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2022年06月14日08:21

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NHKドラマ「正直不動産」

ぷーすけのお世話関係で3時に起きているため、
テレビをつけると2時55分からの「正直不動産」を見ることになる。
今日終わったけどね。
でも、おもしろかったよ。
嘘ばっかりついて営業成績トップになった31歳の不動産マンが
「たたり」によって嘘がまったくつけなくなる。
心にもないことを言おうとすると口が勝手に「正直」にしゃべってしまう。
不動産屋は基本的に嘘も商売のうち、と思っている人は少なくないはず。
じゃあこいつ、不動産屋営業なんかできないじゃん。
と思っていたら、あら不思議。
こいつの正直さに救われる人間が出てきてしまう。
「嘘がつけない」から信用されて仕事を任されることも出てきてしまう。
後輩に尊敬されたり、ライバルに褒められたりする。
…まあ基本的に、おとぎ話なんだけどね。
「嘘つきがたたりをくらって嘘つけなくなる」っていう設定自体、ありえない。

「たたり」を「何かのきっかけ」と考えれば、あり得ない、ほどではないか?
世の中には、夜のお仕事シングルマザーとかもとホームレスなんかの
「お金や保証人がいないので部屋を借りられない」人たちのために
誠心誠意やっている不動産屋もあるし。

このドラマのおもしろいとこは実は別。
不動産に関する「ミニ知識」が出てくるんだよね。
たとえば「リバースモーゲージ」は「自分の家に住めてお金も入って」
いいことばかり、みたいな宣伝をしているけど、実は
返済期限より長生きしてしまうと、借入金の一括返済を迫られる可能性あり、とか。
「返済期限より長生き」ってことは、90歳以上でしょ。
その年齢になって「あんたがもっと早く死んでその家売ろうと思ってた」のに
あてがはずれたから借入金返してね、っていうの、アコギ以外の何ものでもないよね。
でもあっちも商売なわけで、そういうとこ、きちんと理解して利用しないなら
「客のほうが悪い」ことになる。
リバースモーゲージ自体、年齢が高い方々相手なんで、説明も大変そうだから
「万が一のときの保証人」として子とか孫とか収入あって返済できる人間を
たぶん立ち会わせて契約するんだろうな、とかいろいろ考えさせられた。

自分は実家から通学通勤して、転勤したら家は職場で借り上げた宿舎だったし、
今住んでいるのは自宅なので、「不動産屋」にはあまりお世話になってない。
だからますますおもしろいと思ったかも。

そういえば甥っ子のひとりが不動産屋に就職したんだけど、
「合わない」と言ってやめてしまったっけ。
今はカラオケの管理会社。いろんな店にカラオケの設備を貸し出して、
そのメンテナンスや修理、新しい機種の売り込みなんかやっている。
契約して入居したらそのお客とはほぼ関係が切れる不動産屋よりも、
自分がかかわった商売先に顔を出して様子を聞ける仕事が好きなんだって。
個人の住宅じゃなく、貸店舗やマンション管理の仕事をしてたら
不動産屋も続いたのかもしれないね。
そういうのは新人にやらせる仕事じゃないんだろうけど。


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