mixiユーザー(id:8729247)

2019年03月07日08:18

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間違っている

病気の苦痛を理由にしての自殺もしくは他人が自殺ほう助を行うことが
許されている国であっても、本人の選択が最優先される。
ぎりぎりで「やっぱり死にたくない」と言えば救命のための処置をする。

この患者さんは一度は透析を拒否したけど、その後ちゃんと「透析受けたい」と言っている。
その言葉を無視するのは、世界基準でも許されない。
意識がはっきりしているときの選択を優先、云々は
透析をしないで頭がはっきりしておらず「苦しいから助けて」程度のうわごとと思ったか?
違うよ。たとえうわごととしても、そう判断するのは間違っているよ。

自分はむしろ、透析をしないで死んでいくことの苦痛を初めて味わって
「こんなに苦しいなら透析のほうがまし」とやっとわかった言葉と思う。
なんだってそう、人間はその場にならないとその苦痛がわからない。
わかれば苦痛のないほうを選択できるけど、
経験してないときはなんとなくイメージで選んでしまう。
「抗がん剤や放射線は苦しいからいや」とイメージで言ってしまって
治療拒否した挙句、一番苦しい形でがんの末期を迎えた患者さんと同じだ。

治療は適切な時期に行わないと効果がない。
末期のがんにはもう放射線も抗がん剤もきかないときもあるが、
一時的に苦痛をとる役に立つこともある。
透析も、患者さんが希望したときにはまだ間に合ったかもしれない。
間に合わなかったかもしれないけど、
それでも最大限の努力をするのが医療者。

この病院の医者を軽蔑する。

透析中止撤回発言も、患者死亡
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5527007
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