mixiユーザー(id:7016667)

2017年07月30日13:53

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組織的隠蔽の構図

中3自殺 市教委が事実伏せる
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4693052

内部統制をしていると不祥事の組織的な隠蔽に走る心理と言うのはよくわかる。
「いじめの調査」は「社会的役割」であり、社会に要求される義務である。
一方で「自己保身」は人間全般の自然な「自衛の動き」である。
世界的に見ても日本人は自己保身を押し殺して自分の職務を全うできる人間(例:沈没船の船長など)が多い稀有な民族だが、
その日本人をもってしても組織的隠蔽は発生しやすい。

なぜか?

同じく世界的に見た時、日本人は「組織貢献のために個を我慢する」と言う性質も強い。
組織で責任を問われた場合、周囲の仲間の身を守るという「組織防衛の心理」が働き、不祥事を隠したいという「気遣い」をしてしまうわけだ。
かといって「個人責任」にしたらますます隠しやすくなってしまうわけだが。
組織的隠蔽ではなくなるが、個人的な隠蔽になるだけだ。
これは「軍隊をなくせば戦争はなくなる」と言うのと同じになってしまう。
そりゃ一方的な「虐殺」を受けるだけなので「戦争にならん」わな(笑)。
教育委員会の自己保身という「実利」がある時点で、「生徒への影響を減らす」というのが建前であることは明白だろう。

まず情報は公開することが基本原則だ。そして公表せず、隠蔽すると決めた場合は
その決定経緯や責任の所在を明確にし、可能な限り広く関係者には公開すること。
今回のように公開してないことが判明した場合の罰則を厳しくすることで抑止力とする、くらいか。

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