ここしばらく、出口治明氏の本を続けて読んでいた。
読書の話とか、けっこう楽しくてね。
内容が一巡したかなという気がしたので、いっとき離れていたんだけど、立ち読みしてみた『本の「使い方」』の中に、どこかひかれるものがあり、同じ内容でも読んでいて楽しければいっか、とまた読み始めたのだ。
佐藤優氏とか、内田樹氏の本も、かぶるところはちょくちょく読んでいて楽しいものだ。内容、知識を得るためでなく、語り口にふれることを楽しむ読書というのもあるということだろう。
そういう力を持つと、作家さんは強いだろうな。
内容が一巡したなんて書いてしまったが、出口氏の場合、社会人経験や読書論についてのことであって、その深い歴史の造詣とはまた別の話。『貞観政要』の解説本とか、そもそも知らなかったことが多く、それを現代のビジネスの話とか組織論と結びつけていた楽しかった。
それはそれとして。
最近はブクログにレビューを書いているんだけどさ。ツイッターと連動させているので、レビューを書いたらそちらにもアップされる。
しばらく前からツイッターにレビューをアップしたら、出口氏本人のアカウントにリツィートされるようになった。作家さんの中にはときどきそういう人いる。フォローまでしてくれたのは驚いたけど。
貞観政要の本については、「リーダーシップの最高の教科書だと思います」とコメントまでつけてくれた。
今は大学の学長にまでなって、決して暇ではないだろうに。
スタッフの人が、そういうことをやっているともちょっと思いにくい。ありえないことではないかもしれないけど。
そういうマメさがたくさんの本を書き、60で起業して、70で大学の学長なんていうバイタリティを生むのかもしれないな、と感心した。
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