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2024年04月16日23:54

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常陸大宮市の名園・養浩園と園内の喜雨亭の一般公開(ლ˘╰╯˘).。.:*♡

 今まであまり知られていなかった見事な庭園を鑑賞出来る,絶好の機会ですね(ლ˘╰╯˘).。.:*♡

 常陸大宮市の美和地区には養浩園という庭園があり,その中には喜雨亭という建物があります。これらは日本三大名園の一つである偕楽園(水戸市)とその中に設けられた好文亭という建物を模して明治中期に設けられたものですが最近まで地元以外ではほとんど知られておらず,かく言う僕自身も勉強不足でこれらの存在すら存じませんでした。最近になってその価値が認められて新聞などにも取り上げられるようになり,僕も「常陸大宮市にはもう一つの偕楽園・好文亭があるのだ」と知ったところです。2022(令和4)年になって養浩園は国登録記念物に・喜雨亭は国登録有形文化財に指定され,将来的には常陸大宮市のみならず茨城県を代表する名園として人々に知られていくことも期待されています。

 但し水戸市にある偕楽園・好文亭が何時でも鑑賞出来るのに対し,常陸大宮市の養浩園・喜雨亭のほうは鑑賞の機会が極めて限られています。水戸の「本家」偕楽園のほうは何時でも鑑賞が可能なのに対し,常陸大宮の小偕楽園は残念ながらそうではなく月に1回程度の公開に留まっています。偕楽園が茨城県によって管理されているのに対し,養浩園は個人所有の庭園ですし管理運営を行っているのも「特定非営利活動法人 美和の森」「森と地域の調和を考える会」といったボランティア団体なので,なかなか水戸と同じようには参らないのでしょう。また喜雨亭についても本来は好文亭と同様に庭園を訪ねた人々を常に迎え入れられれば最高なのでしょうが,こちらは本当に特別の機会に公開されるだけで通常は外観を鑑賞出来るのみになっています。水戸と同じような常時公開が理想なのは論を俟ちませんが,それは今後の課題というべきところなのでしょう。

 しかし,来たる2024(令和6)年の4月20・21日の2日間,養浩園・喜雨亭が特別公開されるということです。これは養浩園内にある樹齢200年・高さ5mのシロヤシオツツジが満開を迎えるのに合わせたものです。これほど古く大きい樹は全国的にも非常に珍しいのだとか。水戸の偕楽園にもこれほど見事なシロヤシオツツジはありませんから,偕楽園の模倣から始まった養浩園がその本領を十全に発揮する時といえるのではないでしょうか。ツツジ咲く養浩園を喜雨亭から眺めることで,或いは浮世絵の模倣から始まったジャポニスム時代の画家たちがそこで学んだ技法を消化して制作したオリジナリティ溢れる作品を観るのにも似た感動を味わえるのではないか。そんなことを思ってしまいます。

 養浩園・喜雨亭の公開時間は9時30分から15時まで,しかも最終受付は14時30分ということですから,東京からは勿論のこと水戸からでも訪問には少々早起きが必要なようです。しかし僅か500円の入場料で日頃は観られぬ庭園や建築を鑑賞出来るのですから,それだけの価値は充分にあると言えるでしょう。しかも午後早い時間までに訪れれば約1時間にも及ぶガイドツアーまで聴くことが出来るというのですから,尚更ですね。常陸大宮で名園と名建築を鑑賞する週末を過ごすというのは如何でしょうか。それはきっと素晴らしい体験であるに違いありません♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪



シロヤシオツツジ咲く古庭 特別公開 喜雨亭(茨城・常陸大宮市)
https://yomiuri-townnews.com/kiu-tei/2024/04/14/
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