mixiユーザー(id:2223977)

2019年03月08日22:11

306 view

母へ贈る久遠三曲(Eternal Trinity)練習の旅

私の甥(私の妹の長男)が
母が亡くなる前日(2019年2月24日)に
母のために練習してきた3曲を
薬師山病院のホール(A 棟2階)に常設してあるグランドピアノで
弾(ひ)いてくれたんだけれども

フォト

母はすでに
(ベッドごとホールまで移動することも可能なのだが)
ホールへ行く元気も無く
私が iPhone XR で撮った小さな動画を見て
喜んでくれてはいたのだけれども

ほんとは
その動画を iPad Pro 12.9 インチで
見てもらいたかった。

けれども
iPhone XR で撮った動画が
AirDrop の機能で自動的に iPad Pro 12.9 にアップロードされた
次の日には
(薬師山病院の母の病室では
 iPhone XR も iPad Pro 12.9 inch も
 電源を繋いでいなかったので
 iPhone も iPad も節電モードで
 動画を自動でアップロードしなかったから
 母に iPad Pro 12.9 inch の大きな画面で見せることができなかったのが
 心残りだが、母は甥の演奏を聞いて喜んでくれたのが救いだった。)

母はすでに
癌性腹膜炎による腹水が
心臓や肺にも及び
それまではずっと「だいじょうぶ」と
言い続けていたのだけれども
とうとう
痛みが出始めてきて
その痛みが耐え難いレベルに達していた為に
(いつ聞いても「だいじょうぶ」と答えてくれていたのに
 その時だけは確かに首を横に振った。
 そういう「私はもうだめ」という意思表示は
 妹には見せなかったようで
 首を横に振ったのは私に対してだけだったようだ)
医療用のモルヒネが
胸から静脈注射として
自動的に点滴のように
少量ずつ投与されている状態で
意識のないまま
呼吸のたびに
苦しそうな声を出している状態だった。

なので
前日に iPhone XR の小ちゃな画面と小さな音で
甥のピアノ演奏を聴けたのが最後になってしまった。

甥も
横に母(甥からしたら「おばあちゃん」)が居ないのと
私がアイフォンで撮りながらうろうろするので
気になって満足のいく演奏ができずに
残念だったと思う。

母に十分な演奏を聴いてもらえなかった無念を胸に
私は
甥が弾いてくれた3曲
(1)小瀬村 晶 Light Dance
  (2008年9月15日『Tiny Musical』初版リリース、
   2015年7月27日『Tuny Musical』Digital Remaster 版)

(2)坂本 龍一 Energy Flow
  (1999年5月26日『ウラ BTTB 』初版リリース、
   2018年9月26日『BTTB -20th Anniversary Edition-』に
   「energy flow」の Music Video 収録)

(3)久石 譲 あの夏へ One Summer's Day
  (2001年7月20日「千と千尋の神隠し」オープニング曲
   2016年9月10日再上映
   2020年6月26日 再々上映。)

「久遠三曲
(くおん さんきょく
 =永遠の三位一体曲=Eternal Trinity または Eternal Trinitarian Pieces)」
と名付けて

自分も弾けるように練習して
お経の代わりに
(当然お経も唱えるべきだと思うけれども)
いつでも奏(かな)でたい
と思うようになった。

西ノ京円町の玉泉院(セレマ西ノ京シティホール)での
お通夜の時も

フォト

甥が近くのエディオン円町店で
「電子ピアノが置いてあった」
というので私も見に行き
「やっぱり私は Roland が国内メーカーでは好きだなぁ」
と思っていた。

フォト

(Roland は
 電子ピアノメーカーとしては最も歴史があるそうだ。
 海外メーカーでは
 Kurzweil が好きだ。
 妹が結婚した時に
 30万円の Kurzweil の電子ピアノを
 結婚祝いにプレゼントしたけど
 そのお陰と私の大阪の実家の自動演奏 MIDI ピアノのお陰で
 甥はピアノが弾けるようになったそうだから
 プレゼントして良かった。)

母のお姉さまに母の死を伝えた
(そういえば母のお姉さまには
 丹内真弓『DVD 一番やさしい すぐに弾ける ピアノ・レッス』2018年発行
 を買っていただいた。

フォト

 今考えれば、2019年3月1日
 母の葬儀の翌日が
 ピアノへの熱情再燃の始まりだった。)

次の日(2019年3月2日)
母の妹さまへ母の死を伝えるために
南海電車で井原里へ行った帰りに

南海難波駅で
なんばシティ南館へ寄って
山野楽器ロックイン難波店で
FP-30 という Roland 製のシンプルなデジタル・ピアノの存在を
知ることになり
「このデジタル・ポータブル・ステージ・ピアノが
 最も理想的なシンプル・デジタル・ピアノなのだろうか」
と思っていたが

(この時は「山野楽器ロックイン難波店」で
 坂本 龍一の
 『Piano Solo RYUICHI SAKAMOTO PIANO COLLECTION
  坂本龍一 ピアノ名曲集』2017年10月30日初版
 2018年3月30日第2版

フォト

 久石 譲の
 『Joe Hisaishi
  HIGH-GRADE ARRANGE
  PIANO SOLO COLLECTIONS
  Piano arrange by Shiori Aoyama
  久石 譲 プレミアム・ピアノ・コレクションズ』
  2018年10月30日初版第1刷発行

フォト

 を、
 坂本龍一は「energy flow」の楽譜
 久石 譲は「あの夏へ」の楽譜が含まれていることを確認した上で
 買った。

 この時
 小瀬村 晶さんの「Light Dance」の楽譜は探せなかったが
 デジタル・リマスター版の CD にオフィシャル・スコアが封入されており
 小瀬村 晶さんの Light Dance のスコアはリマスター版 CD を買うことでしか
 入手できないことを思い出し、
 難波シティ北館の新星堂難波店へ行ったが
 「Light Dance が含まれているアルバム Tiny Musical(タイニィ・ミュージカル)は
  在庫が無いので お取り寄せになります」
 ということだったので諦めた。
 後日=2019年3月5日
 HMV 京都カナート洛北店で聞いても
 「在庫が無いのでお取り寄せになります」
 ということだったのでアマゾンで頼んだら
 次の日=2019年3月6日に届いた。

フォト

フォト

 これで
 「久遠三曲」の譜面は入手出来た。)

FP-30 が発売されたのが
2016年5月28日(土)
だと知って

「FP-30 よりも新しい製品は
 Roland から出ていないのだろうか」
と思って調べたところ

母が薬師山病院へ入院した
2019年2月7日(木)の2日後の
2019年2月9日(土)に
Roland が FP-10 という
88鍵のピアノタッチのフルキーボード
(PHA-4=progressive hammer action 4)
が付いた
ピアノの音色を特に追求した
(evocative SuperNATURAL piano tones)
デジタル・ポータブル・ステージ・ピアノを
新発売していることを知った。
(このことを知った時点で
 「これは縁だ」と
 FP-10 の購入を決意した。)

Roland の HP で
「展示店を探す」から
最も近い展示店として
全国で3店舗だけあり
その中で京都から一番近い
大阪梅田の「石橋楽器梅田店」を
探し出し

2019年3月4日に電話で聞いてみたのだが
「置いてないです。
 単に販売担当店ということだと思います。」
ということだったが
(FP-10 を
 「エフ・ピー・テン」と発音したから良くなかったのか。
 「エフ・ピー・じゅう」と言えば良かったのかも。)
後日=2019年3月8日
実際に確かめに行ったら
ちゃんと置いてあった。
(石橋楽器梅田店はギターが充実していて
 昔持っていた Gibson の Les Paul Custom なども
 中古でも30万円以上していた。
 むしろ中古の方がビンテージだからか
 新品よりも高かった。
 私が持っていた Alpine White カラーは無かったけれども
 ネットで調べたら税込46万2,240円もしていた。
 鈴木大地選手がソウルオリンピックで優勝したのを
 生熊耕治君を家庭教師している部屋で隣の家のテレビの音で聞いた
 1988年頃に
 Gibson の Les Paul Custom Alpine White を(たぶん梅田の渡辺楽器で)
 買っているのだけれども
 自分の記憶では28万円くらいだったと思う。
 それから30年以上経つので物価も上がっているだろうけど
 46万円もするとは知らなかった。)

Roland を信用して
(そもそも Roland は1987年に出たシンセサイザー D-50
 その当時最もプロが使っていた YAMAHA の DX-7 よりも
 「ぜったいに良い音が出ている」と何度も聴き比べて確信して買って
 それから30年以上経って
 その時の判断が間違っていなかったことが証明されている

 1987年当時から「Roland は YAMAHA よりも高音質」という
 確信ができていた。)
2019年3月5日(火)に
島村楽器京都カナート店
(島村楽器を信用したのは
 母が亡くなる前日にお見舞いに来てくれた甥っ子が
 「名古屋の島村楽器に寄って練習して来た」
 と島村楽器のことを言っていたニュアンスから判断して
 島村楽器は電子ピアノやアコースティック・ピアノの取り扱いが豊富そうだ
 と思ったからで
 実際、カナート洛北店にも
 電子ピアノだけではなくアコースティック(生)ピアノが
 たくさん置いてあった。)

FP-10 を発注した。
(配達は「最短で2019年3月12日です」ということだったので
 3月12日の14時から16時の間に自宅へ配達してもらうことにした。
 36回まで無金利のキャンペーン中で
 一月の支払いが5千円以上でしかも10万円以上の購入者に限られるので
 キャリングケースや専用スタンドやヘッドフォンや椅子などを
 買わなければならなくなり
 しかも「収入無し」だと Apple 京都でもそうだったけれども
 根掘り葉掘り聞かれて結局審査が通らないという
 嫌な思いをさせられたのを思い出し
 結局、本体のみ(5万6千円+税=6万480円)をキャッシュで買った。)

その後
ネットでヘッドフォンを調べるうちに
Roland の RH-300 とRH-A 30 までは
(プロのスタンダードが1989年発売の SONY MDR-CD900ST だ
 ということは知っていたけれども、用途が「FP-10 専用」ということから
 ヘッドフォンメーカーとしてはマイナーではあるけれども
 電子ピアノ用としては、そして単にリスニング用としても
 かなり優秀なヘッドフォンとして定評がある RH-300 と
 その開放型かつ長時間使用型の RH-A30 が FP-10 専用としては
 いずれかがベストバイだと思うようになった)
絞れたのだけれども
「試着と試聴してみなければ選定不可能」
という判断だった。

それで
2019年3月8日に
北野病院の神経精神科へ
いつものように2ヶ月に1回の診察に行った帰りに

Roland の FP-10 が展示してある
全国で3店舗しかないと
Roland のオフィシャルサイトに載っている1軒である
石橋楽器梅田店へ行ったら
Roland の情報通り
FP-10 が展示してあった。

それで判明したのは
FP シリーズでも
スピーカーの位置が
FP-90 や FP-60 は
キーボードと同じ面に
上を向いて装着されている
のだけれども

FP-30 から
奥行きを小さくするために
スピーカーの装着位置が
本体の裏側に
下向きに配置されることになっていた。

この配置は
FP-10 にも踏襲されていて

そうなってくると
専用スタンドに載せたときは問題ないけれども

私が想定している
「机に載せて使う」
という使用方法では
スピーカーは
本体と机の面に隠されてしまって
音の出所が無くなってしまう
という事態に陥り
(このことはのちに
 さすがに熱の問題もあってか
 床に直置きタイプではなく
 小さなゴムのようなものが四方に配置してあって

フォト

フォト

 床においても最低限度の音は開放できるようにはしてある
 ようだということが判るのだが。)

その場合
ヘッドフォン使用でなければ
十分な音質で
内蔵のサンプリング音源の音を
聞くことができなくなる
ということが判明した。

ということで
「じゃあ、ヘッドフォンを決めなければ」
ということで
(石橋楽器梅田店から近い)
ヨドバシ梅田店へ行ってみた。

ヨドバシ梅田店のヘッドフォンコーナーには
SHURE(シュア)DENNON(デノン)ONKYO(オンキョウ)
AKG(アーカーゲー)Zennheizer(ゼンハイザー)
SONY(ソニー)BOSE(ボーズ)Audio-Technica(オーディオ・テクニカ)
などは専用のコーナーが有ったが
Roland に関しては
置いてさえいなかったような感じだった。

なので
電子ピアノコーナーへ行って
試聴用のショーケースの中に
RH-A30 だけ見つけたので
試聴を申し出て
横が空いていて
そこに RH-300 がかけてあったはずと思って
「RH-300 の試聴器はありませんか」
と聞いたら
「RH-300 は無いんですよ」
ということだったので
RH-A30 だけでも聞いてみようと思って頼んだら
「どの電子ピアノで試聴なさいますか」
と聞くので
FP-10 は見当たらなかったので
「FP-30 で」
と答えて
「FP-10 を買ったので」
と言うと
「FP-10 の展示もございます」
ということで
「ちょっと場所は違うんですけど」

ステージ用のピアノなどが斜めに展示してあるコーナーに
設置してあった。
(FP-10 は
 専用の台に載せて家庭用の電子ピアノとして使うスタイル
 よりも
 気軽にポンとどこへでも持ち運びできて
 場所に縛られずに自由に、
 フリースタイルで使う
 「どこでも気軽に」という広告にもある用途が
 合っているからだろう。)

フォト


フォト


フォト


フォト

さすがヨドバシ梅田店だと感心すると共に
(工事中で、売り場面積をさらに拡大する勢いだった)
FP-10 は電子ピアノというよりは
ライブで使ったり
家の中で移動させながら使う用途を
想定したモデルなんだ
ということが判(わか)る。

で、RH-A30 を試聴してみると
(FP-10 のヘッドフォンジャックは背面中央右あたりで
 穴の大きさはミニジャック仕様だった。)
十分な音質だと直感した。

そうこうするうちに
「RH-300 も有りました」
ということで

RH-300 を試聴すると
確かに低音が良く聞こえて
あきらかに音質は RH-A30 よりも良かった
のだけれども

5分も使わないうちに
耳が蒸(む)れて汗をかいた。

冬でこれだから
夏場は使えたものではない
と、これまた直観した。

また
ベロア生地は
これまでのヘッドフォン経験の中でも
初めての感覚で
「これなら長時間の使用に耐えられる」
と、これもまた直感した。

また
「開放型は逆に音場の広がりがあって人気ですよ」
ということで
(最高の音質へのこだわりよりも
 使い続けられない蒸れを NG として)
RH-A30 を買うことにした。
(値段は RH-300 よりも
 RH-A30 の方が若干安い設定だった。
 ヨドバシのポイントが
 イサーネット・ケーブルを買った時の831ポイント
 残っていたので
 それを充当して
 結果、1万4千399円で買えた。
 1,872ポイント発生していた。
 ちなみに店頭価格は税込1万5千230円だった。
 RH-300 は店頭価格税込1万6千円だったと思う。)

フォト


あとは
キャリングケース
(FP-10 は88鍵最小最軽量モデルなので
 76鍵用の CB-76RL に入ってしまうようだ。)

フットペダル

椅子
だけど

椅子は
大阪の旧実家から持ってきた
ドラム用の本物の椅子(TAMA 製)が
上下調節可能なので
使えるのではないかと思っている。

フォト

(ただ左右への移動が出来ないので
 左右の移動が可能な椅子を
 ゆくゆくは用意すべきなのかもしれない。)

フットペダルは
付属品で付いているの(DP-2)は
サスティンのオンとオフしか出来ないタイプ
だけれども
別売りの DP-10
ハーフ・ダンパーに対応している製品らしい。

けれどもそれは
D−50を買った時に付いていた
(のか別売りで買ったのか忘れたけど)
のと
そっくりで
なんだか同じものを買うのは
あまり新鮮さがなくて
有難味(ありがたみ)が薄いと感じて
躊躇している。

それに
せっかく DP-2 が付属しているのだから
DP-10 を買ってしまうと
DP-2 の出番がなくなって
DP-2 が可哀想な気がする。
(両方同時に装着できて
 用途に応じて使い分けられるのであれば
 DP-2 のアイデンティティは保たれるのだけれども。。)

キャリングケースも
家庭内での移動とか
家の中で仕舞っておく場合以外の用途
つまりは
外へ持ち出すことは
想定していないので
絶対に必要というわけでもない。
(ただ、1階と2階を行き来することは想定しているので
 その場合にキャリングケースは重宝するだろうし
 無いと不便だとは予測されるが。)

=======================================
最終更新
平成31(2019)年3月10日 午後3時37分
令和02(2020)年6月21日 午前2時27分
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年03月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る