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インドネシアの中の日本コミュのインドネシア文学の中の日本

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故プラムディヤの「人間の大地」に出てくる日本人娼婦(からゆきさん)、故ロモ・マングンの「嵐の中のマニャール」の混血の主人公の母を妾にする日本帝国軍人、日本と縁の深いバリ出身のプトゥ・ウィジャヤ(日本人女性を主人公にした小説があったはずだが、失念)、女流作家の第一人者NH・ディニの「Namaku HIROKO」と日本滞在記(またもや題名失念)などなど。

昨日グラメディアで見つけたのは日本在住インドネシア人作家Herlino Soleman著Tabir Kelam(タビル クラムとカタカナルビがあり)。短編集で舞台は全て日本らしい。まだ未読ですが等身大の日本が書かれていそうで期待大。

コメント(8)

と上に書きましたが、予想に反して全然等身大の日本が書かれてませんでした!別の意味で期待を上回る、トンデモ本というべきでしょうか?

まだ数編読んだだけですが、そのうちの一編「結婚」はこんなあらすじ。

とある区役所の一角で区議たちがある婚姻届を受理するかどうか議論している。申請しているのは男女共に重度の身体障害者なので、自分たちの面倒も見れない人間の結婚を認めるべきか、意見が交わされる。ある区議は、こんな馬鹿げた議論には付き合えない、区がずっと二人の面倒を見ることには反対だ!とがなりたてて退場してしまうが、他の区議たちは満場一致で二人の結婚を認める。数年後、件の二人は子供3人に恵まれ、ボランティアの学生たちに身の回りの世話をしてもらって幸せな生活を送っている。一方、ただ一人反対した区議は自分の誤りを恥じて自殺してしまう。最後は区議の妻のコメント。「議員が民衆のために働かないなら、火葬場行きが当然です。遺灰は異臭のするドブに撒かれて結構です!」

これって、インドネシアの議員に対する当てこすりのつもり?
「ハラキリ」のイメージとダブっているのかしらん。

また、別の短編「イヌ!」もオチがトンデモない(笑)

早朝、インドネシア人の私は、隣人のカマタさんから飼っている愛犬(名前はカワイさん)がいなくなったことを「新幹線」並みのスピードでえんえんと聞かされる。ウンザリする妻をなだめて、会社へ向かう私は、電車でカマタさんの娘ノリコさんに偶然会う。仕事の帰りだというノリコさん。でも朝帰りとは、一体何の仕事なのか?さて、私が帰宅すると、犬は車に轢かれていたことがわかった。泣きっぱなしのカマタさんに妻は心底ウンザリ。二日後、少々落ち着いたカマタさんから電話が入り、夜12時のTV番組(12チャンネル)にノリコさんが出るという。そして12時ちょうどに再び電話が鳴る。「どう、見てる?真ん中がノリコよ。一番セクシーでしょ?どうして黙っているの?きれいでしょ?いつかノリコさんとベッドの上で遊んでみるべきよ。でも忘れないで、今出演している中で彼女が一番高いわよ。」沈黙する私。

なんじゃ、こりゃー(笑)ヘンな日本語の使い方は置いといても、カマタさんって一体全体どういう性格なの?日本では女性も男性(カマタさんの夫は性欲が激しすぎるので家を出てしまい、今は元芸者と田園調布に住んでいるという設定)も性に放埓だと言いたいのか?

ところで、この本は妻が先に読んでいるのですが、「ヘンな人ばっかり出てくるけれど、日本ってそういうところだよねー」との感想。インドネシア人から見ると、それなりにリアリティのある物語なのか???

文学的価値は低いかもしれませんが、面白いことは面白いので、暇な人は読んでみてください。とんでもないオチに怒り狂うかもしれませんが。(笑)
面白そうですね。標準的日本ではないにせよ、ねじれ具合が
色んな意味でハードコア・ジャパン(広義)の真髄を踏襲して
いるようで好感が持てます。
しばらく放置状態にしてました、怠惰な管理人のアハマドです。気づいたら100人をいつの間にか超えていて大変意外に感じています。

今回から何回かに分けて、日本を舞台としたインドネシア語小説を何冊か紹介していきます。

まずは「AKIRA :MUSULIM WATASI WA」。イスラームに改宗した日本人ムスリム、アキラが周囲の無理解にも負けず信仰を貫くというストーリー。これだけ聞いたら、現代版「沈黙」と思うかもしれませんが、トンデモ度はかなり高いです(笑)

これを書いている人はメダン出身のムスリマなのですが、著者名がメダン市内の地名と同じ、しかも通勤でいつも通る地区ので、いつも思い出しては苦笑してます。
先日メダンのグラメディアで見つけた『Senja di UENO KOEN』、短篇集のようです。この日は桐野夏生の『OUT』インドネシア語版を購入したので、これの購入は見合わせましたが、なんか大したことなさそうな内容たらーっ(汗)

日曜日の上野公園がインドネシア人研修生たちの溜まり場になることはよく知られていますが、表紙の二人はジルバブ女性、しかも背景はサクラ、典型的な「勘違い」日本が書かれているような気がしてなりません。

読まれた方の感想をお待ちしております。
先日グラメディアでまたもや(つい)ゲットしてしまった本がこれ。
5 KELOPOK MAWAR BERBISA
Ria Jumriati, Sheila, 142p, Rp24000

フィクションですが、元JUGUN IANFU(従軍慰安婦)とその係累が復讐するというお話。ひょっとして題名は山本周五郎の「五瓣の椿 」にヒントを得ているのかも?題名の日本語訳は「五瓣の毒バラ」でしょうか。

Sheilaという出版社は初めて聞いたのですが、ジョグジャの会社らしいです。ジョグジャには元従軍慰安婦たちを支援するNGOがあるので、著者はそこで取材をしたのかもしれません。

実はまだパラパラめくっただけなので、既読の方がいらっしゃいましたら、ご感想をお願いします。
『Senja di UENO KOEN』
表紙の写真を見てうちの妻が読んでいたのを思い出したので、どんな話しか聞いてみました。

上野公園によく集まるインドネシア人同士が知り合って、恋に落ちて、いろいろ(主人公のジルバブの女性は妊娠までするらしい)あるという典型的な恋愛小説みたいです。
感想は、よくあるパターンの恋愛小説なので、お勧めするような程度のものではなさそうです。
管理人のアハマドです。相変わらずの放置プレイで申し訳ありません。

先月日本へ一時帰国した折にS・タクディル・アリシャバナの「戦争と愛」(原題 Kalah dan Menang)上下を古本屋で見つけたので即購入しました。上下で1500円。原書は中央ジャカルタ、チキニのタマン・イスマイル・マルズキ(TIM)の書店でよく見かけていた(表紙カバーは日の丸と日本刀)のですが、ついつい購入を後回しにしていたのでした。

よくよく考えてみれば、いや考えるまでもなく、あまた書かれたインドネシア語小説の中で日本人がこれほど大きな役割を演ずる物語は稀でしょう。なんで今までこのコミュで言及してこなかったのか、我ながらマヌケです。

その昔日本の大学のインドネシア語学科の教材に使われていたと聞いたことがありますが、 多分インドネシアでも日本語文学科のあるところでは副読本になっているのではないかと推測しています。

既読の方のご意見ご感想をよろしくお願いします。

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