11月20日　「ﾌﾙｰﾄﾍﾞｰﾙ駅で」見る

この日は、昨日みたﾌﾞﾗｯｸﾊﾟﾝｻｰの監督に興味がありまして。
監督が黒人、というのは映画を見ていたら感じるのですが、調べてみたらまだ、数本しか撮って監督でした。
で、唯一見てない出世作となった2013年のﾃﾞﾋﾞｭｰ作を見てみたいと、ﾈｯﾄで見てました。
なるほど、ﾃﾞﾋﾞｭｰ作とは思えないほど、良く出来てました。
何気ない黒人青年の日常を描きながら、恋人との会話や可愛い娘と共に、刑務所暮らしを思い出し、失業して金に困りながらも麻薬を断つ道を模索する姿が描かれているのですが。
最後に電車でモメタ後に、白人警官がﾃｨｻﾞｰ銃と間違えて拳銃で撃ってしまってからが、とても感動させられます。
事実に基づいているので、社会派の要素もあるのですが。
ｱﾒﾘｶの黒人たちも、電車で大麻を吸ったり、ｽﾋﾟｰｶｰで音楽を流して踊ったり、刑務所仲間と殴り合ったりと、黒人青年も好青年ではなく、また白人警官も横暴ではあっても、わざと撃ってないので、どちらも人間的でした。
黒人が白人警官によく撃たれるというｱﾒﾘｶの暗い現実を、実に人間的に描いているので、非常に良く出来た映画だと思いました。
日本ではそんなに話題にはならなかったですが、是非、お勧めの映画だと思いました。