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2014年10月20日21:14

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今月の車田水滸伝ネタバレ

その虹は気の遠くなるほど光り輝き、天空高くまっすぐにしかも無数に屹立した…。
★最高の男たちが集う謎の島。どのような神話が紡がれる!?

Episode06★サイキック・ソルジャー

仁義とザジは砂漠の向こうから虹が天に向かって光り輝くのを見た。
「な、なんだ!?」
「あの真っ直ぐに天に向かって伸びていく虹は!?」
「フッ。どうやら俺たちと同じように戦っている者がいるようだ」
「だとしたらそいつはすげえ男だな。え、雷鳴のザジさんよ」
「同感だ、菊川仁義」
『あれだけの虹を、天にかける男がいる!』
それは高嶺竜児の必殺ブローだった。
『ウイニイング ザ レインボー。これが、世界一のボクサーの実力ってわけか』
「行こう、小次郎。一刻も早く姉ちゃんを助けて出して、このデタラメな場所から抜け出るんだ」
「おうっ。ところでお前の姉ちゃん、美人なのか?」
「美人…だと思うけど、人妻だよ」
「あッ、そう」
現代、日本。
志那虎陰流の道場で石松は麟童をあやしていた。
「あーだだだだ」
麟童が石松の頬を引っ張る。
「や、やめろォ、麟童。ひっぱるなって、いででで。ったく、竜と剣崎はいったいどこをほっつき歩いてんだ。しかもお姉ちゃんまで行方をくらますなんてよ。なあ、志那虎の旦那」
「大事になってなければいいが」
「そこは心配してねえよ。なんたってあいつらは世界チャンプだからよ」
「カズキ・シナトラ。イシマツ・カトリ」
二人を訪ねてきた者たちがいた。
「お二人に報告があります」
「元ドイツJr.チャンプ、英雄スコルピオン。IQ300を誇る参謀、ヘルガ。大ドイツ軍団の総統と、その頭脳。なぜあんたたちがここに…」
「俺たちに報告したいこととは?」
「お久しぶりですね。つもる話から始めたいところですが単刀直入に。アインシュタイン・アカデミーの最新観測装置でわかったことなのですが」
「この一週間の間に日本…いや世界各地でいくつもの時空間の歪みが観測されているのだ」
「じ、時空の歪みだとぉ!」
「そのポイントに、リュウジ・タカミネとその姉、そしてジュン・ケンザキがいた可能性が高いのです」
「なんだと!?」
竜魔は小次郎を探していた。
「…小次郎のヤツはいったい…どこに…。いくらあいつでもここまで完全に気配を消すなどありえん。この地上にいるかぎり…」
その時、竜魔はまた異変を感じた。
『まただ。また何者かがテレポーテーションした感覚…。風魔一族唯一のサイキック・ソルジャーこの独眼竜・竜魔の他に誰が。これほどの能力(サイキック)の使い手がいるとすれば聖剣十本のひとつ。黄金剣を持つ誠士館の飛鳥武蔵となるが?』
「この声…俺の耳ではなく直接脳に響いてくる…。サイキックか!」
その時、崖下から黒い霧が湧き上がった。
『なんだ、この黒い霧は!?』
★新たなる刺客が登場!サイキック・ソルジャー竜魔の相手はなんとあの…!?


作者コメント:丹波の栗を二キロ買いました。渋皮煮を作ります。


休載かと思いましたが、載ってました、車田水滸伝。
一応、来月号もあるみたいです。

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