見ただけでも男子の本懐、バセロン・コンスタンチン

戦後昭和ではバセロン・コンスタンチンと呼ばれた舶来の高級腕時計。
マルタ十字が格好良くて欲しかったと亡父が言ってたのが今世紀ではヴァシェロン・コンスタンタンとフランス語風の呼ばれ方に変わっていた。

天賞堂があった所にショウルームが出来たて知って中古市の帰りに立ち寄った。
時計の値札は新車一台相当で軽乗用車から至輸入の普通車位。有頂天はダイヤとプラチナのブレスレットが1億1千万円。

先客で三十代の男女が座って時計選びする後ろ姿が見えた。
そんな人生を歩めなかった身には亡父の願望の現物を見ただけで本懐ダヨ、遂にこの世では花の咲かなかった枯れすすきだからノー。


日本が誇る名指揮者・佐渡裕が語る、「第九」の本質とヴァシュロン・コンスタンタンとの共通点
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