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2019年12月22日02:06

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燃えろ!超獣地獄

ついこないだ「良いお年を」「明けましておめでとう」といった気がする。
1年って3週間くらいだっけ?

・ジョーカー


もうね、最初から最終盤まで空気が重い。ずーーーーっと不穏で、寒々しく、息が詰まる。
商売道具をクソガキ共に奪われ袋叩きにされるオープニングから、ひたすら嗤われ、罵られ、時に言葉で、時に拳で殴られ、裏切られて社会から逸脱していく。
そしてラスト近くで覚醒してからは、空気が明るく晴れ晴れと、彩り豊かで美しい画が続く。その鮮やかな赤は血の色だったりするんだけども。これだけの映像を作り上げたトッド・フィリップス監督と、ホアキン・フェニックスの演技には脱帽。
誰か一人でも彼に優しければ、起こったことの1つでも歯車がかみ合わなければ「怪物」ジョーカーは産まれなかったかもしれないという次回と憐れみのストーリー。暴力賛美の映画ではないと分かっているし、悲惨な人生を送って来たから悪に堕ちてもいい訳じゃない。それでも駅のホームやトークショー、その後のしっちゃかめっちゃかに暗い爽快感を感じている自分もいる。映画としては傑作の部類に入るんだろうけど、バットマンのヴィランを期待していると痛い目に合うし(うすら寒いジョークで自分だけ大笑いしているところなんかは共通してるかな)、エンタメ性もそこまで高くない。低いわけじゃないけど。
個人的には嫌いです。


・トランスポーター


みんなのヒーロー、ジェイソン・ステイサム兄貴の出世作。
序盤のアクションは平凡だが、騙されてアジトへ乗り込むシーン、コンテナ、バス整備所と、後半になるにつれてどんどん面白くなってくる。オイルを使った環境利用闘法はコミカルかつ新鮮で今見ても色あせない。
ステイサム演じるフランク、孤独と静寂を好み、ルールと自分の生活を重視するドライに見えて、気遣いと騎士道精神もある正義漢をしっかり演じていて、この時からアクションだけの俳優ではないことを感じさせる。
ステイサムの、ステイサムによる、ステイサムのための映画なので、ヒロインのスー・チー(若い!)も含めて全員刺身の褄です。
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