン」で塩味餡餅という意味だそうだ。「塩あんびん」は塩が重なるのでくどいらしい。農作業中に腹ごしらえように食べたというのでサイズが大きいのも特徴だ。というか、加須の和菓子屋さんの最中など菓子が大きいと感じた。西へ行くと、駄菓子である「五家宝」のお店が三つあった。熊谷の五家宝が有名だが、こちらのものは柔らかいのが特徴だという。旧街道沿いの店は特に仕舞屋風のお店が多く、昔の街道のにぎわいはなく鄙びた商店街にあった。お店としてはよくないことなのだが、私としてはいい感じだ。やはり地方はいい。

[106] mixiユーザー 10月12日 21:41

栗の和菓子といえば小布施が有名ですが、岐阜には中津川と恵那があります。
恵那の和菓子屋さん１０軒の「栗きんとん」を詰め合わせたセットが恵那駅近くにある「えなてらす」で販売されています。同様のことは中津川もしています。えなてらすでは、東濃地方の郷土菓子「からすみ」をはじめ、栗蒸し羊羹やシュークリームなどお店で販売しているものも置いています。栗きんとんセット「栗くらべ」は黄土色の箱と紅色の箱の２種類あり、６個入りです。恵那川上屋、恵那寿やはどちらの箱にも入っていて、それぞれ異なるものが４店舗ずつ入っています。使用されている栗も種類が違うし粒を残したり乾湿も違い触感が違います。食べ比べてみると川上屋さんが一番乾燥していていますね。

[107] mixiユーザー 11月20日 06:34

名古屋の和菓子屋さんの老舗　両口屋是清さんが
東山に新規出店されて、甘味処も併設されたと聴いて、オープン間近に訪問してきました。

甘味処の名前は喜蝸（きっか）。
喜びを与える蝸牛（カタツムリ）？店名の由来は何だろう？

喜蝸限定というメニューのうち、白ぜんざいと喜蝸ぜんざいを食べてきました。

写真を添付掲載しました。

喜蝸ぜんざいとは
白小豆のぜんざいに季節の野菜（秋～冬は「紫イモ」か「かぼちゃ」のいずれかを選択で私は紫イモを選択しました。写真は紫イモ版です）を混ぜてポタージュ風に仕上げたもの。付け合せにパンと豆が付いています。

おそらく貴重な「備中小小豆」を使用していると思いますが、
ミもふたもない話を言えば、備中白小豆は白餡が一番美味しいと思います。
紫イモでは、その良さを相殺してしまったかもしれません。

「白ぜんざい」のほうは白小豆のぜんざいに「カシス」のフルーツソースが添えたものです。白小豆の白あんのぜんざいの美味しさを味わえるのがよいです。
カシスソースはたっぷりかけるより、一滴スポイトのように落とす程度で十分。
カシスは酸味が強すぎるのでカシスソースを多くかけて混ぜ込んでしまうと・・・白小豆の良さを相殺どころでは済まない気がしました。

「喜蝸ぜんざい」も「白ぜんざい」も季節によって
「野菜」も「フルーツ」も変えるそうです。よい組み合わせを試行錯誤中かもしれません。

ニュー和菓子というか昨今、和菓子と洋菓子の新しいコラボの動きがあります。
和菓子そのものが融合の歴史。
戦国時代には「カステラ」「丸ボウロ」が、
戦前には、宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」で脚光を浴びた
中部日本に広がる、カステラと羊羹のコラボ「シベリア」もある。
「フィール」という愛知県のスーパーマーケットで販売されている「川原製菓」さんの写真を掲載しました。

直近のコラボは
ヨーロッパで洋菓子の修行を積んだ方と和菓子の老舗のコラボとか
和菓子の老舗で修行した２０代、３０代の若者が独立して
多ジャンルの若者のアーティストとイベントで創作和菓子を作ったり
素材、容器、包装、展示、お店の内装・外装・広報宣伝を総合的にプロデュースして
和菓子をエスニック化して
和菓子離れしがちな若者対象に
新しく、お洒落でセンスのよいものを呼び込むものかなと思います。

和菓子は進化の試行錯誤でサバイバル期かもしれない。

[108] mixiユーザー 11月20日 07:04

全国菓子博覧会が２０１３年ゴールデンウィークに広島で開催された。
私も見学させていただいた。半年経っての感想です。
全国菓子博も博覧会と名のつくイベントです。
大阪万博の成功以来、全国で観光イベントとして○○博覧会が乱立し
観光事業として、まちおこしとして活用される流れに乗っていることは
菓子業界だけでは開催するには巨費がかかるだろうし
菓子業界も長期のデフレ不況で体力が落ちているのかもしれない。

熊本では感じなかったけれど、姫路からはまちおこし、地域産業振興色が強くなり、広島ではいっそうそれを感じた。

この間Ｂ１グランプリという食のイベントが、小さな色物的なイベントから２０１２年福岡、２０１３年愛知・豊川と６０万人を集める大きなイベントに化けてた。愛知・豊川大会では、豊川市観光協会事務局長が、まちおこしイベントとしての意義が確認されたとの弁。浪江焼きそばが優勝したのが唯一の良心的なことだったが、いろいろ考えさせられた。

全国菓子博覧会も　菓子ではなくて　食べるイベントに変化しつつあるかもしｒない。菓子を展示しても菓子屋や菓子そのものを見ていない。
さっさと食べたい人が集まっている。

私は、全国の菓子の展示　特に東北地方の三陸海岸をはじめ沿岸部の和菓子屋さんが出品されているのをみて、その心意気を感じながら見学していた。

通り過ぎる入場者は「こんなもの展示しやがって、試食はどこだ。」と舌うちをしていた。広島博の広報か新聞に「試食できる」と掲載されたのが大きかったようだ。悪態をつく入場者のあまりの多さに閉口させられた。

朝一で並び、私はほぼ先頭で入場したが、最初に埋まったのは
試食ができるお土産買い物コーナーだった。
デパ地下の物産展状態だった。

海外からの方々が和菓子の展示を見ていたり
見るべき人は見ていたので安堵する場面があったのが救いだ。
不肖わたくしも、海外から来た方に、展示している和菓子の良さ説明した。

人を沢山集めることが自己目的化していないだろうか？

Ｂ１グランプリは、会場のキャパを無視して
沢山人を呼ぶことを自己目的化し、遠方から来た人が当日券を買えず
会場内は雨でぬかるみ、分散化した会場間のシャトルバスは１時間待ち。
予想通りといえば予想どおりだったが、まちおこし観光とはいえ
地元の人間でさえ無茶なイベントと思っていた。

広島博はどうだったのだろう。並んで疲れて、人に疲れたという思い出が強い。
もちろん、中国地方に残る珍しい和菓子を知ることができたり収穫もあった。

デパ地下の物産展化した全国菓子博にまた行きたいかと問われると
しんどいなあと戸惑う。

Ｂ１グランプリは次回は　福島県郡山で開催されるらしい。
東日本大震災の復興支援の願いを込めて。

全国菓子博も　見つめなおす意味で
東北地方で開催してはどうか。
東北地方の個性ある和菓子たち
素朴な菓子　餅食文化　駄菓子
東北の被災地の方々に負担をかけないようにしつつ
再評価される機会になって欲しいと願う。

次回の大会はいつどこでだれが決めるのだろうか。
一和菓子ファンだけど、気持ちを伝えたい。

[110] mixiユーザー 12月02日 06:53

福島県郡山市に本店がある、「薄皮饅頭」で有名な柏屋さんを
毎月１日の朝６時～８時に開いている「朝茶会」に出るため訪ねました。

出来立てホヤホヤの温かい薄皮饅頭と新商品のお菓子とお茶を
無料で振る舞っておられる会です。

別件で福島に行く予定があり郡山に前泊できたため
朝４時に起きて５時２５分には柏屋に、一番乗りで並びました。
朝早く来られた地元の高齢者の方は柏屋さんの熱烈なファンで、
手作りの柏屋さんの切り抜き・スクラップ集を見せてもらいました。

五代目社長自ら先頭に立って接客され、次期の６代目社長になるだろう方も
工場が勤務地のようですが、朝茶会の手伝いに来ていました。
お客さんたちと社長の会話を聴いていると
地元客は柏屋を誇りにし、お店の距離が近いことを感じました。
先代（四代目）が社会貢献をされたカリスマ型社長だったらしく、お父さんの後を継いでおられるようでした。

寒いのでと１０分繰り上げて開始してもらいました。
寿司職人のように、目の前で包餡して蒸して出来立ての薄皮饅頭と
大粒の栗入り白あんを包んだ雪餅ような餅菓子をいただきました。
梅干しは、自由にとることができます。
たくさん人が来られました。

東日本大震災で１年近く中止されていたそうで２０１２年に再開しています。

お店の方に写真を撮っていただき、来月に写真を掲示されるとのこと。

今回の朝茶会で出されたお菓子セット
朝茶会の様子の写真を掲載しました。

セットは栗入り白あんの雪餅らしきもの　薄皮饅頭　梅干し　お茶です。

帰り際に、社長さんから遠方から来られましたねと労ってもらい
名刺をいただきました。
地元から愛され誇りを持たれる和菓子屋さんであれば
長く繁栄して欲しい、またできるお店でりますように。

[112] mixiユーザー 12月02日 07:12

ＪＲ東北本線二本松駅で下車して
徒歩で二本松の和菓子屋さんを巡りました。
駅構内の観光案内所に置いてあったパンフレット
「ちょっとぶらり　にほんまつ」に掲載されていた

御菓子処玉嶋屋　　　和菓子処「日夏」　　　菓子処まつもと　　　玉屋玉振堂
菓子処豊田屋　　　　　花月堂花屋　　　　　　二本松製菓玉川屋

７軒を全部まわりました。
後で知ったのだけど、「元祖あんぱん」を出されている
「本家丹波屋」が掲載されていなかったので、
すぐ近くまでいたようですが、訪問できませんでした。
なぜ掲載されていなかったのだろう。訪問できず残念でした。

二本松は羊羹が美味しいということです。
二本松らしい「玉羊羹」は玉嶋屋さんが有名ですが、各店でもそれぞれ作られています。小さな球形の羊羹を透明ゴムに入れて輪ゴムで縛っているものですね。爪楊枝などで穴をあけるとぷりんと勢いよくむけるので、子どもの頃に面白かった記憶があります。
また二本松の和菓子屋さんでは「黒玉」という飴玉菓子も各店でだされていました。

花屋さんの揚げ饅頭が大変よく売れているようです。最近では全国あちこちで「かりんとう饅頭」として売られているものの元祖のようなものでしょうか。

また珍しいなと思ったものは　豊田屋さんの「あんぱん」（須賀川のくまだパンに近い）です。くまだパンよりはあっさりしています。

玉嶋屋さんと玉川屋さんではカステラ饅頭という餃子のような形の
鮎焼きのような記事でこし餡を包んでいるものがありました。
玉川屋さんでは「中華饅頭」とも呼んでいたと言われてました。
カステラは南蛮菓子だし、中華饅頭というのも外国菓子のようで
何か語源が気になりました。
玉嶋屋さんでは、予約注文数がある数越えたらカステラ饅頭を作られるということでしたので、さっそく予約帳に記入したところ、実は明日作って送るところだったということで待ち時間なしという幸いでした。
宅配してくださるとのこと。

豊田屋さんのあんぱんと玉川屋さんのカステラ饅頭の写真も載せました。

お店の方に色々質問をしたら、大変親切な対応をされるところが多くて、楽しい訪問でした。
特に、玉川屋の女将さんには、新宿行きの高速バス予約の手配や
買ったお菓子以外にもお菓子をくださるなどしていただきました。
娘さんの嫁入り先と私が同郷ということで話もはずんで。
どうもありがとうございました。

全国菓子博は１９９８年に岩手県であったときに
二本松の和菓子屋さんも出品されているようだった。
全国を巡回するのに、福島で開催するにはまだ先だろうか。

[113] mixiユーザー 12月03日 23:47

寒くなり秋から冬に入るようだ。
秋の私の最大の楽しみは「栗蒸し羊羹」。ぼちぼちそれも出なくなる頃だろうか。
「幻の羊羹」というのは、あちこちで聴くが、「幻の栗蒸し羊羹」があるという。作り手は、東京の松嶋屋さん。以前、豆大福を買いに行ったところだ。
善は急げとばかり、お店に問い合わせの電話をした。
お店の人は申し訳なさそうに、お店にきても当日売ることができず
今日注文しても２４日先にならないと売ることが適わないとのことだった。
託送ができるということなので、早速予約注文をした。
１本２５００円。栗蒸し羊羹としては安くはない価格だ。
その栗蒸し羊羹が届いたので、いただくことにした。
栗は蜜漬けをせず、栗本来の味だけ、
蒸し羊羹も砂糖控えめで、私の好きなタイプだった。
また、蒸し羊羹の上層部だけでなく内部にまで栗の塊がたっぷりと沢山入っている栗密度が高いタイプであるのも私の好みだった。
恥ずかしい話だが、丸ごと１本すぐに完食してしまった。

松嶋屋の栗蒸し羊羹の写真を掲載しておきました。

[114] mixiユーザー 12月03日 23:54

東北自動車道の羽生インターで、「いがまんじゅう」が売られていたので衝動買いをした。
羽生は埼玉県加須市より北だ。
以前、加須市の和菓子屋巡りをしたときに地元菓子として目についたのが
「いがまんじゅう」だ。埼玉県北部の名物なのかもしれない。

「いがまんじゅう」といえば、餅菓子に黄・赤・緑など着色された米粒がくっついているタイプのものを連想しがちだが、
埼玉県北部で売られているものは、
普通の小麦饅頭に「赤飯」でくるんだものだ。

長野県伊那市などで「赤飯まんじゅう」というものがあるけれど
それとも微妙に違うと思う。
赤飯とはずいぶん贅沢な菓子だと思う。

[116] mixiユーザー 12月19日 20:59

２００６年よりイベントや展覧会で作品発表をされている創作和菓子ユニット「日菓」さん。

実店舗がないとされていますが、
「月一日菓店」といって月に一度予約客にのみ引き渡しをされています。

いづれは作品を見たり食べたりお話をしたいと思っていましたが、ついにその機会がありました。

京都の市バス９番に乗って「天神公園前」で下車。少し上って堀川紫明の交差点を西に歩く。

久しぶりにこの通りを歩いたのだけど、仕舞屋風の店や民家をその雰囲気を壊さないように改装した「わびさび」センスのいい飲食店や雑貨店がポツポツと入できていて、いい感じの通りに生まれ変わっていました。

「日菓」があるはずのお店には看板がなかったうえに、
「茶洛は移転しました」という張り紙がはってある。
わらび餅を買いに来るお客さんで大行列だった茶洛さんの元店舗のところへ日菓さんが入ったようです。

お店に顔をだされた日菓さんは内田さんの方だった。
私の次のお客さんが来られるまで時間があったのでお話ができたのでラッキーだった。
素直な心のきれいな人柄で、作風どおりの素敵な方でした。

２０１３年１２月のお菓子は「夜の窓」は羊羹製、「大晦日」は外郎製、「赤鼻のトナカイ」は「こなし」、でした。
解りにくい写真ですが添付しておきました。

私は「夜の窓」がみずみずしい羊羹として美味しくいただけました。

和菓子がこれからどうなるのか、
若い世代、女性の感性が
和菓子の伝統を継承しつつ、どのように発展させていくのか
楽しみにしています。

帰りに、日菓さんの帰りに　聚光さんに寄ってみたらお休みで残念でした。
しかし、田丸弥堀川寺ノ内店に寄って「幻の羊羹」の再注文をしました。
寒い冬にしか作らず、作った日に登録した客に順番に電話して出なかったら飛ばされ、翌日お店まで取りに来ないと売ってくれない我儘な「幻の羊羹」。
以前は自宅電話を登録したので、今回は携帯電話で登録し直しました。
電話がかかってきたら万難を排して買取に京都へ行こうと思う。
１月に作られるらしく、気が抜けない

ハラハラしつつ万全を期したい。

[117] mixiユーザー 12月25日 20:50

今日は１２月２５日クリスマスです。
その夜に私へのクリスマスプレゼントが宅急便で届きました。

誰から？何？
心当たりがありません。

変だなあとと思いながら受けとって品名をみてみると
「栗きんとんめぐりセット　ささゆり×一箱」とあります。

すっかり忘れていましが、中津川の栗きんとんセットのプレゼントを
インターネットでたまたま見つけて、応募したのでした。

袋から箱を出してみると
「恵那山ねっとプレゼント当選のお知らせ」という当選通知の紙がありました。
そして「栗きんとんめぐり　ささゆり」の箱が。

箱の中には７軒の和菓子屋さんの栗きんとんとお茶入りの袋が二列になっていて
左の列が上から
「柿の木」「信玄堂」「恵那福堂」「新杵堂」が
右の列の上からは
「満天星一休」「松月堂」「松葉」
と合計７軒の和菓子屋さんの栗きんとんが入れられていて、
右の列の一番上は
「市川製茶」さんのお茶が入っています。

中津川は「栗きんとん発祥の地」を名のっています。
私は真偽はわかりません。

中津川の１４軒の和菓子屋さんが独自の味の栗きんとんを出されているので
それぞれを楽しめるように７個入りのセットが売られています。
いいアイデアではあります。
しかし、本店巡り主義派としては、食べるにはよいけれど
いずれすべて食べ歩くことになります。

中津川駅前に中津川市観光センター「にぎわい観光館」というのがあって
普段は中津川の名産を販売していると思いますが、
秋は栗きんとんコーナーができます。
もちろん、その他の栗菓子も売られています。そこでは
「ささゆり」セットもあれば、各お店の栗きんとんがバラでも売られています。
栗きんとんファンには、至福の空間です。

和菓子屋へ出かけて和菓子を食べることを楽しむものの
思わぬ粋なクリスマスプレゼントに、心が浮かれます。

[118] mixiユーザー 12月25日 22:17

福島県郡山市の薄皮饅頭の「柏屋」本店は改装工事中。開成公園横の開成柏屋店へ寄った。ここには萬寿神社がある。兵庫県豊岡市の菓祖神社から田間守命を奈良市の林神社から林浄因を勧請し、さらに柏屋開祖を合祀して祭った神社。４月第２か第３日曜日の饅頭祭は毎年饅頭が大きくなり参拝者に直会で振る舞うので有名だ。福島市は放射線量が高い地域がある。風評被害はどうだったのだろう。以前福島市内の和菓子屋さんを徒歩や自転車で廻った。厳しい顔の方が多い。
　　萬寿神社は縁結びの神様でもある。良縁も男女だけではないだろう。福島の和菓子屋さん、被災地の和菓子屋さんに良き縁がありますように。

[119] mixiユーザー 01月16日 06:46

年末年始、実家に帰り通常の初詣は、八坂神社と銀閣寺に参拝しました。
私の場合は、和菓子屋さんの初詣もしました。
京都が久しぶりなので、足も軽く
（１）老舗旅館俵屋旅館の甘味喫茶「遊形サロン・ド・テ」（格の高い旅館の出店ということもあるのでしょうが、価格帯が高過ぎますので、普通の方にはお薦めしにくくはあります）
（２）服や雑貨の店「SOU・SOU」が２階を改装した甘味処「しつらい」での亀屋良長とのコラボ和菓子
（３）小多福（京都祇園の食堂のおばあちゃんが作る素朴なおはぎ）
（４）月ヶ瀬（老舗甘味処の名店が八坂通りの繁華街へ移転された）
（５）祇園饅頭（南座と東山三条の工場の二か所とも）
（６）塩芳軒（私が最も尊敬している店の一つ。私は「よもぎ餅」が大好き）
（７）安信堂（新進気鋭のお店、ハスカップきんとん　は異色作）
（８）かさぎ屋（清水寺の二寧坂にある甘味処）
（９）亀末廣（京都の代表的な和菓子屋さんを幾つも輩出した老舗）
（１０）ＴＯＳＨＯＡＮ（都松庵　あんこ屋さんのスイート店）
（１１）亀屋良長のSatomi Fujita by KAMEYA YOSHINAGA　　（１２）ＵＣＨＵwagashi（最新デザイン干菓子で話題のお店）　　（１３）緑あん（名店）　　（１４）平安殿（平安神宮の参道のお店）
（１５）山もと（東山五条を下ル　大好きなお店）　（１６）仙太郎（デパ地下でよく出店されてはいますが、哲学の道に出されている甘味処のほうです）
洋菓子も行きました。
（１）ラ・ヴァチュール（ＮＨＫの「グレーテルのかまど」でも紹介された、真っ黒くなるまで煮詰めた、超美味タルトタタン）
愛知県だと
（１）亀屋広良（名古屋栄の「亀末廣」廃業後、亀末廣の「うすらい」「茶三昧」を継承された名城公園近辺のお店）
（２）ふくや（一宮市、茶道界でよく使われる名店）
（３）芳光（名古屋を代表する名店）
それから、訪問時買えなかった「とま屋」（永観堂裏）さん。店主の女性と話をして和菓子への情熱と自負に久しぶりに大笑いした。これから末永く交流しようと思いました。

どこも、いずれも美味しいのは当然ですが、
おもてなしの心　職人魂など　大切にしたいものを感じるお店たちです。

美しく宝石のようだったり暖かく心がほっこりとさせてくれたり
思わず見入ってしまう　小さだけれど存在感ある和菓子
。

ざっとご紹介しましたが、写真を何枚も貼れるブログではない制約があります。
お正月ということで、①塩芳軒さんの　花びら餅　②塩芳軒の正面　③塩芳軒の「よもぎ餅」を掲載しました。
以後、少しずつお店の紹介などもしてみたいと思います。

[120] mixiユーザー 02月16日 09:23

京都の「とま屋」さんの上生菓子を取り寄せた。熟練の技で数多く手際よく作る和菓子屋職人さんとは異なり、和菓子好きが頂点に達し美味しい和菓子を作り出したいアマチュアリズムの極北の和菓子。とま屋さんはわらび餅を推す人が多いかもしれませんが、私は箱の蓋を開いた途端芋の芳香を漂わせた皮が厚めの薯藷まんじゅう、ジューシーな薯藷練りきりがとても気に入りました。プロの職人の仕事とは別ですが、主婦のアマチュアの凄腕ぶりも「和菓子屋巡り」として感激しました。

[121] mixiユーザー 02月16日 09:33

「いちご大福」を和菓子として認めないと断固として譲らない和菓子屋さんや和菓子愛好家もおられますが、それなりに「和菓子」として定着した「いちご大福」。変りいちご大福もいろいろありますが、成功したかなと思ったものがあったのでご紹介です。江戸時代尾張藩で名店で言われつつ断絶した「桔梗屋」。その「桔梗屋の流れをくむ」という文言の意味を確かめたことはないけれど、その名を入れた名古屋の「花桔梗」さんの「いちご果汁大福」「よもぎ大福」「ホワイトチョコ大福」。アイデアもよそと同じか似ているし見たままなのですが、上生菓子屋の気品と上質さを両立させクオリティが高いいちご大福にしたなあと思いました。

[122] mixiユーザー 02月16日 09:50

久しぶりに福岡に行きました。福岡の上生菓子屋さんもよいのですが、冬季の鉄板・べた過ぎですが、定番の「川端ぜんざい」と「中州ぜんざい」で温まりました。中州ぜんざいは、前回はバイトのお姉さんだったけれど、今回はご主人夫婦が店に出ていたので、若干緊張が。お元気そうで何よりでした。駒屋の豆大福は売り切れたらお店を閉店すると聴いたものの、私の考えが甘かったのか１５時過ぎに行ったところ、売り切れてい閉店間際でした。店内では別のお餅を作っていた。福岡の百貨店で出していると聞いたので慌てて行ってみたら、やはり売り切れ。お店の人に聞いたら、並べたそばから売れてなくなり追加したけれど売り切れてしまったとか。駒屋さんには無理を言って取り置きをお願いして、ようやく買うことができました。いろいろ食べ歩いての素朴な感想ですが、東京は豆大福が充実しているなあと思いました。美味しい豆大福屋さんが沢山あるのだけど、東京人は気付いているだろうか。

[123] mixiユーザー 02月16日 09:58

名古屋でまだ行っていない、評判が高い上生菓子のお店「梅屋光孝」さん。名古屋東山線池下駅から歩いてすぐ、住宅地の中にあって場所は解りにくいのが、むしろ期待を高めます。塩芳軒さんで修行されていたそうです。なごやらしい冬の「あがりようかん」も美味しかったですが、上生菓子のあんこがさっぱりとしていて大変よかった。評判がよいのもむべなるかなでした。これからは季節ごとに訪問したいと思いました。

[124] mixiユーザー 02月16日 10:18

少し気になるお店を名古屋で見つけたのでフラッと寄りました。地下鉄東山線覚王山駅の近く。お店は１２時から開くというので１２時きっかりに入店しました。イートインもあるのでカウンター席に座り、「白小豆ぜんざい」を注文しました。白小豆の原産地とか、和菓子オタク系の話が何気に出ます。
　京都で和菓子の修行をし、その良さを伝えたいとメニュー帳に書かれていたので、「どこのお店で修行されたのですか？」と質問しましたが、話がややこしくなることもあるのでお答えしないようにしていますとのこと。ご主人は見た目は大変若く見えるのですが、民間の会社で勤めてから和菓子屋へ転身されたそうです。和菓子の需要が減り和菓子屋が激減したり、和菓子の原材料の供給元も需要の長期継続が不透明なため不安があり激減していることを憂慮されていまいた。和菓子屋が家伝だったりすることも一長一短があって、和菓子の固定化や和菓子の発展をマーケティングに基づいて工夫改善する努力をさせてこなかった側面があったかもしれないという。和菓子離れを食い止めたり、和菓子を先ず口にして和菓子の良さを知ってもらうための、敷居を下げる、壁を薄くするためには、和菓子のイメージをオシャレなものとしてデザインや売り方などをマーケティングなどに基づいて行わなくてはいけない・・・と熱く語られます。お店では「引菓子」などは置かないことにされていました。
　昨今のニュー和菓子の流れをひいているお店です。熱い理想と冷静な思考を併せ持った、このようなお店が和菓子を生き延びさせることと思いました。
　お店の名前は　ocobo　
　最初に入店したのですが、１時間食べて話して帰る時に雪餅を買って帰ろうとしたら、どこからか電話で雪餅をすべて注文されてしまい買えませんでした。
「今年はつくね薯が不作だったので数がたくさん作れないのです」とのことでした。本物志向なのだから仕方ない。正直なお店であることが成功することを期待します。

[125] mixiユーザー 02月17日 00:07

「おいしい和菓子屋さんを教えて欲しい」と愛知県の女性に質問したら、三好町の「美好餅」の大福が美味しい」と教えてくれたことがあります。気になっていたものの意を決して車を飛ばして出かけました。お店の外観は普通の朝生屋さんなのですが、純白の大福を食べて驚きました。餅や餅屋という言葉を餅屋さんの餅を食べるときに感じてきましたが、今まで食べた餅の中で驚くほど柔らかく、これではまるで「わらびもち」ではないかというほどです。私個人の意見では、わらび餅と同じ柔らかさであるならばわらび餅が大福餅に勝てるはずがありません。またともかく値段が安い。これでは、豆大福とか大福餅とかで高額な値段を付けてきたお店も顔なしです。この美好餅屋さんのいちご大福が絶品で予約なしに変えない入手レアと聞いて、本当だろうかいちご大福は美味しいお店というものはそれほど違いがないのではないかと思いつつ、１月から２月２４日までの期間限定のいちご大福を先ず予約しようとしたところ、いきなり３週間近く先まで予約が完売でした。１日３００個～６００個くらい作られるようです。どうにか予約をして引き取る時間を指定していきました。いちご大福にも白あん派と粒あん派と漉し餡派といろいろありますが、私は白あん派です。美好餅はパックで売っているのだけど餅が透けていて黒い小豆餡がといちごが見えます。小豆餡かあとあまり期待せず口にしたところ、おそらく小豆餡いちご大福では今まで食したものの中では最高クラスでした。いちごは完熟していてさながらザクロ的なジューシーなうえに大きないちご大福のサイズの中にさらに大きく占めています。美好餅自慢の柔らかいお餅は薄めで小豆餡もいちごとよくマッチしていました。
京都のふたば餅も東京の幾つもの大福餅もよいけれど、柔らかいひと肌のような餅として美好餅が一つの頂点ではないかと思いました。まちのおまん屋恐るべし。

[126] mixiユーザー 02月17日 00:17

愛知県一宮市にある「ふくや」さん。最寄の駅から少し歩かないといけませんが、開店時間に合わせて行きました。小さなお店なのですが、上生菓子には死角がなくどれも逸品でした。薯藷練りきりは瑞々しく、羽二重もちも白小豆あんがとても美味しく熟練の技でした。なんでまたこんなところに？という立地ですが、名店は場所を選ばずということのいい例でした。正月の菓子箱をご紹介しました。

[127] mixiユーザー 03月03日 06:09

栃木県に行く用事がありましたので、栃木県南部両毛地方を回りました。
スタートはなぜか群馬県太田市ですが、自動車生産の町らしく「スバル最中」があったのが面白かったです。
　その後足利市へ、古印最中で知られる香雲堂さんに寄ったり、東京で芋ようかんで知られるお店は、もともとはこのお店が出自なのだという意味での「元祖芋ようかん」のお店「舟定」にも寄りました。出身という意味が、血縁なのか修行をされた職人さんかなどは解りません。
　その後佐野市へ移動し、最近売出し中の「耳うどん」を食べました。饂飩と饅頭は中国から伝わった同じ系統のものであるとされていますが、こちらの耳うどんは細く長い麺ではなくて、水餃子のワンタンのような大きさで「耳」の形状に近いのでその名があります。正月の残り物を入れて食べるようです。そのため具材には伊達巻が入っていたりします。大坂屋さんという和菓子に寄ってお話を聞くと、近江の殿様が江戸時代に移封されたときに着いてきて和菓子屋を始めたそうです。近江菓子との共通性までは気付きませんでしてた。ナカダのパンという大きな看板があり、入ってみると「桜あんぱん」のお店でした。東北自動車道で佐野SAで販売されているのを買って食べたことがあります。東日本大震災で東北通いをした日々を思い出します。新井屋さんという味噌饅頭の古い造りのお店らしいところも寄りました。店内では、名古屋市の劇場「御園座」の地下で売られていた知る人ぞ知る「アイス最中」を当店でも取り扱っていますと書かれていました。何故なのか質問したかったけれど、和菓子を観たり買ったりするのでポカして忘れました。気になります。アイス最中も買わなかったし。佐野厄師の前の物産館でも地元の和菓子が売られていて眺めているだけで幸福感に。
　その後栃木市へ移動しました。蔵のまちをレンタサイクルで回り、和菓子屋巡りもして、いくつか美味しいお店もありましたが、最も記憶に残っているのは大平山神社の門前菓子です。駅から国学院中高等学校行きのバスで終点で下車して、１０００段と地元の方がいう石段などを登って神社を参拝しました。降雪が残っていて途中から石段ではなくて雪山登山になってしまい大変でしたが、何とか登り切り、本来の目的である茶店へ。７～８店はあると思いますが、最初に出会った「あづま屋」さんに寄りました。そこで「名物セット」と言われるものの、このお店では別々に売られていたので、「団子」「玉子焼き」「焼き鳥」を注文しました。門前菓子が団子なのは当然ですが、玉子焼きと焼き鳥を一緒に食べるのは珍しいと思いました。謂れはそれなりにあるのですが割愛させていただきます。玉子焼きは３人分が一人前ですし、焼き鳥の鶏肉も大振りで、このセットを一人で食べるというのは欲張りで、２～３人で食べられるのがよいと思います。玉子焼きは味がついていて美味しく、焼き鳥の肉も柔らかく美味しく、注文してからそれぞれ焼かれるので、熱々でジューシ―で本格的に美味しいものです。写真は、あづま屋さんで食べた団子、玉子焼き、焼き鳥です。

[128] mixiユーザー 03月03日 06:19

京都へ桃の節句に用事があって行きました。当然のように「ひきちぎり」を食べました。「とらや」さんでは「あこや」という呼び方で３センチ四方の小さなものが９個入りで売られていました。１５００円と例によって高額です。土台となる餅の部分は「こなし」だと思います。鶴屋吉信さんや笹屋伊織さんの「引千切」も食べましたが、サイズは上生菓子の通常のサイズ。両店とも土台はこなしでした。鶴屋吉信では４２０円。錦市場の畑野軒老舗では、土台が餅で餡子がざっくりと載っていて、「ひきちぎり」らしいなあと思いました。土台は餅で１８０円と庶民の朝生菓子。餅も柔らかく餡子もいいし、お好みですが私はこちらがいいかな。
ちなみに愛知県三河地方では「いがまんじゅう」を桃の節句が和菓子屋さんで売られます。畑野軒老舗の方に聞いてみると、京都では７月頃から柏餅が終わったころから「いがまんじゅう」が店に並ぶそうです。写真は「あこや」、鶴屋吉信さん、畑野軒老舗さんです。

[129] mixiユーザー 03月09日 21:02

久しぶりに静岡市に行きました。静岡には駄菓子屋さんでおでんが年中食べられるので、夏季にはおでんとかき氷を一緒に食べられるお店がある・・・との噂を確かめたかったのですが、啓蟄を過ぎたとはいえまだ寒いので無理。ただ、駄菓子屋系おでんのお店を訪ねてみました。たまたま駒形商店街の西のはずれの和菓子屋さんに教えてもらって近所の駄菓子屋さんに急行しましたが、午後４時前ですがおでんは売り切れてました。小さなお店の狭いスペース１ｍ四方でお客さん用の椅子が２脚あるだけでした。下町の近所の子どもやオトナがフラッと寄って過ごす居場所としては十分。コミュニティカフェならぬコミュニティ駄菓子屋系おでんのお店は、この地域の文化遺産と感じた。経営者らしい女性の方は高齢になったので昔のようにかき氷は出さないけれどおでんは年中開いているとのこと。駄菓子屋さんもたくさん無くなったけれど、残してほしいというお客さんの声もあって頑張っているとのこと。おでんは５０円～６０円です。お値段も駄菓子屋さん的でお客さんに優し過ぎる。「わつじ」さんというお店だと思うが、表には駄菓子が売られていて、確かに駄菓子屋系おでんのお店だった。
　最古の駄菓子屋系おでんのお店と言われる水野菓子店（菓子店です！）さんに午後４時半ごろに電話したところ、おでんは売り切れたとのことでした。
　気を取り直して、浅間神社前の門前商店街の「おがわ」へ急行しました。こちらは玄関のショーケースに、桜餅やよもぎ餅など朝生などが売られていました。内部は席数はざっと２４席くらいか（推測）。店主？らしき男性が先に注文してと言われたので、静岡らしいおでんをくださいと頼んだところ「黒はんぺん、牛すじ、しのだ、漁師魂（新商品だそうです）」を串に刺したものを皿に載せて、カツオの粉末削り節と青のり粉末を、まるで大阪のたこ焼きかお好み焼きの振りかけられました。これが静岡流とのこと。この日は法事で女将さんがいなくて、どうも本来は女将さんが作る「おにぎり」と「おでん」が目当てのお客さんがくるらしく、駄菓子屋系おでんのお店として令名高き「おがわ」さんですが、「おにぎり」屋系おでんのお店なのかもしれません。駄菓子らしきものは売られていませんでした。写真は、順番に「おがわ」の外観、おでん、「わつじ」店内のおでんの鍋とおでんを食べるスペースです。静岡のメインストーリーはお洒落できれいで眩しいくらい。駄菓子屋系おでんのお店があるところは、閑静な落ち着いた下町で庶民の世界。駄菓子なのかおでんが主役か不明だけど、和菓子の世界とのつながりがあるのでご紹介です。

[130] mixiユーザー 03月09日 21:46

豊橋観光コンベンションの「観光ガイドさんと歩く　豊橋まちあるき」の「まちなかの甘味めぐりをしてみよう　コース」に参加した。豊橋駅の観光案内所に１３時集合。明らかに退職者夫婦２組に退職後の仲間さがしという男性が一人、そしてまだ現役で和菓子オタクの私６人が参加した。
最近、あちことのまちおこしで、甘味処の街歩き企画があって参加したくてウズウズしていたが、日程が合わなかったので、今回は日程もあい楽しみだった。
豊橋の上生菓子屋さん巡りといえば、若松園や童庵、歴史ある羊羹屋さなら絹与さんを周るということになる。
しかし、このまちあるき企画のユニークだったのは、「値段が安い」「豊橋の地域の住民のふだん使いのお店」を周りたいという点だった。豊橋観光コンベンションの男性職員がどうも、各地の観光プロモーションを学ばれているというか、やたらスイーツに詳しかった。この男性職員のこだわりのお店を周ることになったのかと思うが楽しかった。
先ず豊橋駅から市電で札木電停まで移動して最初に寄ったお店が、「濱金」という惣菜屋というか豊橋では古いお店。ここでスイーツとして紹介されたのは季節限定という「栗喜茂」という「栗きんとん最中」。恵那や中津川や小布施のような栗きんとんではなく、東京のおせち料理で出る栗きんとんが最中皮で包んでいるもの。意表をついた変化球から始まった。この後、詳細は省きますが豊橋のソウルフード店や鬼祭りの会所など超ローカルなホットスポットを教えてもらったり、城郭、堀、遊郭と歴史の話も聞きつつ、豊橋では有名なみたらし団子のお店「大正軒」さんに寄ったり、あまりに昭和な甘味処「トキワ」で大判焼きやソフトクリームを食べつつ移動。この間、若松園は素通り、絹与も素通り。理由は値段が高いから。
そして、もはや仕舞屋風のお店の典型ともいえる「カステラ三景」さんと看板さえ出ていない「超手作り　おかき」の店を巡礼した。三景さんは、間口２ｍ奥行２ｍのお店で、ご主人夫婦が「カステラ」「タルト」「シュークリーム」を作られ売られていた。ご主人が京都へ修行されたときに女将さんと出会って、豊橋に戻られて５０年近く京都で教わったお菓子をそのまま作り続けているという。
真面目な話、シーラカンスのようなタルトとカステラである。その後の流行や技術革新とかは関わりがなく、そのままの味だ。
　こういう味は、この味でしかダメという、固定客がつく。最新スイーツがどうのとか、今風の味ではないとか、そんなことは知ったことではないお客がつく。
親子三代いや四代は食べているかもしれない店だろう。私にもそういうお店があった。どう見ても、イケてないし、他の人は美味しくないというかもしれないが、そのお菓子で食べて育って、思いでがいっぱい詰まっていて、それを食べると元気がチャージされるお菓子のお店だ。けれどそのお店は今廃業されてしまった。もうかなり高齢のご夫婦なので、一食一食が貴重なお店だ。
　この後、駄菓子を製造して卸している小さな町工場、水上ビルという闇市の名残を残した駄菓子問屋、など　他の「スイーツ巡り」とは異色のまち歩きとなった。豊橋観光コンベンションの担当者の方。目が低いという点で「お高い」と思いました。写真は栗喜茂と三景さんと三景さんのタルトです。

[131] mixiユーザー 05月21日 05:14

渥美半島の福江町のショッピングセンター・レイの中にある喫茶店が
明治から昭和初期の頃、
農作業の合間に小腹がすいたときに食べたとか
家で食べたとかいう、昔のお菓子が長い間廃れていたものを
現代の人の舌にあうように　塩分控えめ甘さ控えめな
「じょじょ切り」というものを３月に「復刻版」として復活させて
それが評判だったので期間限定から常設になったと聞いて
かなり遠方でしたが、頑張って行って食べてきました。

当時は貴重だった小麦粉と砂糖を使用しているとはいえ
手間をかけずに、すいたお腹に手早く食べるための
小麦粉を練って湯がいただけのものですから
超美味というわけではありません。
似たようなものは全国各地にあります。

団子状ではなくて　麺状だけど　短く切っています。
小豆が入っているような入っていないような程度の量
熱々のすいとん　という感じでした。

[132] mixiユーザー 05月21日 05:25

九州は小倉に行く用事があったので
小倉の夜の屋台へ行きました。経済誌にも掲載されていたので面白かったので。
小倉の屋台では、おでん屋さんがお酒は出さないけれど、おはぎを出すというのですから。
「はる屋」さんはとてもフレンドリーなお店で
おでんを食べながら、おはぎを２種注文して食べました。
ちいさなおはぎなので、おでんとも食べられました。
あくまで　おでんがメインです。

その後、丸屋ラーメンというお店へ行き、おでんを注文して食べながら
おはぎを注文しようとすると　悲劇が起こりました。
目の前に１５個くらいはおはぎがあったのだけど
ラーメンを食べた女性客がお土産だとおはぎを１２個買って帰り
別の通りがかりのお客が　さらにお土産にと買ったので
おはぎが無くなってしまった！

追加のおはぎが来るのですか？と質問したら
今、作っているけれど　何時になるのかわからないとか
今日、来るかどうかも分からないという返事
あまり熱心な受け答えでもなく
諦めました。

もともと　おでん屋でおはぎを出したり、お酒を出さないようになったのも
お客さんがお酒を飲んで　酔った人どうしがけんかになったりマナーが悪かったからという説があります。真偽のほどは知りません。

おはぎはおでんを食べているお客さんに出すべきかなとは思いましたが
お店の方針ではあります。
おでん屋なので　おはぎが目的で来る
私のようなお客さんの声があるとは　思いもよらないでしょうね。

写真は　はる屋さんのおはぎ、はる屋さん、丸屋ラーメン　さんです。

[133] mixiユーザー 06月09日 05:16

静岡市近辺の駄菓子屋系おでん屋で最古のお店と誰かが書かれていた水野菓子補。前回静岡市を訪問したときは、おでんが売り切れていたと電話で問い合わせた時に言われて訪問を断念した。その後、訪問して無事おでんと柏餅、くずまんじゅうを食べることができたので、メモを。店舗は静岡市葵区の賑やかな市街の外れだった。オシャレなカフェがポツポツある静岡市の中で、文字通り場末の寂れた仕舞た屋風の風情。お店の入り口には小さなショーケースがあり、中には柏餅、くずまんじゅう、黄身しぐれ、田舎饅頭の生菓子が展示してあった。お店の中に入ると、年配の女将さんが出てこられた。客は私一人、ホッとして寛いで、黒はんぺん、大根、練り物、卵、昆布など８本と柏餅、くずまんじゅうを注文して７４０円ほど。天気の話からいろいろ雑談できて嬉しかった。途中、常連のような若い男性のお客さんが来て、カップラーメンを買ってお店で熱湯を入れて、カップラーメンを啜りながら、おでんを注文されて食べていた。
駄菓子屋というより、朝生の和菓子とおでんを出されているお店で、駄菓子というかカップラーメンなどお店で売っているものも注文して食べられるという感じだった。
　見慣れたお店や食べ物を、地域限定の食文化として再発見、再評価する「観光まちづくり」「まちづくり観光」の視点から、クローズアップされてきた、静岡市の食文化。グルメ的視点で言えば、美味しいとかいうレベルのものではない。長く継続して続けられてきた昭和なお店。スクラップ＆ビルドが個人商店の常。
ここまで残されてきたのも偶然かもしれない。現代は現代で、静岡市内にはオシャレに見えても、根っこは同じお店が輩出している。お店はいつかは断絶するかもしれないが、フレンドリーな地域のお店の心意気の遺伝子は継承されている気がしました。

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