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2018年03月07日02:52

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総括・平原演劇祭2018第1部「チロルの秋の前と後」

2018年、動き出しました。是政では32名様のご来場をいただき、小さなスペースに満員御礼となりました。ありがとうございました。

是政公演は7年目になります。「詩とは何か」が7回目、「チロルの秋」が3回目、「チェリースープ・ハーヴェイ」が2回目、「やっぱた考」部分上演が初演と、だいぶ年期を重ねてきたプログラム。一方出演者は6人中4人までが初出演で小学生までいるという変則でした。楽しかった!楽しかったけど演目の重厚さと役者陣のフレッシュさの仲を取り持つのが大変でしたね。(特にスケジュール合わせがうまくいかずに稽古日が増えて財政を圧迫しました、うう←)

今年のユイは専修松戸高校のいちだちはる。ビジュアルが強烈な子で、とにかくその見かけのままにまっすぐ出せるものを出そう、喜怒哀楽も特には工夫しまい、この子のまっすぐさの周りにほかの俳優がグラデーションを形成して出入りしている舞台、ということを目指しました。詩とは何かのユイからやっぱた考のお小夜さん(実はチロルの秋のステラの母親)という串が通り、混沌の一次大戦後のヨーロッパでアンニュイな晩を過ごす3人に千草・中野雄斗・青木祥子、明治のモザンビークでフロンティアを暮らす2人にすぎうら・ゆうな(子役)と。微妙に重なり絡まりながら4つの物語が織られていく感じ。いかがだったでしょうか。まとめサイトを作りますね。

正直、どの作品も俳優の持ち味に大きく依拠する形になりました。座長格の中野さん千草さんからルーキーの小学生まで、いるだけでおもしろい人たちばかり。ただしまとまりはないw まとまりなくてもまぁいいか、という感じで帰ってきたウルトラマンから再びムルチが飛び入りしたり予定にないソフトクリームが搬入されたり笑。あと観客のはずの中沢寒天が往路の電車の中で上演中の俳優と見間違われたりw

恒例の料理タイムはなんと6品で1時間近く中入り休憩を取るという…これは相変わらず演劇の企画なのか。

お客さんは、都合で常連さんたちがほぼいらっしゃらなかった代わりといいますか、映画・小劇場のびっくりするような方々にご来場いただき変な汗が出ましたw あと未成年の方が多かったのもうれしかった。通行人が覗いていったのもうれしかった。チロル初演の演出プランを見つけてわざわざいらしてくれた方までおりまして多方面に足を向けて寝られません。



さて。自覚的にはだいぶまったりと始まった今年の上演シーズンですが、このあと謎企画が続きます。

6/9には第2部てんでんライト「奉納 ヴィヨンの妻」。JR鶴見線で海芝浦に行くふたつ前の駅「浅野」で終電を(!)降りてください。ホームでお迎えいたします。公演地は鶴見区入船公園を中心とした屋外エリアですが詳細はまだ秘密。とにかく深夜25時から始発まで、ひなびた都会の秘境と潮風のなかでの、観客の懐中電灯だけが頼りの照明で笑、即興芝居と舞踏の秘儀をごらんいただきます。

8/5には第3部旧加藤家住宅にて「白紙提出」「嵐ヶ丘ダイジェスト版」ほか1本を濡れ縁舞台で。

9/6-9は北千住BUoYという銭湯跡の廃墟劇場で再びてんでんライトにて「嵐ヶ丘完全版」。

10/7には筑波大学キャンパス内松美池にて久しぶりの水没祭を!

晩秋には戊辰戦争150年企画として奥羽越列藩同盟ものの朗読企画を考えています。



ついでに来年だ(ぉぃ

2/10、裏磐梯桧原湖氷上テントにてC・W・ニコル「氷の国の走馬灯 コロンとグルガ」全篇、
3月には同演目で是政凱旋、
GWには九州糸島半島可也山頂このしろ池にてイエーツの会「鷹の風呂」、
夏にかけて同演目で豊橋石巻山このしろ池と富士山頂このしろ池のツアー、

というところまで考えてあります。なんのこっちゃー!!w

そしてオリンピック年にしてシェイクスピア・セルバンテス没後404年の2020年には「五輪の書」および「FILE NOT FOUND 404」を企画中。

とりあえずそこまで突っ走る!(*´∀`*)



そんな感じです。いつでもどこかで平原演劇祭。ご縁ありましたらおいでくださいませ!
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