ご自身の言葉で発せられた「もっと上を目指したい
」というフレーズに、その全てが込められていたと思います。もちろん、これまでの歩みも大切にされながら
。
当日記は、“おと日記”としてのスタートを切ってから16年目のシーズンを走っておりますが、そのスタートの頃から当日記を彩っていただいた、、、
いや、このひとに出会わなければ、この日記があったかどうかはわからない、、、
というくらいにだいじな存在のUtaco.さん。そのUtaco.さんの本当に節目のステージであります
。
ソロ活動20周年。当初は詩-uta-さんとして、そして今はご本名から取ったUtaco.さんとして、大きくご活躍されたあゆみを振り返り、その先の話を想像していく2時間半
。これだけ節目であれば、平日といえどもこの日3月13日の水曜日、筆者も出動するわけであります
。19時半開演であれば、千葉住まいの筆者でも定時上がりで間に合う時間。果たして地下鉄の遅延の影響も重なって、開演ギリギリの到着となりました
。
高揚感を味わう間もなく、、というタイミングではあるものの、
10周年の際にもその舞台としてセレクトされた、渋谷のduoのステージ。入り口に並ぶお花に電光掲示での“本日の公演”のご案内。何より高さと広さのある大空間を目の当たりにすれば、意識せずとも、そして開演前に時間をかけなくても、高揚感というものは自然と湧いてきます。
そして開演。
ご本人を含めて総勢5人のバンド編成。ドラムスを含むその編成は、その重低音からして高揚感をさらに高めます
。
のせられるセットは、懐かしきものから本当に最新まで、実にさまざま。
詩-uta-名義の頃の曲も、「東京タワー」や「虚構と海の四面楚歌」など、数曲セレクトされています。当日記が本格始動した頃によく歌われていたそれらの曲は、筆者も間違いなく当時のことを思い出す時間
。ライブハウス等の“箱”のみならず、駅前での路上ライブに足繁く通っていたその頃は、今とはまた違った濃厚な時間がいっぱいだったなぁと思うわけで
。今時点と比べるならば、集う人々の幅広さが段違いに今の方が上
。こういう時、濃厚さは薄まりがちではありますが、Utaco.さんのそれは、ちゃんとそのエッセンスを残しながらの進化です。
本当に久しぶりという、新しいフルアルバム
のリリースも、この3月13日。
アルバムという名の音源で改めて聴いてみると、これまでの音源のどれよりも垢抜けた感があり、作風、ちょっと変わったかなと。端的には、ポジティブなことを書いたものが増え、それをこれまでよりもストレートに表現されています
。この稿の冒頭に書いた「もっと上を…」といった言葉も、このアルバムを聴くとちゃんとシンクロしているのがわかります。
それが、ステージの上でも表現されていきますので、本当に華やかな空間になったと思うわけです
。
今までも、これからも、当日記、そして筆者の日常を彩ってくれる存在であり続ける、、
きっとそうなってくれると思う3月13日の夜でした。
周りの皆様も含めて、これからも変わらずよろしくなのであります
。
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