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2018年05月23日05:45

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最終の意思決定

北朝鮮問題では多くの国民が、国会議員に関心を寄せています。日本国の存亡に関する事案に国会議員の言動を注目しているのです。私の考えていることが気に食わずに激論したことがある河野太郎外務大臣は自民党政権の方針とは異なる自己の信念を語ってくれたのはとても嬉しかった。

だが、多様な異なる意見が存在して、その意見には重い責任が伴うことを忘れてはいけません。北朝鮮に圧力をかけろと言うだけならば、簡単なことですが、結果責任を伴うことを忘れないで欲しいのです。

安倍内閣総理大臣という一人の人間が最終決定するということは、安倍首相が結果責任を負うことですが、まわりにいる国会議員は意思決定の直前までの働きかけという責任に対して逃げないで欲しいのです。

昭和16年、日本軍がハワイ・オアフ島真珠湾に奇襲攻撃し、3年6ヶ月に及ぶ壮絶な太平洋での戦争が勃発しました。暗号電報「ニイタカヤマノボレ1208」を合図に零式戦闘機部隊が戦艦アリゾナ等米戦艦11隻を撃沈、400機近くの航空機を破壊しました。

アメリカ国民を鼓舞するために奇襲攻撃を非難しましたが、これは、明らかになりNHKでも放送するようになりました。ワシントンで交渉していた野村・来栖両大使がアメリカ側に最後通牒を手渡してから攻撃を開始することになっていました。

攻撃命令はイギリスのチャーチルが事前に傍受し、暗号解読してトルーマンに伝えていたので、情報は時の米政権は確認していました。アメリカ国民への参戦効果を最大限高めるため、卑怯な奇襲攻撃を受けたという事実を流布したのです。

過去にブッシュ大統領は、歴代大統領が行う真珠湾攻撃犠牲者の追悼メッセージに日本の国名を語らず、イラクへの自衛隊派遣に配慮しました。日本は間違いなくアメリカ主導により、イラクへ自衛隊を派遣することになってしまったのです。

なぜ、イスラム諸国と国民に日本の真意を伝えること、派遣は遅らせ、空自の補給活動を中心に小規模な展開を図りながら、国連のイラク国内での活動に関する総意の集約と国連平和維持軍的な立場の確保に奔走することができなかったのか。

結果論になってしまいましたが、最終の意思決定をひとりの人間が行い、国民の意思とは違う方向に動くことが大東亜戦争と全く変わらないのではないだろうか? 北朝鮮問題はまるで過去の日本国を見ているようです。同じ過ちを繰り返さないように思慮深く意思決定をしてほしいと切に願います。

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