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2017年09月27日19:32

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GMにジャガーマンを布教した矢先に

けもの界隈がきな臭くなっててなんだか。
出回ってる憶測全部ありうるのが怖いですね。

土曜日はゴーストハンター02、悪太郎氏GM。ジャガー戦士、誰が為に戦うの巻。
日曜日はBoA3、悪太郎氏GM。百合の花咲く豪華絢爛(不本意)の巻。



さて、
アメリカでホラーというならば、
土俗系のものを扱おうとし始めると、
当然メソアメリカ文も明と出会うことになるわけで。

上古からスピリチュアルな世界との対話を、文字すら用いて継いでいる彼らのとりわけ過激な層が、
現代社会に何らかの顔を出すということになれば、
そりゃあもうどったんばったん大騒ぎです。


中南米で、人間がその弱さを思い知るだろう
人より強く神の猛威そのものだった生物というと
ざっくりヘビとジャガー。

ヘビはと言えば高名な神様にケツァルクァトルがおりますが、

ジャガーはと言えば、こちらはテスカトリポカと呼ばれる人身供犠を好んだ神様。
この神に仕えた戦士は、ジャガーの毛皮をかぶり、模様を化粧し、
最も強きものに「なる」ことで、神兵そのものとして猛威を振るったといいます。
「ジャガーの戦士」。スプリガンにもいましたね。



さて、お話の舞台は1920〜30年代のアメリカ。
PCたちは、異様な殺人事件の調査に乗り出します。
登校中の母娘が、内臓を殊更まき散らすような形で惨殺されて発見され、
その近くの路地にまた、こちらは打撲ばかりの痕に、首を百八十度ひねられて絶命している古美術商が見つかりました。

PCの霊能者は、母娘の霊に降霊をかけ、
彼女らがなくなったその瞬間のことを、途切れながらも語ってもらうのですが、
「動物園でしか聞かないような獣の声」が路地裏で聞こえたのち、何かがすごい速さで自分立ちに襲い掛かり、
次の瞬間には意識を失い、最後にわずかに目にしたものは、
口の周りを真っ赤に濡らした男性が、自分たちの遺体の眼を閉じさせる光景だったとのこと。


もちろん、これだけでは証拠能力に乏しく、
他にも様々な調査を行うのですが……


1手目の「手がかり」判定にファンブル
「このあたりを縄張りにしているシカゴマフィアの抗争に巻き込まれたに違いない」

駆けつけた二人目による2手目の「手がかり」判定にファンブル
「薬莢を見つけた!マフィアの活動は間違いないな」

現場で警官が見つけた「猫科の動物の毛」の意味の推測にディレッタントが「神秘学」判定してファンブル
「猫を盾にし、猫を武器に取り付けて敵の戦闘士気を削ぐ原住民から学んだシカゴマフィアが、猫を銃のサイレンサーに使ったのだろう」


知ってるこれ
サウンドのベルで一番あほな選択肢選び続けてるとそっちはそっちで物語ができちゃう奴だ。


あやうく全然わからん状態になるところでしたが

被害者の身元など、地道に洗っていくと、
一人のディレッタント、好事家の名前が挙がってきます。
被害者である古美術商と、取引の予定のあった男。
趣味は、メソアメリカ文明の遺物の蒐集と研究(経済的に不安定になる程度には度を越えている)ということらしく、
「古美術商」のホテルでの持ち物に、そうした物品が含まれていることがわかり(残っていたものを身につけて遊ぶ私のPC)、
被害者の持っていたトランクが一つ消失していることなどが分かってきたところで、
取引のこじれか?という仮説もたってきますが、

いかんせん、
(真っ当に考えると)殺害方法や現場に残された証拠とのつじつまが合いません。
大きなネコ科の動物の体毛は?
獣の叫び声は?

本人を家まで訪ねようにも、夕方までご不在だと告げられます。
そろそろ方面を変えて調査したいところですが……

このあたりで、少しずつ事態はオカルト的にきな臭くなってきます。

インディオの呪い師に意見を聞いたところ、「やたらと口にしてはならないもの」、テスカトリポカとかヨナルデパズトーリとか、そういう「何時でも自分のための戦士を探しており」、「メソアメリカの人の敵を殺す」ナニカがこのあたりをうろついていて、
古美術商の遺品というか出土した装飾品を身に着けて遊んだPCは、近く彼に睨まれて殺されるだろうという予言を受けたり(それから身を守るお守りめっちゃ買った)、

霊能者は、散らばった丸いわっかの中に黒い点々があるジャガーの模様の毛皮を着た偉大な何かの、ゆっくり振り上げた右手が強く光るのとともに「自分もジャガーになる」という強い核心をする予知夢を見るなど、

いよいよ相手も姿を現し始めます。

そうこうしているうちに、近場で新たな被害者が発生。
セレブ界隈でも有名なプレイボーイで、4人もの女性と結婚・離婚を繰り返していた男だそうですが、
やはり散々巻き散らかされている彼の遺体には「心臓がなく」、現場にはやはりネコ科の動物の毛が。
その死に方の特徴が増していきます。

その殺害現場からしばらく離れた路地に、血まみれの「ジャガー人間の皮」を発見。
「脱ぎ捨てた後」であるかのような綺麗な廃棄ぶりで、
側に暮らすタクシー運転手が、「そのディレッタントならうちの車に乗ったよ」とハッキリ証言。


彼の家にもう一度向かうのと同時に、危険さと重要さを鑑みて、彼にターゲットに選ばれかねない古美術商の残りの遺品を警察に改宗しに行ったところ、
そこでも襲撃事件があったそうで(けが人が出ていた)、
棚の下に転がった小さな指輪だけが残っているというありさま。


これはもう、件のディレッタントは黒とみて、通いの職員が買えるぐらいの時間にきっちりと押し込む形になるのですが、
彼の部屋はすでにもぬけの殻。

代わりに、
黒曜石の武具類、アステカの貴重な古代資料や宝物、
そして、

ジャガーの毛皮を着て、右腕を振り上げた、屈強な戦士の像……。



発見された彼の日記には、

アステカの人々がいかなる暮らしと信仰を持っていたか、
彼らが信仰したジャガーが、いかに美しく、顔がでかくて首が太くて足が短くてちょっとずんぐりむっくりした感じの頑丈な体を持っていたのか、
丸っこい輪っかだけの豹とは違う、その中に黒い点々があるジャガーの模様がいかに素晴らしいか……


そうしたものに少しずつ取りつかれていく彼の精神が克明に描かれ、
大枚をはたいて「ジャガーの戦士」の神像を手に入れてからは、
最後には、アメリカ大陸を簒奪した白人への憎悪と、奴らの心臓を神にささげさせなければならないという使命感、
自分が、アステカの伝説にある獣人になっていくことへの恐怖、
後はお約束に文章は滅裂になっていき……


どうやら、
この神像が核のようです。


これに強い霊力を感じた霊能者PCが、これにディスペルないしエクソシズムといった霊能力……
かかっている魔法や、とりついた霊を除去できる霊能力の行使を試してみると、

これがドンピシャ当たりのようで、
なにがしかの強力な霊が去っていこうとするその去り際に、
最後の力とでも言わんばかりに、


その振り上げた右手が強く光りだし、
そのまほうの光に中てられた我々PCは、
次々、己のうちのけもの性を引き出され(抵抗判定→失敗二人、大失敗二人)、
とりわけ全く抵抗できなかった二人は、
あっという間に上半身がジャガーの毛皮に覆われ、
パラメータは変動し、
人としての骨格に屈強な肉食動物の神威を併せ持ちながら、
知性が少々、いろいろわからん方に低下して、

かくしてジャガーマンは増えるのです。







(一部問題のせいでコメント荒れてるかもしれませんが)


つまりこういうこと!


逃亡したディレッタントは、
ジャガーマンの先駆者にして新たな戦士を増やすための神官、栄光ある処刑人。
栄誉ある贄としてささげられるための、
4人の妻を持ち勢の限りを尽くす暮らしを得たものたちを正しく神のもとに捧げ、
さらに人を越えた高みを目指すもの。


彼を追う我々も、
(PLが)右手を振り上げる等のジャガーさんムーブをするたび己の中の野生が目を覚まし、抵抗判定を余儀なくされる始末。

駄氏「こんなん猫福さんなんか判定に成功したらこんなガッツポーズしていってくれそうじゃんか」
GM「駄さん抵抗判定して」
駄氏「えっ今のはプレイヤーであって……ちょっと!!!」
GM「プレイヤーがやったら判定するの!」
駄氏「ああついでに、が引っかかった桑原くんの気持ちが分かった!!!」


除霊とともに炎上した神像を破棄するのはよしとして、
ジャガーの神官が次に狙うだろう「贄」候補の主催するパーティ会場に皆で突入。

しかし、
隠密行動がわからん(まず聞き耳にファンブルして、突入の気分を盛り上げるためにジュークボックスを爆音で起動させる)かったために
既に神官のまほうによって、ジャガーマンになってしまっている他の客たちを呼び寄せてしまい、
恐怖から、己を見失うたびに起こるジャガー化判定にぐいぐい失敗、

粗製乱造された沢山のジャガーマンたちと、
こちらもジャガー化によって専門技能のほとんどが全然わからん状態になり果てたPCたちは牙と爪と野生で戦いながら、
とうとうボスの待つホールへ突入!

他PC「よっしゃ行くぞ!」
自PC「(ウィー)ジャガー♪(掛け声)」
GM「ジャガー化判定して」
自PC「えっ右手振り上げてないよ」
GM「でもジャガー化判定しなきゃダメでしょう今のはっ。反論できる!?」
自PC「全然できないです!(←GMにジャガーマンシリーズを教えた人)」


ボスに限って、
ジャガー化最終段階に至る(そこまで行くともう戻れない)ことで復活した専門技能を駆使し、
テスカトリポカの神位の一つ「煙った鏡」を通じて、ごはんジャガーさんの乗騎であるサバンナシマシマオオナメクジ(虹裏)が襲い来たり、

それ以外にはお互い素手攻撃しか行えず(一部エジプトの神の加護を用いれる駄氏などはいたけど)、しかしクリティカルダメージがジャガーボーナスで3倍になっていたりと、

派手かつゴーストハンターではなかなか見ないアクションシーンの数々が繰り広げられ、

回避大成功やジャガー化ドンピシャ抵抗などの神回避を繰り返して案の定ガッツポーズを取った猫福さんがジャガー化を進めかけたり、
パーティにエース三枚を消費してもらい100点以上のダメージを受けきる人(私)などいつつ辛勝。


終わり際に、もう一度抵抗判定。
失敗した人は、ジャガーの皮をきれいに脱げず、
腕や足に、ジャガーの皮部分が残ってしまう可能性が……

「あっ失敗した!耳がいい!」「じゃあそれで。魅力基礎値が一下がるけど一部趣味の人には反応が一段階上がる、とかにしましょうか」「うむ、なくすのももったいない、このままで!」

「ファンブルした……」「じゃあ前足の肩関節が胸側に寄ります、四足獣みたいに」「じ、人脈の援助!外科か……だめか、マッドサイエンティストの援助(事なきを得た)!」


ジャガー耳とジャガー物をいろいろ持ってかえれた。
いけにえを捧げればいつでもジャガーマンになれる!




日曜のBoAは、
だいぶん前にやった新興宗教ものの続き。

まず、GMによる謎の∵紋章∵宣言。

貿易都市ケルファーレンで行われた、諸外国との親善トーナメント大会にて、
不審な死を遂げた外国の剣士と、その毒殺の疑いをかけられ軟禁されたGMの持ちPC、という形状でお話がスタート。

……なのですが、
冒頭前後のマスターシーンで、
わたしが今回使用するのとは違うPC……邪悪なネクロマンサーに急に登場のお声がかかり、
「不死の死体を持ってきたから動死体にしてくれ」とかいう哲学的な依頼をいただきます。


嫌疑のかかったGMの持ちPCは、「不死王カンの息子」というキャラクターであり、その不死性はたびたび描写されるものなのですが、
この嫌疑を晴らしてくれという依頼をするPCとの会話シーンで、現在、限定的にその不死性が失われている描写があり、

また、
別途ハイデルランド北方で、遊牧民族たちの集落をたびたび襲って回る、謎の黒騎士軍団の調査、をセプテントリオンに依頼されたPCが、
暴虐を始めるその折に述べる口上が、件のGMの持ちPCのものとよく似ているというのを聞いてとります。


はっきりと、事態は彼を中心に動いてはいるのですが、
しかし、詳細がなかなか姿を現しません。




見え隠れするのは、「銀髪の女」、パンデュール。
「聖痕救世会」という新興宗教を教祖出会った殺戮者から引き継ぎ運営する、恐らくはスーペルスマーキナの眷属人形。
人間の「宗教」を、かの邪悪な人形が知るための出先機関。
単なる組織というのではなく、
人の信仰と、信仰が織りなす概念と、神秘現象の経過全てを疑似的に再現し、観察するための機関。


もう一点の不審な点は、
「死因の根拠薄弱な、毒殺されたという異国の剣士」。
彼の死体は……腐敗しません。
今度はPCの要望でシーンに呼んでもらった死霊術師、この死体を鑑定したところ
「聖骸」……聖人、ないし救世主の遺体になっているという結論をGMからいただきます。
「完全に清められており」、「信仰の対象としての生前の形質は残しながら、世俗の死穢としての”経歴”は一切残存していない」
というわけのわからん死体……いや「ナニカ」になっており、
その首筋には、「何でも願いをかなえる代わりに大いなる試練を与える」、聖痕救世会が”神”の代用品を作りえた「王権の貝殻」のマークが……



聖なる遺体。
聖者の復活と、そのための新たなる完全な肉体。
異民族を討伐しうる、帰還する王。

こう、最低限のフワフワとしたワードが、しかし強固に絡み合い、
ひどく「無駄を排した」スーペルスマーキナの好みそうな、聖人の復活劇が、どうもここになり得そうなのです。

そして、なにより冒頭の∵紋章∵によって、この結果を最短経路で実現しようとする「ケルファーレンの人々」全ての意識が、おおきな問題として立ちふさがります。
不死の子の処刑を。
遠方からくる暴虐の黒騎士の、異例な飛び入りトーナメント参加。
新たな救世主を生むための、よどみのない「社会の動き」。



私が理解している限りの魔術的な流れはこんな感じ……だったのですが
あってるのかしら。

不死王の息子の体を、前座試合で異国の剣士の技量でもって一部切り取り、それをゾンビ化し、新たな救世主の受肉先として設定するとともに不死性を一時奪取。
彼が復活する前の「聖なる処刑人」としてこの剣士を設定、死なせたうえでこれを技術的に「聖骸」化することでその行いが「聖なる現象」だったという既成事実を補強し、
おぜん立てをしたうえで、外交問題の一部という口実で、不死王の息子を「処刑」するとともに、別所で活躍していた不死子ゾンビを呼んで「復活」のドラマを再現する。

万物照応、
こうして「下から上へ」神の存在概念を補強し、
自分たちが作成した「神の代理物」をより神たらしめんとするようなことをするような……


……スポ根の少年剣士で参加しててもこの議論に口出せないですよ!!全然わからん!!(それゆえ死霊術師をゲストで呼んでもらえてるんでしょうが)




これを撃退するだけならともかく、
儀式自体を完全に阻止するためには、「使用する奇跡を12枚以下に抑えよう」というクエストをクリアする必要があるそうです。
なんでだろ、
「復活劇の最中で”奇跡を起こしすぎない”」必要があるとかなのかな。

PCが4人なので一見当たり前のような数字ですが、
ゲストで他PCを呼んでもらってたり、何度もお世話になっている聖痕もちNPCもたくさん登場しているので、
つまり、そういうものに頼ってはまずいということですね。
(∵紋章∵持ちがいないので、まず処刑を取りやめさせる為に一枚NPCを頼るところから始めなきゃいけないのですが!)

とはいえ、
わざわざクエスト(それも、このGMの方針としては、”クリアとは別の高難易度ボーナス”の2点枠)として設定されている作業。
一筋縄ではいきませんというか、やはりというか
全奇跡をガチ運用しつつ最終的にはこちらの奇跡数を2個ほど上回ってくる形状で、
3時間半くらい粘ったものの「後一手あれば泥仕合に持ち込める」くらいのところでなすすべがなくなりフォール。

そこまで互いに削りきりあってるので、追加で2〜3枚奇跡が飛んでくるのであればもう勝敗は明らか。一瞬続きそうだった戦闘はやっぱりもうカットでいいべ、
という感じに。

(GM宅の時計が壊れちゃってた関係で、PLが作戦考える時間の管理がおろそかになっちゃったり、「時間が来たらNPC助け舟出すからね」みたいなアレはしそびれちゃってた感じでした。遠方からきてる方にご負担賭けて申し訳ない)




美少年剣士「じゃあ、その黒騎士がとにかくこの地にやってきて、トーナメントに参加することに間違いないんですね」
GM「そう。それを撃退することができれば、ひとまず聖痕救世会のここでの活動はストップする」
美少年剣士「では、そこで不死王のお子さんの処刑を公的に止めさせるのを決闘の報酬としつつ、トーナメントで公的に黒騎士を倒す!という感じですかね!」
美少年剣士のヒロインの一人「でも予定されてるその日の試合、女子の部よ」
このヒロインにいつも(人にばれないように)女装させられて遊ばれている美少年剣士「えっちょっとまって」




相手の黒騎士はというと、そのヘルメットを外して現れたのは
不死王の子さんが、以前変身ステッキと協調行動した際に魔法少女変身した時の顔。

VS

不死王の子さんの処刑取りやめを嘆願する謎の白百合騎士団(一部仮面orクレアータの”人化”変身)。


結果、
倒しはしたものの、あの肉体が何らかの「預言者」として成ることは止められなかったので、
このあたりも次回に続くということになるのですが……
ううむ。
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