mixiユーザー(id:787023)

2018年08月08日11:24

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なぜ批判するんでしょうか?

「刑期を終えて出所した人が、治療やカウンセリングを国費で受けられるようにすることを想定」とあります。
ですから、自ら治療やカウンセリングを受けようと思った人に対しての支援です。
「罪の自覚があるが抑えることができない人が、変わりたいと望んで治療やカウンセリングを受ける」わけです。
再犯防止の効果は充分に期待できるんじゃないでしょうか?

「ないない!効果なんかねえよ」ということでしょうか?
効果がないケースももちろんあるのでしょう。
しかし、どのような人に対しても一律に効果が無いとは思えません。
再犯を抑止し、本人の救済にもつながる可能性があれば、充分検討に値するのではないか。
むしろこれまでの表向きだけ取り繕ったような治療・更生プログラムも含めて再検討する良い機会なのではないかと思います。

おわり(あとはぼやきです)

ところで何故か性犯罪についてのコメントが圧倒的に多いです。
本文を読めば「性犯罪や薬物犯罪、窃盗犯などの再犯を防ぐための新制度」とあると思うのですが、性犯罪は特別なのでしょうか?

僕の感覚だと、性犯罪こそ事案ごとに様々なケースがあって、こう言っちゃなんですが実際には白黒つけがたいような事案もあるだろうなと思っています。
「ちんこ切れ!」とか「殺しちまえ!」とか仰る方々は、どういうケースを思い浮かべているのか知りませんが(なんてトボけましたが容易に想像はつきます)少々乱暴なのではないか?

まあそこは「許しがたい強制性交等罪犯罪者については」ということにしましょう。
とっさの感情として「ちんこ切れ!」「殺せ!」となるのはまあわかります。
しかし性犯罪の範疇で、法による量刑として「殺す」つまり死罪というのは最大限だとしてもちょっと考えられないなと思います。
もっとも、現在の量刑の程度が妥当かどうか?もっと厳しくするべきじゃないのか?という議論はあってもいいかもわかりません(こないだやったばかりですが)
しかし実際問題として、バランスの問題として、言い方悪いですが性犯罪程度で死罪は行き過ぎかな。
仮に更生の可能性がなく再犯を免れないとしても、他に採り得る策はあるとおもうのですが。

「ちんこ切れ」つまり去勢というのはもっとあり得ない。
身体に回復不可能なダメージを与えて、これをもって法の裁きによる処罰とするなんて、唖然とするけどホントにそんなのがイイと思ってるのでしょうか?
泥棒は腕を切り落とせみたいな、イスラム原理主義の過激派みたい話ですよ。
そういう過激な処罰が権力によって遂行されるような社会は、僕は願い下げかな。

まあしかし「決して許すまじ」という正義感なのでしょう。
そこまで義憤に駆られるのであれば自分達でやればいいのではないか?
私刑ですね。
もっとも犯罪者を探し出し捕まえなければいけないし、いちおう一定の合意に基づいて量刑の程度を決める裁判的な手続きもしなくてはならないかと思います。正義なので。
いろいろコストはかかりますし、そこが杜撰であれば逆に社会的責任を負って頂かねばなりません。
また、その私刑行為についてはもちろん法的責任は負って頂く必要はありますが、強い正義感をただネットに垂れ流すだけではもったいないかもしれません。
少なくとも抑止効果については絶大であろうと思います。
ちょっと想像してみたのですが、国家や警察権力が実施するよか良いのかも?と思いました。

な〜んて言ってみましたが、ホントは別にそこまで興味ない、まあ関係ないし…と思っておられるのではないでしょうか?
ただし何事も言うのは自由なので。しょうがない。
惜しむらくは、もうちょっと考えてからにして頂ければ、なにかもっと現実的でより良い解決へのヒントが得られる可能性が増えるのではないか?
そんな気がします。


「被害者の救済のほうに国費を使うべき」と言う意見にはまずは賛成です。
たしかにこれまで、民事不介入の原則によって被害者が泣き寝入りするという点は見過ごされ放置されがちだったと思います。
ただ手続き的な事を考えれば、裁判によって適当な処罰の判定手続きを経る加害者に比べて、被害者の場合はどのような基準・尺度によって救済の可否判定、程度判定をすればよいのか?という判断基準がいまのところありません。
そのロジックを構築する必要がありますね。

警察は刑事の被疑者を検挙するのが仕事だから、民事不介入そのものは当然です。
ですが警察が民事不介入の原則を守り通している理由のひとつには「そんな面倒なことに手を出したくないから」というのもあるでしょう。
また行政には、それにならう謂れはまったく無いように思います。
ですから、たいへん面倒な作業ではありますが、被害者救済の仕組み作りに取り掛かることはたいへん良い事だと思います。
ただもちろんその場合には、性犯罪以外のあらゆる犯罪被害に対して同じロジックを貫く必要があるかと思います。


■性犯罪、出所後に国費治療=再犯防止へ新制度検討−法務省
(時事通信社 - 08月07日 19:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5234657
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