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2019年04月13日15:08

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柴田淳は恐ろしい…

たまたま買った激安中古盤。
柴田淳の4THアルバム「わたし」。
何気に流していて6曲目の「いつか王子様も 〜拝啓、王子様 続編」に心ざわつく。
その軽快なメロディと毒を持った歌詞のギャップにたまげる。

その歌詞は…長く付き合っていた凄腕ギタリストにゾッコン、彼一筋と誓ったのに、その彼のメールも打たない不器用さに愛想を尽かし、他の人と結婚します!というもの。
でもあなたのファンは続けるから安心して、他の彼女を見つけて下さい、きっと見つかります…

バイきんぐの小峠英二ならば、きっと「何て女だ!」と言うだろう。

「続編」とあったので、最初の歌を検索し「拝啓、王子様☆」を見つける。
その歌詞を確認。

へぇ、ギタリストの彼のおっかけをしていて、その彼がバンドを辞めて実家の銭湯を継ぐという噂を聞いて手紙を書いたんだ…というのが分かった。
あなたは(風呂屋の)デッキブラシよりマイクスタンドの方が似合うからギタリストを辞めないで、明日も明後日もライブに行きますから!という内容。
それが続編で別れたんだ…なるほど、上手く行かなかったのね。普通ならここで終わりなんだけど、怖いのはここから。

何と続きがあった。
王子様シリーズとして、第三章〜第四章〜第五章まである。
しかも十章完結予定で未だ折り返しという。

その三作目「つまおうじ☆彡 (拝啓王子様☆第三章)」。
それまでは彼女目線の歌詞だったが、ここからは一転して夫目線になる。

その結婚した主人公の女性は旦那に隠れて元カレと浮気。そして家に帰って来ない。心配した夫は妻の出しそびれた手紙を調べ元カレを特定し待ち伏せ。
飲みに誘い、彼に妻を返せと詰め寄る…何て女だ!そして何だこのミュージシャンは?
という謎を残す。

四章以降の怖さといったら…火曜サスペンスそのもの。

柴田淳と言うシンガーソングライターは、怖い歌詞を軽快なメロディに乗せて、淡々と歌う。
ホラー&サスペンス小説家なのかメンヘラなのか…すごく怖い女性であることは間違いない。
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