そもそもこの問題はもう40年前くらいから始まっていて、現地の不動産業者も管理会社も頭を抱えていたんだよね。
ここ10年は地元の自治体も危機感を覚えて持ち主へのアンケートを始めていて、廃屋への処分に向けた助成金を出しているところもあるし・・・
短時間の取材で論じることに無理があるのは仕方がないが、地域性というよりもここで言う物件がかつてのブームの中で乱開発により無理やり建てた不良物件であることも多い。
また、購入した人も別荘ライフにきちんとしたビジョンもなく、有効利用できる階層でもなかったことがこの問題の核心であると思っている、
現在僕はこの記事で不人気とされる北軽井沢に居を構えているが、その流通事情に目をやれば掲示して1週間で売れてしまう物件もあればもう10年以上塩漬け状態の物件もある。
仕事に忙殺され、週末高速道路の渋滞にはまって疲労困憊。混雑したスーパーで食材を仕入れて忙しくバーベキューを楽しむといったような使い方ではわざわざ疲れに行くようなものだ。早晩足が遠のくというのも無理もない。
本当の楽しみ方ということを経ずして放置に至るのは不幸なことだが、地元にも迷惑をかけるし、せめて自分の代で始末してほしいな。
家というものは使わないと一気に老朽化が始まる。平成になって建てられ放置されたものより昭和40年代建築でも手入れの行き届いたものの方が価値があるという現実がある。
ここで言う1円物件がどういうものか興味がなくはないが、これを生かすも殺すも次の購入者のライフスタイル次第ではないかと思う。
現在、デュアルライフを実践、推奨している身としてはぜひこうした物件に光を当てるような購入者が現れて欲しいものだと思う。
伊豆の別荘が“マイナス50万円”でも売れない? 空き家問題で増え続ける「マイナス価格物件」の実態
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5982898
ログインしてコメントを確認・投稿する