これが国軍の支配下に入ったとて戦線に及ぼす影響は少ないだろう。再契約した兵士は一定期間の訓練が必要だろうし、士官や下士官の扱いも国軍の指揮系統の中で機能させるには課題も多いはず。アフリカから撤退するグループにはそのまま武器と共に現地に残り、傭兵として新たな混乱を引き起こす火種となることも危惧されている。
いずれにせよ武装解除は一筋縄ではいかない。紛争の現地ではもちろん国軍は統制の面で新たな悩みの種を抱えることになる。接収した武器や弾薬の管理も一仕事だし作業の中で流出することを考えるとおよそ額面通りには受け取ることはできない。
反乱の脅威と引き換えにプーチンは自らの権力内に時限爆弾を抱え込むことになる。
プリゴジンも軍人ではなく実業家で機能面では何人かのリーダーが作戦面を支えてきた構図があり決してそれも一枚岩ではなく彼のコントロール下にあったとは言い難い。今までのように「粛清」を脅しのネタに屈する相手でもなさそうだ。
■ワグネル事実上の武装解除 ロシア軍が戦車やミサイル、弾薬など受領
(朝日新聞デジタル - 07月13日 01:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7486306
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