巡航ミサイル

小野寺五典防衛相は８日の閣議後会見で、戦闘機から遠隔地の目標物を攻撃できる長距離
巡航ミサイルを導入する方針を正式に表明した。おーついに来たかー。まあ北朝鮮のミサ
イル発射台を攻撃できる巡航ミサイル導入の必要性は、かなり前から言われてきた事でも
あるし、正直言って「遅えよ！」と言う感じだけどまあ一歩前進ってところだな

しかし対象のミサイルが今まで言われてきた、護衛艦から発射するトマホークではなく、
戦闘機から発射するタイプのＪＳＭやＡＧＭ−１５８Ｂであるところ。ここがねミソだと
思っている。どういうことかっちゅうと、トマホークは基本的に対地攻撃専用なわけ

いっぽうのＪＳＭやＡＧＭ−１５８Ｂには対地用の他に対艦用のバリエーションがある。
これを選んだということは海洋進出の動きを盛んに見せている中国を睨んだもの、という
のがオイラの見立てでありやす。今は北朝鮮だけどこの問題が解決した後は、やはり中国
にいかに対峙していくか？ってのが防衛上の最大課題になるわけだからねえ

ＪＳＭはノルウェーが開発したＦ−３５に搭載するミサイルだ。射程は５００キロ。いっ
ぽうのＡＧＭ−１５８Ｂはアメリカが開発したもので、射程は９００キロ。搭載できる飛
行機は色々ある。朝日新聞なんかだとＪＳＭは空自が導入予定の次期戦闘機Ｆ−３５Ａ、
ＡＧＭ−１５８Ｂは現在の主力戦闘機Ｆ−１５Ｊに載せる予定みたいに書かれている

だけどこれはいかにも朝日らしいフェイクニュース。というか兵器関連のニュースについ
ては朝日だけじゃなく日本のほぼ全ての新聞が誤報だらけ。いや誤報だらけというよりも
正確な報道が行われた試しが無いと言っても良いくらいだ。オイラのような軍事オタクか
らすると、「またやったか。まあやるだろうとは思っていたけどな」という感じである