我等何を写すべきか、今年は昭和93年ダヨ。

個人情報、肖像権、身内でない他人を写すはおかしいでしょう？？

禁忌が国のお達しから民意に移ったのは戦後日本が民主主義国家になったて証拠かの。

震災前に茅ヶ崎の方より恵与された、カメラを語る のファクシミリの後ろにあった広告文が連想されるこの頃じゃないか。

当時は昭和16年、今は昭和93年サ。

＊＊＊＊＊漢字と仮名遣いは現行に拠る

吉川速男著・必読の教書

我等何を写すべきか

全写真人必読必携の聖書！安心して朗らかに写せる新時代への写真道！行けこの道！写すものは山ほどある！

現在カメラを持つ人の殆ど総ては、あれも写せない、これ不可ないではなかろうか？そうした云い難い大きい不安を持っている。そして如何にカメラを用いてよいか分からず迷える状態にある。果たして写すものがそれ程無くなったのであろうか？

本書は写真家の臣道実践・カメラマンの新体制を説き、時局下現代写真家の持つ不安と迷いを一掃し、新時代への新たなる進路を明示せる全写真人必読の聖典である。

安心して朗らかに写そう！本書が教える如く写すものは山ほどもある。萎縮して文化の低下と退歩を来たらしてはならぬ。本書は明らかに向後の進路と明日への光明を齎す。

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