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2017年07月05日15:40

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ロングキャンペーンが一区切りつくと

達成感半面、寂しいような気持ち半面、
なんというかこう……ようやったなあ!みたいな思い出にしていこうとしちゃう感情というか
いろいろありますね。

土曜日は天羅万象・零、DD3氏GM。しかし、どれほど強いラスボスでも、一人の大名が墜ちたに過ぎないの巻。
日曜日はBoA3、私GM。アステエルの人たちって蓬莱人だと思っての巻。



九州戦国天羅、実に十か月目に突入しようかというところで、
とうとう最終回です。

一年半続いたカオスフレアキャンペーンもあったし普通普通(?)。

まあ、
テラから輸入したキリスト教を用いて
目下、舞台となる大陸全ての大名から見て
危険なモノと化しつつあった大大名(大友ポジ)を倒す、
シナリオとしてはほぼそのラスボス戦だけが残って……


いるものだと思っていたら、
立花宗茂ポジのPC1の弟が秋月家の反乱にあって捕らえられたとの報告が……
こ、この上まだ別方面に動きがあるのかい!?



連絡役に妖怪PCの分身を持って
主力のPC1をそちらに向かわせつつ(行く必要はないと本人は判断していましたが……)
最終ボスにすら分断状態で挑まなければならない道を選ぶ我々。

PC1がたどり着いた戦地では、放棄した1万の兵隊に捕らえられている、
PC1の弟と、

秋月の殿様。


ああ……兵隊が基督教の洗脳攻撃喰らって
自分の殿すら裏切って勝手に蜂起したのか……



というわけで、
お前らシナリオがシナリオならラスボスだろっていう特級忍者5人を
とにかく相手を金縛りにできる妖怪PCが足を止め
規格外の怪物に成長しつつあるPC1が、動き出した順に討って行って終了、なのですが……

でもこれ、
駆けつけなかったらここまで立ててきた弟さん
フワッと見せ場もなくイベントでワカラン死してたのじゃないかなというイメージ。
三佐さん並みに。



残りの連中でなんとか敵本丸への潜入に成功したところ
敵さん、精神に直接働きかける系の式ウイルスをばらまく用意をしており、
これをバカでかい砲弾に詰めてバカでかいヨロイのバカでかい砲塔から打ち出す計画を進めていて……
という現場に出会い

国崩し砲かと思ったら
メタルギアだコレ!


とも思われたものの
こいつはまだ稼働段階前。
それならあとは、彼を討つばかりか……

というところで、
敵首魁、式神を呼ぶような所作で、「守護天使」とやらを召喚。
テラの悪魔召喚のヤバイ奴……
というより、
エンゼルギアの天使呼んだレベルのブツが降臨し、
さらに依然倒したはずの超強力な信者(70個成功をコンスタントに出してくる)の魂を式として召喚してきます。
加えて、助手として働いていた少年たちが、重装ヨロイに乗り込み、ボスを含めて計5体の……


という簡単な計算で済まされる相手ではありません。
このゲーム、気合をごっそりつぎ込んだ必殺の一撃か、命をリソースにした相打ちが
何回必要か、というのが結局勝負の分かれ目になるんですが、

敵が軒並み信仰ゲージ、という死亡ゲージと同じ働きをするGMオリジナルゲージを一つ持っており、
つまり「必殺の一撃を3回たたきこまないと倒せない」んです。

まして、
重装ヨロイ。これはヨロイ本体の負傷ゲージに加えてパイロットの負傷ゲージを用いることもできるので、
えー、パイロットが二人乗ってるので、
えーっと。


到着できているPC3人に対して、「死亡ゲージ+信仰ゲージ+そのうえでゼロにすべきHP」のカウント数は……
(まあ、信仰ゲージがなくなると”天使”達は問題な気もしますし、
この手の召喚物の常として、呼んだ怪物へのダメージは術者にフィードバックするものでもあるので、
実質はそれほどではなかったのかもしれませんが)


だ、誰か助けてくんねえかなあ!


というのを、「因縁のあるNPCを合気チット払って召喚すれば、一人なら1ターン、二人なら戦闘中ずっと、指定した敵ユニットを一人、抑えていてくれるよ」


というルーリングをいただき、


・誰かをかばう、をしても突き返しや相打ちができるというオリジナル反撃能力を持つ天使
・もともとのHP的にもクッソ硬い上、死亡と信仰ゲージが5個ある(ボスをかばい続けそうな)ヨロイ

を、なんとか呼びつけたNPCや、キャンペーン中一回だけ飛び入りして以後見えない翡翠丸さんのPCを呼び出し頼み込んで
弟を救出に行ったPC1の移動時間を合気チットたくさん払ってさらにさっさと呼び出し(クグツPCの合気チット余ってたので)、
敵戦力を二人減らします。(時間かけて作っただろうオリジナルルール満載のボスを、こうして平気でクビにするGMもすごいなあと思う)
これでなんとか……何とか一気に……!!




PC「天使や鎧や武芸者の攻撃はしのいだ!ボスは何するの?やっぱり精神攻撃?」
GM「何やら聖句を唱え、基督法術を使うようです。……信仰ゲージが回復しました」
PC「えっなにそれは……」


などありながらも、

70↑の達成値でなければまともに対抗判定にならないような(生身のPCどもは一回負ければ死ぬような)連中3匹を相手に、

何とか無理やり勝利。



バイオ兵器の撃ちだしはこれにて中止。
この大陸にも一時の平和が……


訪れたような気も一瞬したんですが、
ある隠居した元大大名が超技術を手に入れて暴走したのを、
その子である当代がまとめ役となって、
大陸全体の武将の協力を得つつ、PCたちの力で止めた、という大義状態であり、

いうなれば「乱」が一つ終わったということではあります。

これまでも、
島津ポジの一族が起こしてきた大戦、
それを押し返したのち根絶やしにしようとした大友家ポジ跡継ぎの代、
別島からの毛利ポジの侵略、
そのいずれもに「戦争を起こしなさい」とそそのかし暗躍する神宮家の影。
という
大きな戦を
終えては起こし、起こしては治め、を繰り返してきたこの大陸で、
老人がほとんど個人で起こしたこの乱ひとつ、
終えたのちの代の者たちが、果たしてこれからと違うこの大陸の姿を作り上げていくことができるでしょうか……?


確かに、
そうした大きな戦を起こしてきた「先代」達はみな身罷り、
次代の者たちも一時暴走気味に走ろうとしていた時期に、誰かにそれをそそのかされていたことを恥じるという経緯を
ほとんどのものが経ているので、
再び安易に国盗りを始めることはないのかもしれません……


一時の平和を得ましたが、一時だけの平和なら何度か得てきたものでもあります。
一つの大きな敵の存在から、今は皆手を携えているように見えますが、
いや、存外に広い大陸です、
全土を平和に、全人を安寧に、をまんべんなく続けることは難しいでしょう。
そうして苦難をこうむった所・人に、再び神宮の介入があれば、
たやすい火種になるのでしょう。
そうなれば、今の平和を生きる人たちに、
それを抑える権利はあるのか、戦うつもりがあるのか。
戦ってしまうのか。


俺たちの戦いは始まったばk(ry





日曜のBoAは
Deli-Treさんの東方同人誌「永啼鳥」シリーズから。

不死王の娘PCの姉として、妹紅さんを出し終えているものの、
その周りの話をまだあまり輸入し終えていなかったのを思い出しまして、

慧音さんをメインにしつつ、
BoA的に「隠されてしまった歴史」の話と
「神に定められた不死」を持っている上位エルフの話を混ぜて。


いやまあ、
最近4版に手を付け始めて、
あらためて「無かったことにされている」ところずいぶん多いなあと思ったのもシナリオのきっかけの一つですけども。


あらすじ。


PC1の見る夢。

400年前、不死王に従いさらなる不死の研究をささげようと躍起になっていた、不死王の第三妃は、
神に、歴史の観測と記憶を義務付けられている、不死人にして上位エルフ「アステエル」の技術に着目し、
彼らの飼う、歴史の編纂能力を持つ「獣」を無理やり手に入れ、
これを一人の、喰いつめの子供に融合させ、自在に操れる従順さと会話能力を与える術式を施した。
「対象が生きていること、死ぬこと」という個人の歴史のレベルから、不死をより強固にするためである。
この子供は、「対象の歴史を喰う」能力を、飢餓を軸にしてに身に着けた「獣」になる。

この「獣」は餓死の際にあったところを救ってもらったために、王妃に従属したが、
王妃の研究を社会的に支えるため、その敵になるものを次から次に「歴史から消し」ていく仕事を
たいへん恐ろしく感じていた。

そのころ、唯一の心の癒しとなっていたのが、
人でなく「地域を崩壊させかねない病」の発生を「なかったことに」する、という
珍しく人道的な能力の使い方をできたときに出会った、PC1との時間である。


その後も「獣」は仕事を続け、
王妃が獣人・精霊・上位エルフといった様々な生物を、とうとう自分の娘≒「不死王の娘」の一人に合成して作成し、
しかしその結果や、ともすれば当時世界中の脅威だった不死王、彼への道筋を「上位エルフに観測されている」ことを知り、
最高の合成生物でありながら「上位エルフの目」になりかねない実の娘を消せと「獣」に命じ、「獣」はそれを行う。
しかし、仮にも「不死王の娘」、歴史改ざんごときでその不死性の全消滅はとてもできなかった。

そうとは知らぬまま、
不死王は勇者に倒され、その都が滅び、

不死王の手先として地上の歴史を荒らした罪を感じながら、100年の余生を過ごしていた「獣」は、
あの時消したはずの「不死王の娘」と再び出会う。

彼女は、苦しんでいる。
母に、壊れた道具として捨てられ、いなかったことにすらされ、誰しもに裏切られながらの100年間、
早く死にたいと早々に思うも、「願いをかなえる」事で評判の、魔法少女量産魔神ですら「不死は殺せないけど道は示せる」くらいの妥協策を出され、
せめて精神を崩壊させれば楽にもなれようと、はやく「魔女」になるべく荒れまわっていた。
この精神ですら、彼女の不死性ゆえになかなか壊れてくれないのだ。

「獣」は、
せめてもの罪滅ぼしにと、
これを最後にと、
歴史食いの術を「彼女の精神の恒常性」を食うというピンポイントな使い方をすることで、
彼女の魂を闇に落とし、安寧な狂気に身を沈ませてやった。
そして、
自分の力がどんな苦しみを生むか改めて恐怖し、
自分自身が存在した歴史を消した。





のだが、
最近、この「不死王の娘」が
魔法少女量産魔神の作成した「堕ちたる魂の住む闇」から復活を遂げてしまった経緯があった。

復活してしまったのでは、
「不死王の娘」のもつ歴史そのものの「不死性」は、いち獣が腹に収めて「なかったこと」にし通せるものではない。

「獣」は、「不死を食った」という消せない記録の不死性に引きずられて
人面牛身の醜いバケモノとなって人界に再び現出してしまい、
喰った「不死王の娘の精神」を嘔吐してしまう。
それに引きずられて、
今までハイデルランドにあった、
今ではほとんど見ることのできない、ハイデルランドの「かつての歴史」が、

上位エルフ「アステエル」たちが、”どこか”に記録しているだろう「なくなったはずの歴史」が、

「獣」の口を通して現出し、
とりわけ人に危険なものは、
猛威を振るい始めてしまう。


不死王を殺しせしめた伝説の剣、
「三つの願いをかなえる魔神オラリス」の入った小箱、
「魔剣カーネイジ」を受け継いでしまった闇墜ち神聖騎士団長ノエル、
アイルハルト伝説と競って人気を博していた英雄譚の主人公「イズクローン」……。



現代のPC2・3たちは、

こうして世界に現出してしまった、
「過去の伝説の亡霊」と、わけもわからず邂逅し、
あるいは、己のことを一言も話さず、「幸運を与えてくれる獣」とだけ言われて市場に流れている「獣」を引き取り、闇に塗れた幸運を授かり始める。

ここから、
全ての歴史をさかのぼるようにして、アクトが始まる。




という順番の
「過去のことが分かっていく」テイストの強いお話。



……夢を見る役のPC1が
話の主軸である「不死王」の息子であり、
シナリオマスコットの「不死王の娘(家族ができたので精神は安定している)」の弟なので、

400年前のタイムラインが、
前世なのか現代見ている予知夢なのかワカラナイまま話が進んでいく、
その幻想感がむしろよかったと言ってもらえました。

牛型の「もー」としか言わないヒロインというのも初めてやった。



「不死王の娘」の戦闘データを
結局PCとしてはまだあんまり使ってないので
たまにこうして敵で出して遊んでみたりしてますが

ちゃんとルールに従ってできた強力な敵データって
何かにつけてこうして再利用することが結構ある。
「前とは違うPC」とか、「前より育ったPC」でもう一度あのボスに会ってみたいというのは
コンピューターゲームならよくありがちなモチベーションにはなりますしね!
うん、だから、うん、
天羅で70個成功してくる敵が復活怪人として出てくるのもモチロン……(吐血)
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