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2020年06月22日10:14

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妻が車を買い換え

震災のとき、妻の車は赤い軽自動車だった。なぜ覚えているかと言えば、避難先で通帳などの貴重品は彼女の車に保管していたから。でも、いま24歳の娘が高校通学を始めたとき、軽の調子が悪くなったらしい。車屋をやっている移住者仲間のケンちゃんから「税金の燃費を考えたら軽より小型車の方がいい」と聞いていたので、車を代えることに。それがマーチだった。

当時の走行距離は4万kmちょっと。型式は古かったが、ケンちゃんが安い車を探してくれた。それからの3年間は、妻が娘を駅まで送っていくのにフル回転。あっという間に走行距離が伸びていった。高校+大学+社会人2年だから計8年強になる。18万kmにもなったので、そろそろ潮時だろうと買い換えを決意。いよいよお別れということになった。私が運転したのは少しだけだが、それでもちょっと寂しい気分にはなる。

2年前に亡くなった北海道の父は、買い換えるときに手放す車に御神酒をかけていた。「今までありがとう」という気持ちを表したのだろう。息子はそれを踏襲していないけれど、同じような感情は湧いてくる。妻は娘の進学、私は震災以後、走行距離がめっきり減っているが、それでも田舎暮らしに車は欠かせない。来春には私も車の買い換えを決めている。そこそこ大きな出費にはなるが、あと何台乗るのか、意識する年齢にはなってきた。

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