今日は
シェリングが
『啓示の哲学』第三書（『啓示の哲学』第二部）
（新装版著作集の６c『啓示の哲学〈下〉』）
の最初で
理性という認識源泉だけでは
決して辿り着かない
啓示という（理性とは別の）認識源泉
（啓示は「経験」というカテゴリー（概念）の中に入るのだが
経験の中でも際立って異質で特異な経験）
のみが
我々に伝え得る事実を
述べている箇所について
語ってみました。
啓示が
特殊とはいえ
経験である以上
そして
啓示の内容は
啓示以外では知り得ない
以上
啓示は
いかにして経験され得るのか
という問題が
まず解決されていなければならない
はずであるが
シェリングは
この点に関しては
個人の努力に任せるのみで
具体的な方法について
触れている様子はない。
なので
啓示や悟りなど
宗教体験が
なぜ人間に起こり得るのか
また
どのようにすれば
宗教経験は生起するのか
については
明日にでも
語ることができれば
と思う。
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最終更新
令和４（２０２２）年７月２日 ２１時５７分
令和４（２０２２）年７月７日 ７時５３分
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