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2017年09月26日14:52

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2017年夏ドラマSPドラマ感想

「プラージュ」
前科のある人々のシェアハウスの話。完全な悪人ではない入居者たちはそれぞれやむにやまれぬ事情で罪人となった。家主は、償った人は再スタートするチャンスがあってもいいのではと語る。だが再審中の男を追って入居した記者がおり、彼の行動で事件が引き起こされる。面白かった。

「頭にスマホが埋められた」最終回。毎回スマホを上手く使っての社内事件解決だったけど、人情ものとしても、コメディとしてもきれいにまとまり。スマホ人間続々でラストはスマホネタ満載。人間がそのままにスマホなったら便利だなあと。それってつまり攻殻機動隊なのか。面白かった。

「警視庁いきもの係」
最終回。動物ネタでの推理ものでが新鮮で、猫かわいく神楽ちゃんもとい環奈さんもかわいく。だがなによりもかわいかったのは渡部篤郎。シリアスの多い渡部篤郎のコミカル演技は珍しく、回を追うごとにマッチしてきて面白かった。家族で安心して見られるとこもよかった。

「アシガール」
タイムスリップして戦国時代に飛ばされた女子。速い脚を生かして性別を偽り足軽に。まだ始まったばかり。黒島結菜さんは時をかけるの2回目だねと。

「この声をきみに」
理系の男が妻に実家に帰られ離婚寸前。男は妻の気持ちがわからない。おそらく現在の自分の気持ちも正確にはわかっていない。男は朗読教室に通い、人情を知り自分の心を見つめなおしていく。脚本大森美香。

「眩〜北斎の娘」
葛飾北斎の娘を主人公に北斎と弟子達のいる仕事場の変遷の物語。出来に不満でも納めなきゃいけない話、身体を壊したとき不仲な馬琴が発破かけにきた話、北斎父娘の仕事にかけるエピソードが色々。恋愛も多少。脚本大森美香。お栄役宮崎あおい、北斎役長塚京三。最初の置屋の話がラストの「三曲合奏図」(葛飾応為作)に繋がる。この世は円と線で出来ているという北斎に対しこの世はこの世のどこもかしこもが色の濃い淡いで出来ている、という娘の言葉。仕事への情熱は男女共。原恵一監督がアニメ化した杉浦日向子の「百日紅」に通じるものも。

ブラックジャックは昔恐怖コミックスのカテゴリだった。多分克明な内臓の絵のせい。動物や人間はアニメ的に描く手塚治虫だが、内臓と昆虫はデフォルメなしでリアル。当時内臓は恐怖物以外のメディアでは見慣れないもの。先駆であるから、どう受け取るものか迷われ恐怖のカテゴリになったのかと。でも途中からヒューマンコミックスに。ブラックジャックが内臓を描いたから、もう医者もので内臓は普通になり。前の認識には戻れない。ドラマでも外科物なら内臓表現は欠かせないわけで。リアルがフィクションを侵食するという。昔のドラマはよかったと言われるが今のドラマよりありえないしいいかげんだったかと。ドラマだし絵空事で当たり前とと軽く見られてたかと。だからリアル目線の視聴に耐えるドラマが出たのは進化と言うべき。ただ、視聴者が詳しくなりリアルなのが要求されても全ドラマでできるわけでもなく。リアル重視のドラマもあれば、昔ながらのありえないいいかげんなのもあり。さらに映画的でながら見できない濃いのもあり。ただ、視聴者はリアルを知る前には戻れない。本気ならここまでできると知ってる。漫画でもいえる。大友克洋以後はここまでリアルな背景は描けると読者は知った。今は手描きでなくてもリアル背景は置けるわけだが、全漫画がリアルにはならない。選択肢が増えたということなのではいかと。

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