山本周五郎展。

神奈川県近代文学館にて、
「没後５０年、山本周五郎展」を見に行く。

近代文学館のある、
港の見える丘公園は、
ローズガーデンとしても、
名のある公園。
　
　
秋薔薇は十月中旬から十一月半ばごろが
見ごろとか、
咲くにはさいていたけど、
今一つ華やかさがない。

天候不順か、それとも、
秋に咲く花の宿命なのかなぁ。

霧笛橋を渡って文学館。
　
没５０年、
自らの齢を逆算すれば、
二十歳前後、
「樅木は残った」「ひとごろし」「さぶ」など
何冊かは、読みふけってたかも。

、「小説にはよき小説とよくない小説があるだけ」という
信念を貫き通した作家でもある。

その、信念とやらは、
あまり裕福では無かった事と
度重なる不幸に
親身になって、
見守った周囲にあるという。

直筆の原稿、
夫人の事を綴った日記。

知人との手紙、
どれもが作品に生かされている。

読んだんのが昔すぎて、
記憶もまばら、
帰りに駅の書店で、
「青べか物語」（文庫本）を買ってきた。

そういえば、
全国図書館なんとか会議で
出版社からせめて、
文庫本ぐらいは買ってほしい、と
要望があったとか・・・