最近は寝る前に「月とスッポン」(柳沢きみお)を読んでいる。これほど落ち着く漫画も無い。これはもう小学・中学・高校、そして大学の初めくらいまで、ずっと愛読していた漫画で、所々暗記してしまってる箇所などもあったりする。ちなみにこの漫画が特別好きだという人には会ったことがない。
だいたい20代くらいの頃まで柳沢きみおの漫画はいつも読んでいたし(すべて単行本で集めた)、ずっと好きな漫画家ナンバーワンだった。小学生の頃はこの「月とスッポン」(週刊少年チャンピオンに連載)と「すくらんぶるエッグ」(週刊少年キング連載)がとにかく好きで、それらの気に入ったページやコマなどを雑誌から切り抜いて透明下敷きに入れて学校に行ったりしてたものだ。
で、「月とスッポン」は何故にそんなに落ち着くのかといえば、これはもう自分のホームグラウンドみたいなものだからだろう。この漫画が好きな人はそれほどいないと思うけど(マイナーだし、そんなに人気があったわけでもなかったし)、小学生の頃からずっとこの世界の中に入り込んでいたもんで、なんだか妙な安心感がある。ストーリーとかはどうでもいいのだ。この世界観だけでじゅうぶん。
「月とスッポン」は全部で23巻。で、その続編は「正平記」(全3巻)。さらにその続編の「月とスッポン教師編」は「SEWING」(柳沢きみお)の単行本の11巻の最後に50ページくらいまとめて載っている。そしてさらにその続編が「週刊少年チャンピオン40th 創刊40周年記念特別編集」に1話だけ載っている(ここでは主人公たちは一気に43歳に・・・。藤波がとんでもないことになってて驚いた)。
ちなみに柳沢きみおの漫画で特に好きなものは70年代に集中していて、「月とスッポン」、「すくらんぶるエッグ」、「オフロード」(KCコミックス「ウェルカム」に収録されてる短編。1979年)、この3つはマスト。
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