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2021年06月21日21:26

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ミニ四駆 簡単まとめ36

こんばんは、月影TAKAです。
こちらでは「ミニ四駆の簡単まとめ36」について語ります。

テーマは「ミニ四駆の整備効果」と「ミニ四駆というマシンの特性」について語ります。
正直言うと「ミニ四駆は金属の生き物」と解釈できるようになったらかなりの追及で来たミニ四レーサーですね。

これはミニ四駆に限らず実車でも工業用大型機械でも一緒です。
何年もほったらかしにして、密閉部屋かタッパーに入れておかないと野ざらし・野風にさらされて金属もサビてきます。

しかも、「定期的に電源を入れて回してやらないと性能が落ちる」という特性もあるため、実質「金属の生き物」と解釈されています。

では、「ミニ四駆の整備効果」について語ります。
語りますが…「組立てたミニ四駆にいきなり整備が必要なのか?」と言われたら「新規ではじめてミニ四駆を組立てたミニ四レーサーにはまず不要な物」となります。
これにも理由があります。
整備には何段階かあり、今回語る整備は「とりあえず不要」としています。
なお、「基本整備」は必須としています(「定期的なグリス塗りなおし」「定期的なブレークイン」「ベアリングローラー慣らし」等は必須とします)。
また、「定期的にマシンを拭いて清潔を保つ」も基本整備ですのでやってあげてください。

で、私が語る整備効果とは「3段階飛ばした高等整備技術」となるため、ミニ四駆やり始めた人からすると「まだそこまでマシンのパーツが慣らされていない」となるため「初めてのミニ四レーサーには不要」と書きました。
なお、ミニ四駆の整備技能の順番を1段〜3段に分けるとこんな感じです。

1段⇒マシンを定期的に綺麗に拭く。ねじが緩んでないか調べる。ターミナルをティッシュなどで拭いて綺麗にする。定期的に駆動系のグリスを拭いて塗り直す。モーターを定期的にスイッチオンして慣らす(ブレークイン)。

2段⇒ホイールの接着に薄く瞬間接着剤を使用する。タイヤの接着に両面テープを使用する。金属ローラーやボールベアリングにパーツクリーナ―&5-56金属コートを行う。充電式電池に放電&充電式の物を使用する。モーターの慣らし方に「正回転&半回転」を入れる(タミヤの電池ボックスにワニクリップを足した「モーター慣らし機」を自作する)。

3段⇒モーターやターミナル、電池に「接点復活材」を使用する(主に電極とコイルに)。ベアリングローラー&ベアリングに「タミヤRCメタルオイルかVGメタルオイル」を使用する。金属ローラーの傷に対して細目コンパウンドを使用して磨く。タイヤの接着に両面テープではなく「タミヤRCカータイヤの強力瞬間接着剤」を使用する。プラスチックにシリコンスプレーコートを行う。タイヤをパーツクリーナ―で拭く。

ぐらいですね。1段〜2段はミニ四駆を弄っていると自然に気付いていく内容であり、GUPの説明書や二ツ星駆動力学研究所を読むと大体載っています。
そして、3段目が「シークレットゾーン」でありこれは「タミヤのカスタマーセンターに直接聞いて初めてOKとなった内容」ですね。
主に「モーターやベアリングローラーに対してはメタルオイルを足してあげてください」と直にアドバイスをいただきました。で、「2-26接点復活材などはコイル保護になるため、噴き過ぎない程度に少量コイル部に当たるように噴いてあげると良い」らしいです。つまりはこの2工程は「やって良い事」とお墨付きをもらいました(3年前に)。

しかし、3段目は明らかに「ある程度機械いじり(RCカーも含む)の経験があり、大人として責任が取れる年齢」でないと推奨しない工程であり、できれば「高校生にも教えたくない内容」ではありますね。
酷い言い方をすると「高校生も中二病と変わらない」のは自分の経験で分かっています。
よくにいう「強い力に飛びつきやすい年ごろ」という奴で「やり過ぎてしまうキライがある」「工程に手加減を知らない」若さがあるので、過度にやりすぎると火災などに繋がる工程は教えたくない感じです。
この「火災に繋がる」は誇張してからかっているのではなく本当にそういう事件に繋がる危険性があるため、真剣に言っています。
どういう症状化というと「オイル膜によるモーター密閉問題」になります。
よく「接点復活材を使用して1週間後ぐらいに再びミニ四駆のモーターを鳴らす(マシンに積んでいる状態で)」ときに大体は「接点復活材を噴いた直後の音と比べて1段頭打ちしたような低い音になっている」事が多いです。
これは「接点復活材もオイル(油)の一種であり、その油が気化してモーターの吹き抜け穴に密着して放電抜けを阻止している」ため、モーター内で放電してしまっている為です

これも実は「ほったらかしにして店舗コースでコースで走らせる前に2-26を噴き倒す」等してしまった場合、接点復活材が多すぎて電気が上手い事逃げずにモーターの異常加熱や白煙を出して火災の原因となってしまいます。
そのため、この「モーターに接点復活材を使用する」整備の際は本当に「シュッ、シュッ」と2回短い間隔で浅く噴いてください。量が多すぎるとスパークで本当に火災の原因になる可能性があります。
で、だいたい3日か2日おきに定期的にマシンを3WAY(3回)ブレークインしてあげてください。
3回目でミニ四駆に圧が入るので、ミニ四駆は自力で余分な接点復活材をモーターをシールしているシャーシ取付部品にこびりつかせようとします(これはモーターヒートシールドでも同じで、ヒートシールドやアルミモーターサポートを外すと透明な液がべったりついていることがあります。これが「余分な接点復活材」であり、はじめて使った場合はスス汚れも外へ出すため、劣化したグリスとか固まった5-56スプレーと勘違いします)。
これを何回か行い、本当に少量だけ出てきたり完全に出てこなくなったときに「整備完了」として「整備ができたモーター」として本領を発揮します(その性能は通常の仕様のモーターの最大で1.2倍〜1.3倍になっている可能性があります。当然、モーター軸シャフトにメタルオイルを塗布した状態での性能比較になります)。
「コイルが接点復活材でコーティングされてスス汚れの影響を受けない」効果は本当にこれくらいの差が出ます。
特にスパークがしやすい「銅ブラシモーター」ではこの効果が高く出る場合があります(一応ハイパーダッシュ3でも効果は出ますがカーボンブラシにはあまり接点復活材は影響しません。その周辺のコイルにコーティングされる感じです)。

この効果の秘密があるため、第2次ブーム初期ではミニF用GUPとして「スプレーオイル」として接点復活材がGUP扱いで出ていました。
モーターの小さな上側の真円穴はその名残になります。

なお、これは注意点ですが「店舗コースにスプレーやパーツクリーナーなどのケミカル類を持ち込む」のはやめましょう。
お店の迷惑になりますし、整備用のスプレーの中には「気化性が高く、シンナー系の異臭がする」物があります。
周辺のミニ四レーサーの体調を害する可能性があるため、モラルを持って持ち込まないことを強くお勧めします(整備は自宅かアジトでしましょう)。
私も一度だけAtoZのパーツクリーナ―を店舗に持ち込んだことがありますが、天候が熱くケミカル材を持ち込む後ろめたさを感じました。
その1回以降は持ち込まないようにしています。

ミニ四駆は非常な言い方をすれば「消耗品の塊」であり、コース走行をすればパーツは劣化していずれかは性能を発揮できなくなります(これはベアリングローラーやモーターも例外ではありません)。
そのため、「整備技能」の技術は本当に調べた方が良いと思います(あくまで「ミニ四駆の整備技能」であり、資格や免許が必要な物ではありません。強いて言うなら「ラジコンを始めるときに読む本」というのをどこかで探して読んでみてください。アレに大体載っています)。

「ミニ四駆のマシンの特性」は言うまでもなく「マシンが走ると強い衝撃を受けると減速する」のが本来のミニ四駆であり、塗布したオイル類も高温過湿ならオイルが乾くかはがれるため、その状態では金属パーツも効果を発揮できません。
つまり「GUPをポン付けしたままでは性能を100%発揮できない。取り付けた当初はそう見えていても半年後にいきなり性能が劣化することもある」となります。
そのために、「マシンをベストコンディションに保って最大限の性能を普通改造で発揮できるようにする」のがミニ四レーサーの腕や技術となります。
そのためには「適材適所にケミカルを専門知識の名のもとに使い分ける」必要があります。
整備技能は「知識と経験」が大きく影響する分野なので、ミニ四駆の整備技能にも目を向けてほしいですね。

今日はこんな感じです。
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