言わずと知れた、トム・クルーズ主演の人気シリーズ最新作。
もうすでに観た皆さんは大興奮、大絶賛で、164分という時間も一瞬だった！秒だった！等と言う始末です。
個人的には「このシリーズにあまり興味が無い」「さすがに長すぎ」「しかもこれでパート１？殺す気か！」という気持ちで、全然観に行く気がありませんでした。
そもそも、このシリーズは一つも劇場で観ていません。
それが、どうした事でしょう。
4DXの劇場でニコニコしながら座ってこの映画を観ているとは。
わざわざ1時間半車を運転して、たった一人で、この劇場まで来たわけですが。
暑さのせいでどうかしてしまった・・・のかもしれません。
これの理由は、前にインディー・ジョーンズを4DXで観た際に「また4DXで映画を観たい」という欲求が高まってしまったからです。
そうなると、4DXに合う映画はこれだ！
その程度の理由だったのです。
「ミッション：インポッシブル」シリーズについては、1から5までは観た気がします。
前作はまだ観ていません。
基本的に、スパイものってそんなに好きじゃないのです。
なぜか眠くなってしまう傾向があります。
また、主演がトム・クルーズでしょう。
何があっても大丈夫。
彼は任せておけば安心なので、ちっともハラハラしないのです。
それで、やっぱり眠くなってしまいます。
今回の作品でもそうですが、スパイなのにどこに行っても「俺だよ俺、トムさんですよ」と存在感絶大なのはどうなのでしょう。
そして「一番大切なのは仲間」というジャンプの漫画みたいな世界観。
007とかもそうですが、バカバカしい内容を極めてシリアスにやっているのが苦手なのです。
そんな印象のシリーズの最新作ですが、今回は確かに面白い！
特に前半が素晴らしかったです。
オープニングの潜水艦から、街中のカーチェイス、空港内の多重サスペンスあたりは相当良かったです。
カーチェイスでは4DXだとイスがグラングラン動きまくって、ゲロ吐きそうなほど！
砂漠の砂嵐のシーンでなぜか水が噴射！
一生懸命考えた設定を、ジックリ語ろうとする会話シーンは退屈ですが、まあ休憩だと思えばよろしい。
必死に字幕を読もうとすると疲れます。
そう、てっきり4DXなので吹替えだと思っていたら、字幕版でした。
あの戸田奈津子先生によるスーパー異次元字幕ワールドなので、色々疲れます・・・。
敵のAIの事を「エンティティ（実体、本体）」と呼んでいるのですが、字幕だと「それ」。
「それ」ってなんだよ！
宇宙人か？（それは森にいるやつ）
そう言えば、霊体にレイプされる「エンティティー霊体」という映画もありました。
しかしまあ、164分は長いです。
スーパー字幕と4DXの仕掛けで後半は疲れてしまいました。
終盤の、お待ちかねの大アクションまではかなり長く感じてしまいましたね。
あと、前作を観ていないので、かなり大変な事が起きるシリアス場面でも「この人このために出てきたの」と冷めてしまいました。
もっと活躍させてあげて欲しかった。
登場人物で言えば、やっぱり敵の激ワル系ギャルが最高でしたね！
ニコニコしながら装甲車みたいのでトムさんを追い詰める彼女の素敵ぶり。
ただの悪役かと思いきや、終盤でまさかの見せ場が用意されているので、是非ご注目いただきたいです。
終盤のウルトラアクションにはもう、笑ってしまいました。
バイクで崖から飛び降りるシーンは予告でも観られますが、その後が凄い。
どう考えてもCGみたいなアクションを、本当にやっているそうですから呆れます。
凄すぎて本当にやっている感が無いので、メイキングを見たいですね！
映画だけで十分面白さの約束された映画なので、別に4DXじゃなくても良いかもしれませんが、やっぱり4DXをオススメしたいです。
途中で休憩させてくれたら一番良かったですが・・・。
一応続きますが、ちゃんと満足感のあるラストになっていますので、単体作品としても楽しめると思います。
俳優組合のストライキの関係でトムさんの来日が無くなりましたが、続編の製作もかなり先になりそうですね・・・。
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