2004年 米
出国後の移動中に母国でクーデターが発生し政府が倒され、パスポートが無効になった男がJFK空港の入国ゲート前で待たされること数ヶ月、というお話。最終的に男は1日だけ不法入国し、ニューヨークへ来た目的を果たす。ありえないフィクションに見えるがモデルとなった実話があるそうだ。
なんだろう、この映画で示されるアメリカの善意を信頼できない。主要するのはみな善意の人、空港のスタッフもCAも。保安責任者だけが自身の保身を優先させるが、それも出世がかかっているからに他ならない。ロマンスでコメディ映画なのだから文句をつける方が間違っているとは思うが違和感が拭えない。個々の人々はそれなりにいい人なんだろうし、アメリカ人に虐められた経験だってありはしない。でもあんなにいい人ばかりじゃないだろ。いやわたしが他人を信用できなくなっているのか。
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