空白

時間が止まったような部屋。
白い鷺が飛ぶのを窓から眺める。

いろんなものがないから、
外の音が大きく聞こえる。


白いブラウスと
白いでデニムサルエルパンツ。
ブラウスのインナーも
白いエアリズムシームレス
Vネックブラキャミソール。


身体のラインがキレイに見えるインナー。
白いブラウスは、透ける。
インナーも同じ白がいい。
透けるのも計算してコーディネート。

エアリズムのインナーは、涼しい。
涼しすぎる...まだ、ちょっと早い。
爽やかな初夏の空気。

白のコーデは、すべてを清らかに魅せる。
夏も冬も、ピンクより可愛く見える白。


偶然、すれ違う人の皮膚の赤さが記憶に残る。
偶然は、ないと知っても。
何でも意味をつけたい大人。


時間がかかる。まだ先らしい。
それでも期限がある。
時間をかけて良くなるのを、
信じて待つしかない。

誰一人、同じ人はいない世界で、
みんなどこか壊れているのに、
平気な顔して、それで上手くいっている。

壊れていることさえ、普通。
上手くいかないときは、休むしかない。
わかっていても、待つのは苦手。

本のページめくるみたいに、
すぐ答えが欲しくなる。
ドラマは、遠回りするほど面白い。