実家の引越しの件で先週帰省した時の話の続きである。
当然のことながら母は少しづつ荷物の整理などを始めていたわけだが、なかなか面白いものが出てきた・・・なんと20年以上前に浜松で私が率いていた劇団の公演パンフレットである。
懐かしくて中身をペラペラめくって読んでみたのだが、
読んだ感想としては、「なんだかやってる内容がさっぱり変わってないではないか?」ということであった(笑)、例えば・・・
「他の劇団との違いは、演劇集団としての高尚な理念を持ち、芸術至上主義を純粋なアマチュアとして信奉している点である。従ってなれ合い型レクリェーションサークル的ムードを排そうという気風が強く、親しみやすい新劇よりは難解な前衛的芝居作りに重点が置かれている」
「欠点としてはその理念を表現する技量がまだ稚拙であり、広報宣伝・観客動員力は劣悪。経済観念に乏しく・・・(中略)、例えば会員制を導入して、会員を観客とした金のかからない、しかし極めて実験的な劇をある程度定期的に上演する・・・すなわち実験集団として活動を展開するかも知れない。」
いかがであろうか?これは1984年、23歳の私が書いた文章であるのだが、このコラムと文体はそっくりそのままであるし、劇団とヨーガ教室の違いは当然あるにしてもちょっと単語を入れ替えれば「ヤマトアンナマライ」の説明にもそのまま通用しそうではないか!(笑)
なかなか性格というものは変わるものではない・・・事を痛感する。
因みにこの劇団の名前は、「演劇頭脳集団 天狼星(シリウス)」であった・・・私の名前の片方はこの時代の名残でもあるのだ(笑)
時間のある方は過去のコラムの、2004年2月9日付「名前の由来」をお読み頂ければ幸いである。
http://www.geocities.jp/ramana_mahaananda/personal-holder/diary01.htm
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