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2018年10月13日10:23

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J.S.バッハの無伴奏V【1】…補筆するかも?

J.S.Bachは何と言っても宗教曲、それも全作品1080曲(偽作含む)中、約250曲がカンタータ、受難曲、ミサ、モテット等である。
更にオルガン曲も250曲近くあって、更にノイマイスター・コラールなる若き日の作品31曲が新発見という話も出てきた。
ほんまかいな?と思いつつ、メンデルスゾーンが出てくるまで半ば忘れられていたという話もあるから、ありうるのかも知れない。

さて、全作品中半分が宗教曲とオルガン曲、それも受難曲とか1曲が細かく分かれて演奏時間に1.5〜3時間もかかる膨大な楽曲なのに作品は1カウントにしかならない。
まぁ、カンタータの1部からの転用とか使いまわしもあるが、それにしても膨大な作品数である。

では器楽曲は?というと平均律クラヴィアを含むクラヴィア曲の数は約220曲と多いが、これはインヴェンションとシンフォニアみたいに1〜2分くらいで1曲(30曲で40分くらい)もあるから、数は多いが演奏時間はそれほどかからない。

そして今回の本題、無伴奏というとヴァイオリンとチェロ、それぞれ6曲から構成される。
構成はヴァイオリンはソナタ3曲、パルティータ3曲からなり、ソナタはアダージョ、アレグロ、ラルゴといった速度表記、フーガやシチリアーノといった形式表記で4つで1曲、パルティータはアルマンドやサラバンドといった当時の舞曲名表記で4〜7つで1曲という変則スタイル。
パルティータ2番のシャコンヌが単体で良く演奏される難曲である。

チェロはプレリュードで始まり、アルマンドやサラバンド、ジーグやクーラントといった舞曲名が組み合わさった6つで1曲となっている。

どちらもCD換算で約2枚…凡そ120〜140分くらいで収まる。

ヴァイオリンは緩やかな曲もあるにはあるが、その音色と音域が高く、エキセントリックな響きを伴うこともあってか、古今東西の有名奏者による録音数は多いが、聴かれている回数は、それほどでもない気がする。
私にとっても受難曲やオルガン曲並みに再生する回数は少なめだ。

ところがチェロは真逆。
バッハ作品で平均律クラヴィアと並び、所有CD数に再生回数ともトップクラスで最も聴く機会が多くなっている。

その理由は音色と音域、楽曲の持つ厳しさはあっても、どこかほのぼのとした雰囲気を醸してくれることにある気がする。
何といっても人の声に近い帯域だし、ふっくらした音色はどこか安心感を与えてくれるのだと思う。

一度、所有しているCD(LPも含め)少しまとまった演奏評や印象を書いておきたいと思ったので次回以降何回か書きたいと思っている。
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