mixiユーザー(id:9051319)

2019年04月14日23:51

1469 view

ヒビノキ616(4月7日〜4月13日までの1週間/週後半)

2019年4月7日〜2019年4月13日までの1週間分の日記です。
この日記は先週の木曜日〜土曜日までの週後半の日記です。

■2019/4/11/Thursday
 『ブラック・クランズマン』――。

 実話がもとの娯楽作品なんだけれど、単純に娯楽作品とは言い切れない。
 黒人が白人に成り代わりKKKに電話をかけて白人警官と一緒に相手をダマす、は、
 コメディ。ですけど根底には、いまでも白人と黒人の間に存在する迫害と恐怖、
 亀裂を描く社会風刺が効く。とはいえ最後にその主張をする映像は、
 映画としては蛇足なんじゃないかなあ……とも思うな。

『からくりサーカス』 第25話 「モン・サン・ミッシェルにて」
https://karakuri-anime.com/
このリーゼの違和感は、
いままでの積み上げがないしやっぱり「?」ってなるよな。
原作の彼女は、この時点で自動人形に匹敵する戦闘能力を獲得している。
だけれどテレビアニメは中盤ずうっと活躍がなくて、無理に勝に同行させてる。
ですから戦闘能力がゼロの彼女に、
「どうしてついてきたの?」「足手まといじゃね?」
そう描写だけ見ると“なってしまう”よな。
でも、どうしたって彼女は勝の未来に必要なキャラクターですからしょうがない。
ただ、もうちょっとうまくやれんかったのかなあ……。
それ以外は大体満足。
この最終決戦は、いってみれば最古の4人が人間性を得て人形を跳躍する展開。
阿紫花からパンタローネが人間を「抱擁」する意味をつたえられ、
コロンビーヌが勝に「抱擁」をうける。
その共感の段階を経て、アルレッキーノが人間に「笑顔」をむけられる。
三段活用みたいな計算と段階が好き。

『賢者の孫』
http://kenja-no-mago.jp/
原作はファミ通文庫が刊行する吉岡 剛のライトノベル。
いわゆる「なろう系作品」でウェブ発表作を商業加筆したもの。
交通事故で事故死し異世界へと転生したシン。
賢者マーリンの“孫”のように育てられた少年は、
現代世界の知識を流用し、規格外の魔力、武術を身に着け15歳まで成長。
アールスハイド高等魔法学院に入学し……。
まあ、なろう系作品。そのジャンルでも常々“典型”として語られた一作。
オレTueeeeだし、絶対不可侵的能力も納得はします。
ただ、話題作品のわりに、作画、演出、美術とデキがしょっぱいなあ。
コメディよりの原作の追従に、現在の作画のテイストや、
演出のバカバカしさはあるのかな? でも、それ以前に全体の見た目がすごく古臭い。
黒幕フェードアウトなんて久しぶりに見たぜこれ。
同時にモブのあらさをふくめ、イモっぽい全体の映像もマイナス。
現在のアニメ視聴者が重視する最大の第1印象って、見た目のルックスですから、
これでは新規は取り込めんでしょうね。

『さらざんまい』 第1話 「つながりたいけど、偽りたい」
http://sarazanmai.com/
『輪るピングドラム』『ユリ熊嵐』に続く幾原邦彦のオリジナルアニメ。
すべてのものがつながっている人間社会と現代社会。
矢逆一稀、久慈 悠、陣内燕太(えんた)は、
あるときカッパ橋のカッパ像を破壊したことをきっかけに、
カッパ王国第1王位継承者ケッピと出会い、尻子玉を搾取されてしまい……。
「イクニっぽいもの」と「イクニ」はやっぱりまったく違うんだなあ。
ふりきってる。大笑いしたぞ。なんだよこの菊門的アニメ。
小学生的な幼稚な発想とすごすぎるイキオイ。
幾原邦彦らしくも、やっぱり主題は個人と個人――人と人の「つながり」。
ここからどう回転させるかわからないが、
カッパたちへ変身した3人は世界の裏側で満足できない欲求を尻子玉を抜き浄化する。
初回で3人に秘密を共有――一稀は女装、久慈は犯罪、燕太は女装の秘密を知る――
と、ネガティブなつながりでむすんでしまうのがさすが。
川獺(かわうそ)が仇役の描写は、芥川龍之介の「河童」がモチーフゆえ?
とってはおきます。

■2019/4/12/Friday
 

 『スター・ウォーズ/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー』――。
 原理主義としては、これをもってスカイウォーカー一族とルーカスSWに区切を置き、
 次作から完全に新規のSWをはじめるべきではないかと。
 ルークとパルパティーンの声は「光」と「闇」は常に存在する意味だと思うが。
 

 ……で、以下が今年11月発売のシングルプレイ専用ゲーム、
 「Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー」。これは合せたな。発表。
 オーダー66の粛清って年々生き残りがふえるなあ。
 EAは最近パッとしないけど開発がRespownならやってくれると信じてます。

■2018/4/13/Saturday
 仕事。(今年の年間休出回数11回目)

『鬼滅の刃』 第2話 「育手 鱗滝左近次」
https://kimetsu.com/anime/
禰豆子かわいすぎか。家族を惨殺され、妹に鬼の血が入り、
その鬼を狩る冨岡義勇と出会う竈門炭治郎。
炭治郎は義勇の話を聞き、鬼殺の修行のために鱗滝左近次のもとをたずね……。
『鬼滅の刃』が上手い……というか、
ヒットしてる理由ってこのあたりなんだろうな。
シリアス一辺倒でなく、禰豆子のかわいさや、
くれるというカゴとワラに炭治郎がコミカルを代金を支払う。
どうも憎めない初登場した雑魚鬼・お堂の鬼とのやりとり。
シリアスのなかにコミカルだったり、気の緩む部分を同居させてる。
現在の若年層のニーズって、日常の維持と逃げ場が必要。
ですからそのあたりをよく理解していると思いますね。
今回はお堂の鬼との遭遇と、左近次との出会い、
その左近次を炭治郎が認め、修行する否かの過酷な山下りまで。
あいかわらず作画と物語は高い次元でまとまっているが、
作品の外野で“ケチ”がついて、なにやってんだよ、とは思うな。
1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年04月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930