息子の負傷についての付記。
正確には骨折ではなく、ひびが入っているかどうかもわからないという話。
レントゲンをみながら、お医者さんが「こまったなぁ」とゆっていたものだ。はっきりわからないけど、黒い何かがみえるという話だった。
「ここにあるでしょ」
指差しながら教えてくれるのだけど、
「はぁ・・・」
といいつつ、正直よくわかんない。
あれこれ聞いてきたものの、俺の話ではよくわかんないと妻が思ったようだ。
「くわしく聞いといてってゆったでしょ」
とお説教をした上で、らちが明かないと自分で整形に向かった。
「ひびというわけでもないみたいだね」
つまりははっきりわからない、ということだろう。
完全に治って、スイミングとかに行けるまで四週間だろうという話だった。
「私の見立てでもそうだから。骨折はまず四週間みよう、って」
やっぱりレントゲン写真を見つつ、説明されたようだ。
科は違っても、外科的なところは共通するらしく、妻はよくわかったという。まぁ、彼女の実家は整形だし、ってそれが関係あるかどうかはしらないけど。
「レントゲン写真みせられたけどさぁ。わかんないよ」
いうと、「わからんやろなぁ」と笑いつつ言ったものだ。
「レントゲン写真はなぁ、心の眼でみるんやで」
それでいいのか?
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