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2017年03月15日20:33

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RCラジコン 2WDと4WDの特徴

こんばんは、月影TAKAです。

最近、私は悩んでいます。

やっぱり1/10RCカーも使いたい♪

ファイターバギーRXの経験があってもやっぱり「もしかして、大人になって使えるようになったかも」という少しの希望をライトニングホークにもらったので、ここから1/10RCカーの購入も検討しようと思いました。

※一応、「RCカーのやり直し」に相当するので「今の流行り・トレンド」は一切考慮しません。本当に初心の段階で見直していきます。つまりは「青バッテリー+初歩の改造からのやり直し」になります。リポバッテリー+ブラシレスモーターは現段階では考慮しません。


今日の朝、私は「4WD RCカーではドリフトができない」としてRCカーのドリフトスペックを指摘したことで、かなり他のRCユーザーに警戒されていると思いますが、批判や馬鹿にする内容ではなく冷静に判断した上での回答になります。

これにも、ちゃんとした理由があります。
それは「実車でも4WDマシンをドリフトコントロールしようと思えばブレーキとクラッチがいる為」です。

そう、タミヤのRCカーでは中々見ない…というより最近のRCラジコンではそんな機能を見かけない(ただし、エンジンカーにはブレーキが付いている)要素ですよね。

そもそも、ファインスペック2.4Gプロポにも「ブレーキトリガー」なんてものは存在しないし、今年のタミヤRCカーガイドに掲載されているTT-02Bのギヤ比表にもあるように、走らせる前の段階でギヤ比はセッティングとして固定されています。

つまり、今の段階では「RCカーにブレーキとクラッチ・シフト操作は無い」と判断して「RCドリ」というのは正直なところ「実車のドリフトとは異なる」と判断します。

なので、タミヤ公式側の「ドリフトスペック」モデルも「ドリフトそのものができる」のではなくて「ドリフトに近い動きを再現できるようになった」と判断します。

「でも、豪快にオフロードとかでケツ揺らしながら走ってるやんけ(怒)」とした場合、それは正しくはドリフトとは違うテクと判断します。

特にオフロード等は「地面硬さ」を利用した「条件要素のドリフト」が可能です。

RCカーのメカニズムでドリフトを起こすのではなく、私の所の河川敷にある砂利グランドのような「柔らかい砂地の地面」でマシンがスリップしやすい状態から「煽りスロットルワーク」で吹かす様に駆動させてやればケツが流れてドリフトしているように見えます。

しかし、これは柔らかい砂地以外では中々できない芸当です。

しかも、「滑り過ぎない」ようにケツが流れ過ぎたらスロットルを戻してステア操作で舵角をコントロールするというテクも使用してます。

あくまで、これは2WD RCカーだからできる芸当です。

4WDになると、下手にコーナリング中にスロットルを戻すと、前の駆動力も一気に抜けてしまい「コーナリングフォース(旋回中に進行方向に進もうとする力)」を失って遠心力によって外側に弾き飛ばされてしまいます。

実車ではよくに「アンダーステア」という状態をコーナリング中に起こしてしまう為、4WD RCカーのコーナリングはある意味、2WD RCカーよりも難しいとされる場合があります。

対して、2WD RCカーのコーナリングは基本的にコーナー前まではスロットルを戻しません。

スロットルを戻すのはコーナー手前の1〜1.5mあたりでいいです。

「そんなんじゃ曲がれないだろ(笑)」とすれば、ちゃんとカラクリがあるんですよ。

それが「惰性コーナリング」です。

ようするに勢いをつけて、旋回力に必要な駆動力を直線の段階で作ってしまいます。

そして、その駆動力のまんま、1m当たり手前でスロットルを抜いて旋回させ、マシンのノーズをコーナーに向けます。

小回りが必要な低速コーナーでは、立ち上がりからジワッとスロットルを引くことによって立ち上がり加速を成功させることができます。

対して、大回りの高速コーナーではマシンが進路を向いたら煽るようにスロットルを小刻みに入れて舵角を維持したままマシンをコーナリングさせます。

「何故、小刻みにスロットルワークを入れるのか」とすれば、もし仮の話ですが「よし、行ける」と判断してフルスロットルでコーナリングさせたとします。

そうしたら、「フロントタイヤが耐えられなくなって回ってしまう」か「リアの駆動力が強すぎて外へ膨らむか」のどちらかを誘発します。

これは実車のFF・FRを問わず同じような現象が起こります。

理由は言うまでも無く「2WD(二輪駆動)」であるためです。

「4WD(四輪駆動)」の様に4つのタイヤが駆動してマシンが進むようなマシンは「マシン自身が進行方向に進もうとする」力が働くため、ステア操作がそのままマシンの動きになると言ってもいいです。

対して、2WDではFFなら後輪を引っ張り、FR・MR・RRなら前輪を押し出す方式です。

つまり、「前後どちらかのタイヤ+ホイールは駆動力が伝わっていないフリー状態」であるため、そんな状態でガンガンにフルスロットルをマシンに命令してしまうと、フリーになっている側のタイヤ・ホイールの安定力を超えてしまった場合、最悪マシンがスピンするか進路から外れる問題を起こします。

なので、スロットルワークを小刻みにある程度加減するように入れる事で「舵角調整できる状態にする」プロポ操作を心がけることで、2WDでは素早いコーナリングができるようになります。

私に言わせれば4WD RCカーは「パワーマシン」で2WD RCカーは「コーナリングマシン」です。

2WDは駆動力の伝達力では4WDに負けてしまいますし、4WDは旋回力では2WDマシンに劣るところがあります。

なので、「4WDが絶対すぐれている、いや、2WDの方が凄い」という両極端な判断はできません。

どちらにも美点があり、また欠点も備えています。

ようするに「走りの好みの問題とどこで走らせるか」になるため、自分が走らせる条件に合ったマシンを選ぶのがベストアンサーになります。

ちなみに、ドリフトスペックのマシンがやっているドリフトコントロールは正しくは「パフォーマンスドリ」とか酷い言い方をすれば「パワースライド」だと思います。

簡単に言えば上記の「砂利グランドでリアを滑らせて遊ぶ」条件を、ドリフト用タイヤとかドリフト専用ステアとかを備えたRCカーでそれらしい動きに仕立て直した動きだと思います。

そもそも、「クラッチ操作やブレーキ操作が無いのにどうやって速度調整してるねん」となれば考えられるやり方は「スロットルワーク」しかないですね。というよりそれしかないです。

いくら「ドリフトコントロール用ESC 」なんてものがあっても、「RCカーにディスクブレーキがついているわけではない(ただし、エンジンカーにはディスクブレーキが標準らしい)」し、プロポ側にも「ブレーキボタン」なんてトリガーやボタンがあるわけでもない。

つまり、モーターやサーボの制御部分で出力を調整してドリフト用タイヤで滑らせている流れだと思う。

当然、スロットルを戻す行為は「アクセルオフ+減速」という流れになるため、開度の調整でブレーキっぽい止め方ができると思う。

逆に、その手の動きができるようになったのもESCのおかげだと判断できる。

※あくまでタミヤのRCカー基準の内容である。YOKOMOや京商は知らない。

ちなみに、RCカーでブレーキ(停止)をさせようと思えばプロポのスロットルトリガーを1回上にあげるだけでブレーキがかかる。

しかし、それは「完全に停止しろ」という命令をマシンに送る流れになる為、ドリフト走行みたいに「チョンブレ」みたいな操作にはならない。

なので、走行中にブレーキを効かせることはできない。

それ故にRCカーではスロットルワークが大切になる。

スロットルを戻して減速させて、スロットルを煽って回転数を稼ぐやり方が17年前のRCカーでやっていた走らせ方でした。

今日はこんな感じになります。
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