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2020年03月10日12:24

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第18回ショパン・コンクールの出場者のことなど…

昨年、ショパン・コンクールを題材にした漫画「ピアノの森」がNHKでアニメ化され、大人気でした。だから今秋行われる第18回ショパン・コンクールはかなり注目されそうです。昨夜、そのショパン・コンクールの予備予選出場者が発表されました。4月の予選で勝ちぬいた方が10月の本選に進めます。私はそれほどコンクールに関心が高いほうではないけれど、ビックリするような才能をもつピアニストが彗星のごとく現われてくれたらいいなという願望もあるし、日本人初の優勝者が出てくれたら、なお嬉しいですね。

日本人の予備予選出場者をみてみると、実際に生演奏を聴いたことがある若手ピアニストの名前を8人見つけました。

数年前、浜離宮朝日ホールで聴いた反田恭平。
昨年、紀尾井ホールで聴いた久末航。
この二人は有力なコンクールで優勝経験があるし、その実力はかなり評価されています。

加えて水戸の佐川文庫で聴いたことがある以下の方々。彼らは故中村紘子氏に推薦されてデビュー・リサイタルをここで行いました。
石田成香
黒木雪音
水谷桃子
進藤実優
イ・ヒョク
(牛田智大)

予備予選に名前はありませんでしたが、浜松国際ピアノコンクールで2位になった牛田智大氏だけは予選免除で本選から出場するようです。小学生だった牛田氏の演奏を聴きましたが、技術だけでなく人を引き込む高い音楽性を感じました。私、牛田氏にはかなり期待しています。

佐川文庫で日本デビュー・リサイタルをした大物といえばアリス・紗良・オットとチョ・ソンジン、藤田真央が挙げられます。無名だった頃のアリス、私には特に強い印象はありませんでしたが、あっと言う間に世界的なピアニストになりましたね。(はやく病気を治してほしいです)チョ・ソンジンを聴いたのは、彼が中学生ぐらいの時でしょうか。彼が弾いた「熱情ソナタ」や「スケルツォ第2番」はすごかった。すでに巨匠の風格。将来、すごいピアニストになることを確信していたら、第17回ショパン・コンクールで見事に優勝してくれました。藤田氏はもしかしたら今回、ショパンコンクールで出場するかも…と期待していましたが見送ったようです。別にショパン・コンクールに出なくても、彼の才能は世に認められていますからね。彼の演奏にもテクニック以上に聴く人を引きつける愛されキャラがあります。(中村紘子氏がお亡くなりになってから、若手ピアニストのデビュー・リサイタルがなくなってしまったのは残念。)

先日、佐川文庫へCDを借りに行った時、「すでに佐川文庫さんは若手ピアニストが世に出るための登竜門になってきましたよね。ソンジン君に続いて、牛田君あたりがショパン・コンクールで優勝してくれたら、佐川文庫V2の快挙かな。」と笑い話をしたばかりでした。

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